先日、娘が久しぶりに孫を連れて遊びに来たんですけどね、開口一番「お母さん、夜泣きがひどくて全然眠れない…」って疲れた顔をしていたんですよ。
ああ、この悩みはいつの時代も変わらないんだなぁと思いました。
赤ちゃんの夜泣きに悩んでいるあなたも、きっと毎晩ヘトヘトになっていることでしょう。
でもね、夜泣きには科学的な理由があって、正しい対策をすれば必ず楽になる時期が来るんですよ。
今日は、夜泣きのピーク時期から具体的な対策まで、ステップごとにお伝えしていきますね。
ステップ1:赤ちゃんの夜泣きの原因を科学的に理解する
まず最初に知っておいてほしいのが、赤ちゃんが夜泣きをするのは脳の発達と深い関係があるということなんです。
赤ちゃんの脳は生まれてから猛スピードで成長していて、日中に受けた刺激を夜の睡眠中に処理しているんですね。
大人の睡眠は「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」が約90分周期で繰り返されますが、赤ちゃんの場合はこの周期がまだ約50〜60分ととても短いんです。
しかも、眠りの浅いレム睡眠の割合が大人の約20%に対して、赤ちゃんは約50%もあると言われています。
つまり、眠りが浅くなるタイミングが多いぶん、ちょっとした不快感や不安で目が覚めて泣いてしまうんですね。
さらに、赤ちゃんの体内時計(サーカディアンリズム)は生後3〜4ヶ月頃からようやく整い始めると言われています。
それまでは昼と夜の区別がまだはっきりしていないので、夜中に目が覚めてしまうのはごく自然なことなんですよ。
「うちの子だけがおかしいのかしら」なんて思わなくて大丈夫ですからね。
ステップ2:夜泣きのピーク時期を知っておく
では、赤ちゃんの夜泣きのピークはいつ頃なのでしょうか?
小児科の研究や多くのママ・パパの経験をまとめると、一般的に次のような傾向があるんです。
【生後6ヶ月〜1歳頃】が第一のピークと言われています。
この時期は脳の発達が著しく、寝返りやハイハイなど運動機能も急成長するため、脳が興奮しやすいんですね。
また、人見知りや分離不安が始まる時期でもあるので、夜中にママがそばにいないと感じて泣いてしまうこともあります。
【1歳半前後】が第二のピークになることも多いんですよ。
この頃になると授乳で落ち着かせるのが難しくなってきますし、自我が芽生え始めることで、夜中にぐずりが強くなることがあります。
ただし、夜泣きの時期や程度にはとても個人差が大きいということも覚えておいてくださいね。
生後2〜3ヶ月から始まる子もいれば、2歳を過ぎてから急に夜泣きが出る子もいます。
我が家の場合は、娘が1歳前の頃がいちばん激しくて、毎晩のように抱っこで部屋中を歩き回っていたのを覚えていますよ。
でも、多くの場合は2歳〜2歳半頃までには自然と落ち着いてくるので、どうか安心してくださいね。
ステップ3:生活リズムを整えて夜泣きを予防する
夜泣きの対策として、まず取り組んでいただきたいのが赤ちゃんの生活リズムを整えることです。
これには科学的な裏付けがあるんですよ。
私たちの体には「体内時計」があって、朝の光を浴びることで「メラトニン」という睡眠ホルモンの分泌リズムがリセットされます。
赤ちゃんも同じで、毎朝決まった時間に起こして朝日を浴びさせることで、夜に自然とメラトニンが分泌されて眠くなる体のリズムが作られるんです。
具体的には、次のことを心がけてみてくださいね。
- 朝は7時頃までにカーテンを開けて光を入れる
- 午前中にお散歩や外遊びで体を動かす
- お昼寝は15時頃までに切り上げる(長くても2時間程度)
- 夕方以降は激しい遊びを控えめにする
- 夜は20時頃を目安に寝室を暗くする
昔から「早寝早起き」と言われてきましたけれど、これは本当に理にかなったことだったんですね。
