こんにちは、チエばあちゃんです。
先日、娘が帰省したときに「お母さん、パンプスが臭くて会社で靴脱げないんだけど…」と相談されましてね。
それを聞いたお隣の奥さんも「私も夏場は気になって仕方ないのよ」って話になったんです。
パンプスの臭いは、自分ではなかなか気づけないのに、周りの方にはしっかり届いてしまうから困りものですよね。
しかも、よかれと思って続けているお手入れが、パンプスの臭いをかえってひどくしていることがとても多いんですよ。
今日は、パンプスの臭い対策でやってしまいがちな5つの失敗と、それぞれの正しいケア方法を、ひとつずつお話ししていきますね。
失敗1|新品パンプスの臭い予防をしていない
パンプスの臭い対策で最も見落とされやすいのが、買ってすぐの下準備なんです。
「まだ一回も履いていないんだから大丈夫でしょ」なんて思っていませんか?
それがそもそもの失敗の始まりですよ。
新品のパンプスは、いわばお肌でいうスッピンの状態。
そのまま履き始めてしまうと、乾いた革が汗や湿気をどんどん吸い込んで、臭いがしみつきやすくなるんです。
まず最初に革用の保湿クリームをうすく塗ってあげることが肝心ですよ。
これだけで革の表面にバリアができて、臭いのつきにくさがまるで変わってきます。
加えて、梅雨や夏場には防水スプレーをひと吹きしておきましょう。
選ぶときはフッ素系のものがおすすめです。
シリコン系と違って革の通気性をふさがないので、蒸れを防ぎながら水分や汚れをしっかりはじいてくれますよ。
スプレーするときは20〜30cmほど離して、一度に厚く吹きつけるのではなく薄く2回に分けてかけるのがコツです。
最近はポンプ式のノンガスタイプも増えていて、換気の難しいお部屋でも使いやすくなりましたね。
失敗2|パンプスの洗い方を間違えて臭いがぶり返す
すでに臭いがしみついてしまったパンプスは、思い切って一度洗ってリセットすることが大切です。
けれどもここに2つ目の落とし穴が待っているんですよ。
それは洗剤のすすぎ残しです。
洗剤が内側に残ったまま乾かしてしまうと、白い跡になるだけでなく、残った成分が雑菌のエサになって臭いがぶり返してしまうんです。
正しい手順をお伝えしますね。
1. ぬるま湯(30〜35℃くらい)に中性洗剤をほんの少しだけ溶かす
2. やわらかいスポンジや布で、表面と内側をやさしくなでるように洗う
3. 洗剤が残らないよう、ぬるま湯を替えながら何度もていねいにすすぐ
4. 清潔なタオルで水気をしっかり押さえてから、風通しのよい日陰で乾かす
直射日光はNGですよ。
紫外線で革が硬化してひび割れの原因になってしまいますからね。
乾かすときは丸めた新聞紙を詰めておくと、型崩れを防ぎつつ湿気も吸ってくれて一石二鳥です。
今は100円ショップでも繰り返し使えるシリカゲルタイプの靴用除湿剤が手に入りますから、一組そろえておくと重宝しますよ。
珪藻土でできた除湿スティックも根強い人気があって、天日干しするだけで何度でも復活するのがうれしいところです。
失敗3|消臭スプレーを「いい香り」で選んでしまう
パンプスの臭い対策に消臭スプレーをお使いの方は多いですよね。
でも、選び方ひとつで消臭効果がまったく違ってくるのをご存じでしょうか。
チエばあちゃんのおすすめは次の3タイプですよ。
・除菌・消臭タイプ(臭いの元になる雑菌そのものを断つ)
・銀イオンや銅イオン配合タイプ(抗菌効果が長く続く)
・柿渋や緑茶カテキン配合タイプ(天然成分ならではの消臭力)
いい香りでごまかすだけのタイプは、靴の臭いと混ざり合ってかえって不快なにおいに変わってしまうことがあるので要注意です。
「無香料で除菌効果のあるもの」を選ぶのがいちばんの近道ですよ。
このごろは靴の中にぽんと入れるだけで消臭と除湿を同時にこなしてくれる竹炭消臭バッグもさらに進化しています。
活性炭にヒノキチオールを加えたものや、備長炭と珪藻土を組み合わせたものなど、選択肢がずいぶん広がりましたね。
また、足に直接塗るタイプの制汗デオドラントクリームも種類が豊富になっていますよ。
