先日、お隣の奥さんが庭仕事をしていて「チエさん、この毛虫触っても大丈夫かしら?」と聞いてきたんですよ。
慌てて「絶対に触っちゃダメよ!」と止めたんですが、あとで聞いたらチャドクガの幼虫だったんです。
あのまま触っていたらと思うと、本当にぞっとしました。
日本には、身近な場所に毒を持った危険な虫がたくさん潜んでいるんですよ。
庭いじりやお散歩、キャンプなど、自然と触れ合う機会がある方は知っておくだけで身を守れることがたくさんあります。
初めて虫の被害に遭うと焦ってしまうものですから、今日はチエばあちゃんが、危険な虫の見分け方と対処法を順番にお伝えしますね。
ステップ1:庭仕事で要注意!チャドクガの見分け方と対策
まず最初に気をつけてほしいのが、チャドクガです。
本州以南の日本各地に生息していて、ツバキやサザンカなどツバキ科の植物が大好きなんですよ。
幼虫の体には目に見えないほど細かい毒針毛が生えていて、直接触らなくても、木の下を通っただけで毛が風に乗って肌につくことがあるんです。
触れてから数時間で赤く腫れあがり、強い痒みが出ます。
2回目以降はアレルギー反応が起きやすくなり、全身の痒みや発熱、めまいが出ることもあるんですよ。
庭にツバキ科の木がある方は、春と秋に葉の裏をこまめにチェックしてみてくださいね。
ステップ2:夏〜秋は最大級の警戒を!オオスズメバチの危険性
日本のどこにでもいるオオスズメバチは、ハチの中で最も大きく、毒も攻撃性も最強クラスです。
特に8月から10月にかけて攻撃的になり、刺傷事故が多発します。
刺されるとズキンズキンと激しい痛みが走り、アナフィラキシーショックを起こすと呼吸困難から命に関わることもあるんですよ。
黒い服や甘い香りの香水はハチを刺激しやすいので、山や公園に行くときは避けてくださいね。
巣を見つけても絶対に近づかず、すぐに自治体や専門業者に相談しましょう。
ステップ3:草むらに潜むアカカミアリの集団攻撃に備える
アカカミアリは、赤茶色の体をした3〜5mmほどの小さなアリです。
土がむき出しの裸地や草地など、開けた場所に巣を作ります。
恐ろしいのは集団で何度も刺してくるところで、刺された患部は水泡状に腫れあがり激しい痛みを伴います。
毒のアレルギー反応でアナフィラキシーショックを起こす危険もありますから、公園の土の上に座るときはよく周りを確認してくださいね。
ステップ4:登山・キャンプで気をつけたいヤマビルの対策
全国の山間部に生息するヤマビルは、最大8cmにもなるヒルです。
ヒルジンという血液を固まりにくくする物質を出しながら、ギザギザの歯で噛みつき吸血します。
痛みを感じにくいので、気づいた時には大量に出血していることも珍しくありません。
山に入るときは、長袖・長ズボン・首元のタオルで素肌を出さない服装が一番の予防になりますよ。
市販のヒル除けスプレーも効果的ですから、ぜひ活用してみてくださいね。
ステップ5:日本最強の毒グモ・カバキコマチグモを知っておく
あまり名前を聞いたことがないかもしれませんが、カバキコマチグモは日本に生息するクモの中で最も強い毒を持っています。
体長わずか1cmほどの小さなクモで、イネ科の植物の葉をくるりと丸めた巣が目印です。
黒くて大きな顎を持ち、噛まれると激しい痛み・嘔吐・頭痛・発熱が起こり、ひどい場合は呼吸困難になることもあります。
痛みは2〜3日から長いと2週間ほど続くこともあるんですよ。
草むらで丸まった葉を見つけても、むやみに開かないようにしてくださいね。
ステップ6:もし刺されたり噛まれたりしたときの応急処置
万が一、毒虫の被害に遭ってしまったときは、まず患部を流水で洗い流すことが大切です。
毒針毛の場合はガムテープで肌に残った毛を取り除き、こすらないようにしましょう。
ハチやアリに刺された場合は、ポイズンリムーバーがあれば毒を吸い出してください。
息苦しさやめまい、じんましんが出たらアナフィラキシーの可能性がありますから、迷わず救急車を呼んでくださいね。
「たかが虫刺され」と放っておくと重症化することもありますから、少しでもおかしいと感じたらすぐに病院で診てもらうのがチエばあちゃんからのお願いです。
怖い話ばかりになってしまいましたけれど、知っていれば怖がりすぎなくて大丈夫ですよ。
お出かけ前にちょっと思い出してもらえたら、きっとあなたの身を守る力になりますからね。