ステップ4:寝る前の環境づくりで睡眠の質を上げる
赤ちゃんがぐっすり眠れるかどうかは、寝る前の環境づくりがとても大切なんです。
まず、寝室の温度と湿度を確認してみましょう。
赤ちゃんにとって快適な室温は、夏場で26〜28℃、冬場で20〜23℃が目安です。
湿度は50〜60%くらいが理想的ですよ。
赤ちゃんは体温調節がまだ未熟なので、暑すぎたり寒すぎたりすると眠りが浅くなってしまうんです。
それから、寝る30分〜1時間前からは部屋の照明を暖色系の薄暗い光に切り替えるようにしてみてください。
明るい光、特にスマートフォンやテレビのブルーライトはメラトニンの分泌を抑えてしまうことが分かっています。
寝かしつけの時間帯は、テレビを消して静かな環境を作ってあげましょうね。
「入眠儀式」を作るのもおすすめですよ。
例えば、お風呂に入る→パジャマに着替える→絵本を読む→子守歌を歌う、というように毎晩同じ流れを繰り返すことで、赤ちゃんの脳が「もう寝る時間だな」と認識するようになるんです。
これは「条件づけ」と言って、赤ちゃんの安心感にもつながりますよ。
ステップ5:夜泣きが起きた時の具体的な対処法
どんなに準備をしても、夜泣きが起きてしまうことはあります。
そんな時に試してほしい科学的にも効果が認められている対処法をお伝えしますね。
①まずは少し様子を見る(1〜2分)
赤ちゃんが泣き始めたら、すぐに抱き上げるのではなく、1〜2分ほど様子を見てみましょう。
寝ぼけて泣いているだけで、そのまままた眠りに戻ることもあるんですよ。
②やさしくトントンする
抱き上げずに、背中やお腹をゆっくりトントンしてあげましょう。
一定のリズムで触れることで、赤ちゃんの副交感神経が優位になり、落ち着きやすくなります。
③抱っこでゆらゆら揺れる
それでも泣き止まない時は、抱っこしてゆっくり揺れてあげてください。
2022年に理化学研究所が発表した研究では、赤ちゃんを抱っこして5分間歩くと泣き止みやすく、その後5〜8分座ったまま抱っこし続けてから寝かせると成功率が上がるということが科学的に確認されています。
④思い切って環境を変える
どうしても泣き止まない時は、ベランダに出て外の空気に当てたり、少しドライブに出かけたりするのも一つの方法です。
車の振動や外の空気で気分が切り替わって、スーッと眠ってしまうこともありますよ。
⑤ホワイトノイズを試す
換気扇の音やテレビの砂嵐のような「ホワイトノイズ」は、赤ちゃんがお腹の中で聞いていた血流の音に似ていると言われています。
スマートフォンのアプリやスマートスピーカーで簡単に流せるので、よかったら試してみてくださいね。
ステップ6:ママ・パパ自身のケアも忘れずに
最後に、いちばん大切なことをお伝えさせてくださいね。
それは、ママやパパ自身の体と心を大切にすることです。
夜泣きが続くと睡眠不足になって、イライラしたり気分が落ち込んだりするのは当然のことなんですよ。
「自分はダメな親だ」なんて絶対に思わないでくださいね。
できることなら、パパと交代で夜泣き対応をしたり、日中に赤ちゃんと一緒にお昼寝をしたりして、少しでも休める時間を確保しましょう。
昔は「ワンオペ育児」なんて言葉はありませんでしたけれど、今は自治体の子育て支援センターやファミリーサポートなど、頼れる場所がたくさんありますよ。
知恵ばあも娘の赤ちゃんをお昼寝で寝かしつけていたはずが、気がついたら自分のほうが先にぐっすり眠っていた…なんてことがよくありました(笑)
夜泣きは必ず終わりが来ます。
今はとても大変な時期だと思いますが、振り返ってみれば「あの頃は大変だったねぇ」と笑い話になる日がきっと来ますよ。
一人で抱え込まず、周りの人の力も借りながら、この時期を乗り越えていきましょうね。




