お葬式やお通夜の際の御香典
色々とマナーがありますので、確認しておくといざという時に安心ですよね。
今日は、御霊前の書き方について、
特に中袋ありの場合についてまとめてみました。
目次
ご霊前の書き方 基本は?
御霊前の意味や基本の書き方については、
こちらの記事でまとめていますので
ご参考にどうぞ^^
御霊前 書き方 中袋について
御霊前の書き方を調べているときに、
中袋についての記載があまりない場合が多かったのでまとめてみました。
中袋には、表に金額を、
裏に住所、氏名を記入します。
基本は縦書きですが、
最近はあらかじめ記入欄が設けられているものもあります。
横書きのものは、それに従いましょう。
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御霊前 中袋 金額の書き方
出典:https://calligraphy.ocnk.net/
基本的に、不祝儀袋の金額は難しい漢字を使います。
これは、簡単に書き直せないので、改ざんを防ぐ意味もあるそうです。
数字はこちらをご参考にどうぞ。
1・・・壱
3・・・参
5・・・伍
7・・・七、漆
10・・・拾
1000・・・阡、仟
10000・・・萬
(円・・・圓)
ただし、横書きの記入欄がある袋の場合は、「10,000円」と数字で記入しても問題ありません。
御霊前 中袋も薄墨?ボールペンでもいい?
御通夜や告別式に持っていく不祝儀袋の文字は、薄墨で書くのが一般的です。
でも、これは古い習慣の名残で、今では普通の筆ペンで書く方も結構います。
一番重要なのは、
文字がきちんと読めること!!
なので、薄墨でも上手に文字が書ける方は、中袋も薄墨で書くと良いでしょう。
でも、自信がない方は、中袋はボールペンやサインペンで書いても問題ありません。
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御霊前 中袋 連名の場合の書き方
会社や学校関係など、連名でご霊前を用意する場合もありますね。
この際、外袋には団体名を書きます。
(例:株式会社○○ 営業部一同)
中袋には、代表者の名前と住所を書きましょう。
そして、全員の名前を書いた用紙を、お金と一緒に中袋に入れます。
また、連名の際は中袋の裏面または連盟の用紙に、
「香典のお返し等はご無用に願います」
と書くと、親族の負担を減らせて親切です。
御霊前 中袋 のりづけは必要?
中袋にお金を入れたあと、のりで封をする必要はありません。
何もせずそのままでもOKですが、
折り返した部分に緘 または 〆 と記入する場合もあります。
糊付けすると集計の際に大変ですのでやめておきましょう。
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御霊前 中袋 向きや入れ方は?
中袋に必要事項を記入したら、
忘れずにお金を入れましょう。
お金を入れる向きはこちら。
表から見たときに、お札の顔が裏側、下側になるように入れます。
最後に表袋に包みます。
その際、裏側の折り返し部分は、上側をかぶせるようにします。
※結婚式のご祝儀袋はこの逆で、下側をかぶせるようにします。
覚え方のコツは
「悲しみは受け流す」(香典袋)
「喜びは受け止める」(ご祝儀袋)
これで準備は整うはずです。
忘れ物はない?お葬式の持ち物や服装をチェック
御香典(御霊前)の準備ができたら、そのほかの持ち物や服装もチェックしておきましょう。
マナーを守っておけば、失礼がないので安心です。
お葬式 男性の服装や持ち物
お葬式で男性がまず気を付けたいのは、スーツではなく喪服を着用するということです。
結婚式のように黒いスーツでも代用できると考えがちですが、実は喪服とスーツの違いは一目瞭然。
それは、色の違いです。
お葬式は光物NGなので、喪服は光を反射しにくい素材が使われています。そのため、納骨の際などに外に出ても、スーツは深い黒色に見えます。黒いスーツは漆黒に見える素材が使われているとは限らないため、明るい場所では喪服と色の違いが出てしまいます。
喪服に合わせるのはこちら。
- 白シャツ
- 黒ネクタイ
- 黒いベルト
- 黒い靴下(無地がベター)
男性の場合、持ち物は最低限が良いでしょう。
- ふくさ(香典を入れる)
- 白いハンカチ
- 数珠
- お財布
- 携帯電話
アクセサリーは、結婚指輪以外はしないほうが良いでしょう。
清潔感のある装いで行くのが望ましいですね。
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お葬式 女性の服装や持ち物
女性の場合も、喪服を着ていくのが基本的なマナーです。
女性の喪服はワンピース、ツーピース、スーツタイプなどデザインも豊富ですので、1着持っておくと便利ですね。
価格を抑えたい場合は、しまむらなどでも、一通りそろえることができます。
バッグは黒いもので、キラキラした装飾がついていないものが良いでしょう。
光物はNGなので、エナメル素材も避けたほうが無難です。
また、殺生を連想させるものも避けたいので、皮製品もやめておきましょう。
ストッキングかタイツは必ず着用しましょう。色は黒のほうが良いですが、肌色でも大丈夫です。
パンプスは黒く、光沢のないものを選びましょう。ヒールはあってもなくてもどちらでもよいですが、高すぎるヒールは避けましょう。
アクセサリーは、必要最低限にします。結婚指輪だけでもOKです。
ピアス、ネックレスをする場合は、涙を連想させるパールが良いでしょう。
キラキラ光るもの、揺れるデザインは避けましょう。