こちらの記事では、左手、右手の指がしびれる原因は病気?何科に行く?についてご紹介します。
手の指のしびれは、若い年代の人、年配の人、誰にでも起こる症状の1つです。しかし、そのしびれには、ただの単発的なしびれなのか、もしかしたら病気が隠されているのか、どちらなのか判断に苦しむ時もあり、不安になってしまいますよね。
目次
左手、右手の指がしびれる原因は?
手の指の動きが無かったら私達の生活は成り立たなくなります。毎日何も気にせずに使っている指ですが、いざ使えなくなると、生活は一変してしまいますね。その重要な手の指がしびれてしまうと、不安になってしまうのも当然です。手の指のしびれの原因を追究したいと思います。
単発的な指のしびれの原因
まず始めに、心配の少ない単発的な指のしびれの原因を紹介します。
「血行不良」
血行不良によるしびれの場合は、血管を圧迫して起こります。長時間の正座経験のある人は、同じ感覚になるのでわかりやすいと思います。足のしびれを経験したことのない人も、血行不良が原因の手の指のしびれの場合は、圧迫を開放する事でしびれは徐々に改善されていくので心配はいりません。
しかし、圧迫を解いてもまだしびれている場合は、ストレスで自律神経が乱れている可能性もあるので、ストレスを溜め込まないように心がけましょう。
「指神経麻痺」
この病気は、指の神経に継続的に刺激があたることで、しびれを発症します。この症状が現れる人の多くは、同じ動作をし、同じ場所に圧迫を加えている人が起こりやすいです。
例えば演奏関係の人、ドライバー、身近なところで例えると主婦の方なら包丁を握っている時、学生の人ならボールペンを強く握った時などにしびれの症状が出る場合は、指神経麻痺の可能性があります。
見分ける方法は、しびれのある方の指から手首のほうに押していき、どこか一点押した時にしびれが現れた場合は、その部分を継続的に圧迫しているのが原因です。原因を取除くことで、しびれは改善されます。
「手根官症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)」
手根官症候群は、手首にある手根官の中を通っている神経が圧迫されることで、手の指にしびれがでる症状のことをいいます。原因は未だわかっていませんが、女性ホルモンや甲状腺、糖尿病とも関連しているとも言われています。
手根官症候群の特徴は、親指から薬指の内側半分にのみしびれがあったり、手の平はしびれるが手の甲にはしびれがないなどがあります。
病気が疑われる手指のしびれ
ここからは、神経を圧迫っすることでしびれを起こすのではなく、病気の症状として手の指のしびれがある場合を紹介します。
「脳梗塞」
脳梗塞は脳の血管が詰まってしまい血液が巡らなくなり起こる病気です。血管が詰まった部分によっては、手の指がしびれを起こすときもあります。
特徴は、しびれの症状は両側に出ず、片方のみに現れ、それに伴い頭痛や吐き気、言語障害が現れたら直ちに病院を受診してください。
「脳腫瘍」
早朝に頭痛、手足のしびれが有り、徐々にしびれが強くなる場合は、脳にできた腫瘍が圧迫している可能性があります。
吐き気や視覚障害も生じる時があります。
手指のしびれ、病院は何科?
手の指のしびれの多くは神経の圧迫によるものだと考えられます。圧迫によるしびれは、日頃の行動をもう一度見定めてケアできる部分はケアすることで改善できます。それでもまだしびれが改善されない場合は整形外科の受診をおすすめします。
脳の病気で起こるしびれは一刻を争う場合がありますので、早急に脳神経外科を受診してください。心当たりがある方は、過信せずに家族にも相談してみましょう。