みなさんはお腹が空いているときに、胃が痛くなることはありますか?
日本人は元々、胃腸が弱い体質だと言われていますが、何も食べていないときに痛くなるのは原因があります。今回はその原因と解消法について書いていきます。
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お腹が空いて胃が痛くなる原因
人は食べ物が胃に入ると、胃の中に胃酸が分泌されて食べ物を消化したり、栄養を吸収します。
胃が空の時は分泌されない胃酸ですが、飲酒や脂っこいものを食べた影響によって胃が空っぽでも胃酸が分泌される事があります。それにより、胃壁細胞が炎症を起こし痛みが出るのです。
これを「胃酸過多症」といいます。
胃酸過多症は、ストレスなどの精神的な問題があるときでも発症する場合があります。
特徴的な症状としてあげられるのは、
〇食後2~3時間経っても胃酸を分泌し胃壁がダメージを受ける。
〇食事の前になると痛くなり、食欲がなくなる。
これらの特徴があります。
どちらも胃が空の時に胃酸が出ることにより、胃壁が溶かされ炎症を起こしています。タバコやお酒、炭酸飲料、コーヒーなどの刺激物も胃酸の分泌を促していると言われています。
また、人は社会で過ごしていく中で日々ストレスと闘っています。このストレスが溜まってしまうと、「胃酸過多症」が発症しやすくなり、そこから十二指腸潰瘍や胃潰瘍などに繋がっていくことがあります。
こうならないためにも、解消法や対策を知っておくことが大切です。
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空腹時の胃痛の解消方法
まずは、何が原因で「胃酸過多症」になっているのか考えましょう。ストレスが原因なのか、病気なのかにより、対処法は変わってきます。
原因の種類によって処方する薬も違うので、病気の疑いがある場合は病院へ行ってお医者さんに診てもらいましょう。
基本は胃酸の分泌を抑える薬と、胃壁の粘膜を保護する薬がもらえるかと思います。
数日経って、胃の痛みが治るなら心配はいりません。胃が痛いと思ったら、消化の良い食事を摂るようにし、刺激物を控えていれば自然に治っていきます。
しかし、数週間にわたって痛みがあるようでしたら、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の可能性があります。この場合はすぐに内科の受診をしましょう。
まとめ
空腹の時に胃が痛くなるというのは、必ず何か原因があります。その原因は食生活なのかもしれませんし、内臓系の炎症や病気なのかもしれません。
また、精神的な疲れでも、胃が痛くなる事があります。
普段の生活を見直してみて、自分で解消できるようなことでしたら、今日から始めましょう。
食事の栄養をバランス良く摂るようにしたり、お酒、タバコを控えたりすることが大切です。
またストレスが原因の場合は、友達と気晴らしに遊びに行ったり、ご飯を食べに行って話をするだけでも発散出来ると思います。
それでも胃が痛いのが治らない場合は、病院へ行き検査をしてもらいましょう。今は胃カメラですぐに原因がわかるそうです。
胃に違和感を覚えたら、一度病院へ行ってみてはいかがでしょうか。
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