熊本地震の際、フィンランドからの支援物資「液体ミルク」が話題になりましたよね。断水が長時間続いたことで、赤ちゃんにミルクが与えられない時に支援された液体ミルクはママ達の強い味方になりました。その後、政府に液体ミルクの解禁を求め署名活動も活発になっています。
液体ミルクに含まれている添加物など安全性についてまとめます。
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液体ミルクってどんなミルク?安全?添加物などは?
液体ミルクは、日本では馴染みがないので、知らない人も多いと思います。
しかし、海外では赤ちゃんに与えるミルクとしては一般的です。
正式名は「乳幼児液体ミルク」といい、粉ミルクのようにお湯で溶かす手間もいらず、そのまま赤ちゃんに与えることができるミルクです。
海外では主に紙パックやペットボトルで販売されているようです。
液体ミルクはとても便利なようですが、赤ちゃんに与えるものなので、ここは慎重に安全性なども調べてみたいと思います。
まずはどうしても気になってしまう「添加物」についてです。
液体ミルクを調べてみると、日本では認められていない「亜セレン酸ナトリウム」が配合されているものがありました。
海外では許可されているのですが、日本では許可されていません。
ただ、海外だとしても赤ちゃんに与えるものなので、害がない添加物だと思います。
でも、気になる人は購入する前に確認しておくのがいいでしょう。
日本で許可がない添加物は配合されていますが、保存料は入っていないようです。
安全性においても、調べてみるとビックリするぐらいキッチリしています。
まずミルクに使われている水ですが、滅菌水(防腐防止のため)を使っています。
さらに、無菌状態で製造し個々に密封して販売するので、安全性に加え衛生的にも二重丸になっています。
粉ミルクも一見清潔な気がしますが、哺乳瓶の洗浄不足やお出掛け時に持って行くお湯にしても、完全に菌が発生していないという確証がありません。
それに比べ液体ミルクは、封を開けて専用の吸い口を付けるとそのまま飲ませられるので、衛生面では勝っていると感じました。
どうして液体ミルクは日本では販売していないの?
液体ミルクをドラッグストアーなどで見たことがありません。
これだけ便利で衛生的なミルクなのだから、販売したら大人気商品になると思うのですが、どうして販売されていないのでしょうか?
それには理由がありました。
国で定められた食品衛生法に関係があります。
日本では、乳幼児に与えるのは「粉乳」のみになっているからです。
食品衛生法上の規定が不十分なため、日本では製造・販売ができないようになっています。
他にも、液体ミルクを製造するには生産や流通のコストが高くなってしまうため、メーカーでは採算が合わないと考えているのも理由の1つになります。
液体ミルクも解禁に向けて動いている?
日本で液体ミルクが話題になったのが、上記でも紹介しましたが熊本地震の時です。
災害時の赤ちゃんの栄養の確保として日本でも製造・販売できるように署名活動も高まり、政府も解禁に向けて検討しているいいます。
業界団体に向けて液体ミルクの安全性の試験データーを集めるように支持しているようです。
ただ、安全面がクリアーし製造の許可がおりても、メーカーが消極的な考えをしていると販売も遅くなってしまうかもしれないですね。
しかし、液体ミルクはお母さん達にとっては、とても有り難い商品になるので、日本でも商品化して欲しいですよね!
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