梅雨から梅雨明け時期になると頭を悩ませるのが、雑草対策です。
せっかくお庭にかわいい花が咲いていても、雑草が生えていたらがっかりしてしまいます。
そんな悩みを解決してくれるのが多年草の植物です。
そこでここでは、雑草対策におすすめな多年草の植物をまとめました!
目次
雑草対策に植物を植えるという手も
せっかく庭に小道やちょっとした空きスペースを作っても、そこに雑草が生えたら興ざめですよね。
そこでおすすめなのがグランドカバーです。
グランドカバーとは、「地面を覆う」植物のことで、主に草丈が低く、横に広がるといった性質をもちます。
横に這うように広がって育つほふく性の植物を植えることが多いのですが、フェンスや塀を這うつる性の植物を植えることもあります。
グランドカバーを植えると、雑草が生えにくくなります。
土のまま放置しておくとどうしても雑草は生えやすくなりますよね。
しかし、丈夫なグランドカバーを植えていれば雑草は生えにくくなるのです。
また、グランドカバーの中には生えている雑草を駆逐してしまうほど強いものもあるので、雑草対策にはとても有効なんですよ。
グランドカバーのメリット
その他にも、グランドカバーを植えると多くのメリットがあります。
一つは、管理が楽になるということです。
グランドカバーに使用する植物は、季節の花や植物と違い、手入れする手間があまりかかりません。
常緑のものであれば1年中植えっぱなしでも、水さえ切らさなければ丈夫に育つものが多いのです。
二つ目は、お庭の見栄えが良くなるということです。
土がむき出しになっていたり、あちらこちらと雑草が生えてしまっていたりすると見た目が気になりますよね。
そんな時にグランドカバーを植えることで、気になる隙間や雑草をなくすことができます。
三つ目は、基本的に強い植物が多いということです。
グランドカバーに適した植物には、踏まれても丈夫な耐踏性のもの、日陰でも育つ耐陰性のものなどがあります。
普通の植物ではなかなか育たなかったり増えなかったりする場所でも、育てることができるものがたくさんあります。
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雑草対策にオススメの植物は?
グランドカバーに適した植物には、踏んでしまっても丈夫に育つ植物や日陰でも育つ植物、かわいい花が咲く植物から葉が美しいカラーリーフなど、その種類もさまざまです。
中でも特におススメなのは、多年草の植物です。
多年草の植物は踏まれても丈夫で、土の下に多くの根をはるので、地表の草が枯れていたとしても特に手入れをしなくても新たに芽を出します。
また、開花期にはかわいらしい花も楽しむことができます。
では、グランドカバーにおすすめの多年草植物を5つご紹介します。
ヒメイワダレソウ
ヒメイワダレソウは、草丈は5~10cmで、何も手入れをしなくてもどんどん広がっていくほど繁殖力の強い植物です。
雑草の抑制効果の他、カメムシの発生を抑える働きも持っています。
春から夏にかけてピンクや白の花を咲かせ、お庭にかわいらしさを添えてくれますよ。
エリゲロン
エリゲロンは、草丈は30~60cmで日向から半日陰の環境を好みます。
春から初夏にかけて小さな菊のような細い花びらの花を咲かせます。
花色は、日を追うごとに白からピンクに少しずつ変化していきます。
シバザクラ
シバザクラは、芝のように広がり、桜のような花を咲かせるのでその名がついていますが、桜の仲間でも芝の仲間でもありません。
花色は、白や紫、鮮やかなピンクなど、種類によっていろいろな花色が楽しめます。
ヒメツルソバ
ヒメツルソバは、草丈は5~10cmで、這うように伸びていきます。
葉には暗い紫色のV字型模様があり、秋になるととてもきれいに紅葉します。
初夏から晩秋にかけて花が咲きます。
花の色はピンクで、小さなとげとげしたものが球状に集まった形をしており、とてもかわいらしい花です。
サギゴケ
サギゴケは、草丈は10~15cmで、這うようにして広がります。
3~5月には花を咲かせますが、花色には紫や白、ピンクがあり、鳥のサギのような花姿はとてもかわいらしいですよ。
乾燥が苦手な植物なので、日当たりのよい場所で、乾かないように時々水やりをしてください。
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植物を植える際の注意点
グランドカバーの大半は丈夫で手間なく育ってくれますが、やはり、それぞれ適した環境というものがあります。
無理なく長く育ってくれるような植物を選ぶことが重要です。
そのために注意しておきたいのは、日当たりと気候です。
植えようとしている場所の日当たりはどうでしょうか?
種類によっては、日当たりを好むもの、日陰でも育つもの、柔らかい日の光が好きなものなどがあります。
居住地の気候はどうでしょうか?
花の開花時期などによっては、気候が左右する植物もあります。
見た目の良さで選ぶのも大切ですが、せっかく植えるのであれば、長く手間をかけずに楽しみたいですよね。
それぞれ、条件にあったものを選んでみてください。
最後に、あまりに繁殖力の強いグランドカバーを植えてしまうと、雑草だけでなく他の植物まで駆逐してしまう可能性があります。
一旦植えると駆除が難しいものもありますので、植える前にはチェックしておいてください。