朝、足の指の間にさっとひと塗りするだけで汗を抑えて、パンプスへの臭い移りを防いでくれます。
コンパクトなスティック型は持ち運びにも便利で、外出先でのケアにもぴったりです。
失敗4|重曹と10円玉の使い方が中途半端
「なるべくお金をかけずになんとかしたいわ」という方に、チエばあちゃんとっておきの知恵をご紹介しますね。
まずは重曹を使った消臭方法です。
とっても簡単ですよ。
1. 使い古しのストッキングや薄手の靴下に重曹を大さじ3杯ほど入れる
2. 口をしっかり結んで閉じる
3. パンプスの中に入れてひと晩置いておく
たったこれだけで、重曹が湿気も臭いもしっかり吸い取ってくれるんです。
中身は2〜3か月ほど繰り返し使えますし、効果が薄れたら新しい重曹に替えるだけですから、とても経済的ですよ。
役目を終えた重曹はそのままキッチンやお風呂のお掃除に回せますから、最後まで無駄になりませんね。
もうひとつ、10円玉を使う方法もぜひ覚えておいてくださいね。
10円玉に含まれる銅には殺菌作用があって、臭いの原因となる雑菌の繁殖をおさえてくれます。
ところが、ここで4つ目の失敗が起きやすいんですよ。
それは枚数が足りなさすぎること。
1〜2枚ではほとんど効果を実感できませんので、片足あたり10枚ずつ、両足で合計20枚ほどを敷き詰めるようにしてみてください。
入れたあとはひと晩そのまま置いておくと、翌朝にはかなり臭いがやわらいでいるのが分かるはずですよ。
使う前に10円玉をお酢に数分浸して軽く磨いておくと、銅の表面がきれいになって殺菌効果がさらに高まります。
失敗5|足そのものの臭い対策を忘れている
パンプスをどれだけていねいにケアしても、足そのものが臭いの発生源になっていたら元も子もありませんよね。
ここを見落としているのが5つ目の失敗なんです。
いちばん大事なのは、毎日同じパンプスを履き続けないことですよ。
足は一日でコップ約半分もの汗をかくと言われています。
2〜3足をローテーションして、しっかり乾燥させる時間をつくってあげてくださいね。
外出先で足のムレが気になったときは、足用のデオドラントシートでさっとひと拭きするだけでも、ずいぶんさっぱりしますよ。
コンパクトなので、ポーチやバッグのポケットにひとつ忍ばせておくと安心です。
消臭インソールも年々進化していて、抗菌・吸湿・速乾の三拍子がそろったものが手頃な価格で手に入るようになりました。
洗って何度も使えるタイプや、通気孔がたくさんあいていて蒸れにくい構造のものも増えていますから、一枚試してみる価値はありますよ。
それと、意外と知られていないのが深爪や水虫が臭いの原因になるということ。
爪を短く切りすぎて皮膚に食い込むと、そこに雑菌が繁殖して嫌な臭いを発してしまいます。
爪はまっすぐに切ってから角だけ少し整える「スクエアオフ」の切り方がいちばん安全ですよ。
また、足指の間や爪の周辺に水虫がある場合は「イソ吉草酸」という強烈な臭い物質が発生しやすくなります。
セルフケアだけでは改善が難しいですから、気になる方は早めに皮膚科を受診なさってくださいね。
今はオンライン診療に対応している皮膚科もずいぶん増えましたから、お忙しい方でもスマホひとつで相談できて心強い時代になりましたよ。
まとめ|パンプスの臭い対策は「知っているかどうか」で差がつく
パンプスの臭い対策は、正しいやり方をひとつ知っているだけで結果がぐんと変わってきます。
・新品のうちに保湿クリームと防水スプレーでしっかり保護する
・洗うときは洗剤のすすぎ残しに細心の注意を払う
・消臭スプレーは無香料・除菌タイプを選ぶ
・重曹や10円玉は量をたっぷり使って消臭する
・足そのもののケアとパンプスのローテーションも忘れない
どれもちょっとしたひと手間ばかりですけれど、知らないと損をするポイントなんですよ。
よかったら今日からひとつずつ、できることから取り入れてみてくださいね。
あなたの大切なパンプスが、いつまでも気持ちよく履けますように。




