見た目が気持ち悪いのと、強烈なにおいで嫌われもののカメムシ。年によっては大量発生して、窓の隙間から入り込んできて大騒ぎになることもある知恵ばあです。
今回は、カメムシが大量発生する原因や理由は?地震や大雪の前兆ってホントなのか、ご紹介していきます。
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カメムシが大量発生する理由
カメムシが大量発生する理由は主に2つあります。
理由1.空き地が近くにある場合。
カメムシは、つる性の植物の葉の裏に卵を産み育てます。空き地にはカメムシが好む草や植物が多く生えています。
その空き地が広ければ広いほど、雑草も多いということになりますので、それだけ大量発生する原因につながります。
理由2.終戦後の拡大造林
戦後事業として国が行ってきた杉や檜の拡大造林は、カメムシが好む木です。その木にカメムシが発生してしまったのです。
拡大造林のない戦前までは、カメムシも自然の量で育っていたので、ここまで多くいませんでした。これらの木が増量するにしたがって、カメムシも増えてしまったといわれています。
では、カメムシは何月ごろに大量発生するのでしょうか?
それは、10月ごろです。
この時期に大量発生する原因のひとつに、餌となる植物の発生している種類が、例年より多いことが挙げられます。
この頃の気温などの環境も、カメムシにとってはちょうど良いため、秋ごろまでにカメムシの生存率が高ければ高いほど、大量発生する原因となります。
また、秋はまさにカメムシが越冬場所を探し求めている時期!
家の中や家の壁の隙間、床下など、人間の生活空間にはカメムシが越冬するのに最適な場所がたくさんあります。
特に、南向きの日当たりの良い部屋は、カメムシが好む場所です。アパートなど、3階程度の家ならカメムシは飛んでやってきます。
また、窓を閉め切っていても、2mm程度の隙間があれば侵入可能です!恐ろしい!
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カメムシの臭い対策、家に入れないためには?
カメムシは、驚いたり身の危険を感じると、あの強烈な臭いを放ちます。
洗濯物を取り込む際には、カメムシが付いていないかチェックしましょう。もし付いていたら、刺激を与えないようそっと払います。
また、カメムシの侵入経路をチェックし、塞いでおきましょう。注意するのは、窓の隙間やエアコンなどの器具、換気扇などです。
そして、ミントや竹酢など、カメムシが嫌う臭いを侵入しそうな場所に置いておくのも効果的です。
もし、カメムシを発見した場合、どうすればいいでしょうか?
一番は、紙やティッシュなどにカメムシを追い詰め、外に逃がすのが効果的です。
どうしても駆除したい場合は、ガムテープを使ってカメムシを包み、それごと丸めてビニール袋などに入れて捨てます。虫の苦手な人ならば、凍らせる殺虫剤が有効的です。凍らせたら、すばやく袋にティッシュごと入れて捨てます。
駆除の際、掃除機で吸い取るといったようなことは絶対にしないでください!
嫌な臭いが掃除機に充満し、掃除機をかけるたびにあの嫌な臭いが部屋中に広がることになります!大惨事です。
カメムシ大量発生は地震や大雪の前兆?
カメムシが大量発生すると、地震が起こったり大雪が降ったりするといわれています。
そういわれる根拠には、過去にカメムシが大量発生した数か月後に阪神大震災や東日本大震災などの大震災が起こったという事実があったからです。
しかし、カメムシは大量発生する年としない年を繰り返しているので、たまたま大量発生した年と大震災の起こった年が重なったようです。カメムシが大量発生したから地震が起こるという根拠は全くありません。
ちなみに大雪も同様で、その年に多く雪が大量に降っただけで、カメムシの大量発生と偶然重なったようです。
このようなことが伝えられたのは、ネットの掲示板への書き込みの拡散が要因です。
しかし、スギ花粉の多い年は、カメムシが大量発生する確率が高いようです。スギ花粉が多いということは、カメムシの餌となる球根が多くなるということですので、一概に噂であるとはいえませんね。
なにはともあれ、カメムシは見た目だけでなく臭いも厄介。さらに洗濯物に卵を産み付けられたという情報もありますので、家の周りで大量発生した場合は、対策をしたほうがよいですね。
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