除草剤を使えば、庭の雑草対策はとても楽になります。
しかし、小さな子供がいたりペットを飼っていたりするご家庭では、除草剤の影響を考えるとなるべく使いたくないのではないでしょうか。
そこで、除草剤を使わずに、庭の雑草を除去できる意外な方法をご紹介!
ここでは、庭の雑草除去に家にあるものでできる意外な方法をまとめました。
スポンサードリンク
庭の雑草対策、除草剤以外の方法は?
除草剤を使用して庭の雑草を取り除くことは、小さな子どもやペットがいるご家庭では、不安なことや心配なこともあるのではないでしょうか。
最近市販されている多くの除草剤は、以前のものと比べると、危険な薬剤というイメージは薄くなり、人体への影響もあまりないものが販売されています。
それでもやっぱり心配ですよね。
そんな方には、家にあるもので草むしりや除草が楽になり、除草剤の代わりになるものをご紹介します。
一つは、除草剤の代わりに塩水を撒く方法です。
除草剤用の塩水は、水と塩を混ぜるだけです。
塩水の濃度は3.5%程度、海水とほぼ同じくらいの濃度がいいでしょう。
それより濃い塩水を作りたければ、5%程度を目安にしましょう。
塩水を撒く方法は、雑草を枯らすことにおいてとても効果の高い方法です。
しかし、注意しなければならないことがあります。
それは、塩水には雑草以外の植物や作物をも枯らしてしまうほどの強力な除草効果があるということです。
ですから、取り除きたいものだけが生えている場所でのみ使用しなければなりません。
また、塩は土の中にしみ込むと分解されません。
そのため、その場所に新たな植物を植えても育たないということになります。
さらに、濃度が濃い塩水や、鉢植えなどに塩水を使用すると、雨水によって塩が流れ出ることがないため、塩害になる可能性があります。
塩水での除草をした後、その場所で何かを栽培する予定があったり、枯らしたくない植物があったり、ご近所で作物を栽培していたりといった場合は、塩水を使っての除草は避けましょう。
二つ目は、お湯や茹で汁をかける方法です。
この方法は、地上の雑草を枯らすのに大変有効です。
しかし、土中に深く潜っている根っこなどの根絶は、難しいでしょう。
特に、地下茎や球根などはそのまま残存しています。
また、土壌細菌や微生物までも死んでしまう可能性があります。
そうなると、有機肥料を与えても効率よく分解が行われにくくなってしまうので、他の植物の成長を遅らせてしまう可能性があります。
しかし、とりあえず目に見える部分の雑草だけを除草したい場合には即効性がありますので試してみてください。
除草のためだけにわざわざ熱湯を準備するのも面倒ですので、野菜や麺などの茹で汁を捨てるついでに、雑草にかけるくらいの手軽な方法として考えておくといいかもしれません。
三つ目は、お酢です。
スプレー容器を用意してそこへ酢を入れ、さらに食器用洗剤などを少量混ぜたものを散布します。
この方法だと、塩水やお湯のように、散布後の状況を心配することはありません。
雑草は枯れますし、残留によるその後の被害も特に気になることもありません。
しかし、大きくて背丈の高い雑草には、たくさんの酢が必要となり、地下茎や球根などは残存する可能性もあります。
どの方法が適しているか、使用場所で判断してみてください。
スポンサードリンク
雑草対策の時期はいつからがベスト?
夏場の雑草除去は、最も適さない時期です。
夏場に抜いても、雨が降ればあっと言う間にまた生えてくる雑草。
その成長スピードは凄まじく、どんどん背丈を伸ばしていきます。
また、作業も熱中症などで体への負担は大きなものですし、虫刺されで苦しむことにもなります。
ほとんどの雑草は、3~4月、10~11月にかけて成長します。
そのため、雑草対策は寒くなってからが本番です。
雑草も寒さには弱く、成長も抑えられます。
暖かくなる前に雑草対策を講じておけば、次の春や夏の作業がとても楽になります。
全くなくなるわけではありませんが、夏場になっても気になる雑草を抜くくらいでよくなるでしょう。