こちらの記事では、マダニに犬が噛まれた際の取り方や、対処方法についてご紹介します。
ダニはダニでもマダニといって、動物の血を食料として生きているダニがいることをご存知ですか?家にいるダニとは種類が異なり、その大きさも3mmから20mmとかなり大型です。
イエダニは、噛まれても感染症までの病気は起こしませんが、ペットがマダニに噛まれると、貧血や皮膚炎などを起こしたり、マダニを媒介とした感染症の症状を引き起こすことがあります。大切なペットをマダニの危険性から守ってあげたいですよね。
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ペットのマダニ対策
出典:https://nekochinkun.c.blog.so-net.ne.jp
マダニは草むらに生息しています。愛犬が散歩をしている際、マダニの生息する草むらに入ると、マダニが愛犬の体に付き、吸血して繁殖していきます。
では、散歩をしなければいいの?というわけにも行きませんよね。お散歩が大好きな犬や猫に、草木や茂みに近寄らせないなんてことは不可能でしょう。
そこで効果的なのが、「フロントライン」というペットにマダニがつかない忌避剤を使用することです。これはノミやダニが嫌がる薬剤を動物の表皮に塗布します。薬剤1回分で約1000円ほど、マダニには約1ヶ月ほどの効果があります。
マダニは、多くは5月から9月の間に発生しますが、季節に関わらず1年中活動しています。ですから、できれば継続して使用することが大切です。
しかし、ペットの中には薬に対してアレルギー反応を起こしてしまう犬もいるようです。そういった場合にはマダニ用の虫除けスプレーを利用するのがおすすめです。無添加やハーブといった、ペットにやさしい仕様のものもあるようです。
ただし、くれぐれもダニ用とマダニ用との表示を間違わないようにしてくださいね。
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お散歩後にマダニチェックを
ペットがマダニに噛まれてしまった場合、さまざまな症状を引き起こします。早ければ、咬まれてから数時間で症状が出ることも!
そのため、散歩から帰ってきたら、マダニがペットに付着していないかチェックしましょう。マダニはかなり大きいダニです。目の細かいブラシで体全体をブラッシングしてあげてください。
マダニは、目、鼻、耳のあたり、胸、内股、おしりといった、毛の少ない部分に寄生していますので、その辺りは特に念入りにチェックします。軽く噛みついているようであれば、ブラッシングで取ることができます。
マダニを発見した時は、すでに感染症のウイルスが体内に入り込んでいる可能性も考え、念のため動物病院へ連れていくことをおすすめします。
マダニに噛まれた時の対処法
ペットがマダニに噛まれていたら、まず動物病院へ連れて行くことが一番です。しかし、すぐに病院へ連れていけない時だってありますよね。そんな時にマダニを取り除く方法があります。
マダニは噛みつくと同時にセメントのように固まる体液を出します。もし無理やり取り払おうとすると、マダニの口の器官が体内に残ってしまい、ペットの皮膚が化膿したり炎症を起こしてしまう可能性があります。なので、マダニの器官がペットの体に残らないよう、丁寧にピンセットで取り除きましょう。
まず、お酢またはアルコールをコットンなどに染み込ませ、マダニに軽く当てます。しばらくすると自然にマダニが口を離すので、ピンセットで取り除いてください。取れたマダニはガムテープでくるみ、廃棄してくださいね。
マダニを潰してしまうと、卵をまき散らす可能性があって危険です。マダニを取る専用のピンセットも販売されているようですので、噛まれやすい場合は日頃から準備しておくのもいいですね。
大切なペットがマダニ感染症にならないよう、注意してあげましょうね。
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