先日、娘が深刻そうな顔で電話をかけてきたんですよ。
「うちの子、もう6歳なのにまだおねしょが治らないの…」って。
夜尿症のことで悩んでいるお母さん、お父さんは本当に多いんですよね。
実はチエばあちゃんの孫も小学校に上がってからもしばらくおねしょが続いていたことがあったんです。
だから気持ちはよくわかりますよ。
今日は、6歳を過ぎてもおねしょが治らないときの原因と、家庭でできる夜尿症の改善策をお伝えしますね。
やりがちNG:おねしょを叱ったり焦ったりしていませんか?
お子さんのおねしょが続くと、つい「またやったの!」と声を荒げてしまったり、「いつになったら治るの?」と焦ってしまったりしますよね。
でもね、これが実は一番やってはいけないことなんですよ。
夜尿症は、寝ている間に起こることですから、お子さん自身の意志ではどうにもできないんです。
叱ったりプレッシャーをかけたりすると、お子さんの心理的なストレスが大きくなって、かえって夜尿症が悪化してしまうことがあるんですよ。
チエばあちゃんの時代にも「夜中に起こしてトイレに連れて行けばいい」なんて言う人がいましたけれど、これも実はNGなんです。
無理に起こすと睡眠のリズムが崩れて、抗利尿ホルモンの分泌がうまくいかなくなってしまいますからね。
正しい知識:夜尿症の原因を知れば安心できますよ
まず知っておいてほしいのは、5歳を過ぎても週2回以上のおねしょが3か月以上続く状態を「夜尿症」と呼ぶということです。
日本泌尿器科学会でもそう定義されているんですよ。
夜尿症の主な原因は、大きく分けて次の3つです。
1つ目は、夜間の尿の量が多いこと。
私たちの体は夜になると「抗利尿ホルモン」というものが多く分泌されて、おしっこの量を減らしてくれるんです。
ところが夜尿症のお子さんは、このホルモンの分泌リズムがまだ未熟で、夜間に作られる尿の量が多くなってしまうんですね。
2つ目は、膀胱の容量がまだ小さいこと。
成長途中のお子さんの中には、夜間に十分な量の尿を溜めておけないケースがあります。
これも体の発達とともに改善していくものなので、心配しすぎなくて大丈夫ですよ。
3つ目は、心理的なストレスです。
半年以上おねしょがなかったのに突然また始まった場合は、お子さんが何かストレスを抱えているサインかもしれません。
環境の変化や人間関係など、お子さんの気持ちに寄り添ってあげてくださいね。
夜尿症を改善する5つの家庭でできる具体策
では、家庭で今日からできる夜尿症の改善策を5つお伝えしますね。
チエばあちゃんが娘にも教えた方法ですよ。
① 夕食以降の水分は「寝る2〜3時間前」までに済ませる
夕食の汁物を少なめにして、寝る前のガブ飲みを避けるだけでも違いますよ。
ただし、日中はしっかり水分を摂らせてあげてくださいね。
昼間に十分な水分を摂ることで、夜の飲みすぎを防げるんです。
② 塩分の摂りすぎに気をつける
塩辛いものを食べるとのどが渇いて、つい水分を多く摂ってしまいますよね。
夕食はなるべく薄味を意識してみてくださいね。
③ 体を冷やさない工夫をする
体が冷えると膀胱が縮んで尿を溜めにくくなるんです。
寝る前にゆっくりお風呂に入って体を温めてあげましょう。
冬場は腹巻きやレッグウォーマーもおすすめですよ。
チエばあちゃんの孫にも、手足が冷たくないか寝る前に必ず確認していたものです。
④ 規則正しい生活リズムを整える
早寝早起きと三食きちんとした食事は、自律神経を整える基本です。
夜更かしをするとホルモンバランスが崩れて、抗利尿ホルモンがうまく分泌されなくなってしまいますからね。
休日もなるべく同じ時間に起きるようにすると効果的ですよ。
⑤ 寝る前のトイレを習慣にする
「おやすみ」の前に必ずトイレに行く習慣をつけましょう。
焦らせず、ゆったりした気持ちで「トイレ行っておこうね」と声をかけてあげてくださいね。
それでも夜尿症が治らないときは?病院に相談するタイミング
ここまでの改善策を2〜3か月試しても変化が見られないとき、または小学校に入学してもおねしょが続いている場合は、小児科や泌尿器科に相談してみてくださいね。
最近の医療では、夜尿症の治療法もずいぶん進んでいるんですよ。
抗利尿ホルモン薬(デスモプレシン)の処方や、おねしょアラームを使った治療法など、お子さんに合った方法を提案してもらえます。
治療を受けたお子さんの多くは、自然に治るのを待つより早く改善しているというデータもあるんです。
また、昼間にもおもらしがある場合は、膀胱や腎臓に別の原因が隠れていることもありますので、早めに受診されることをおすすめしますよ。
おねしょで一番大切なのは「焦らない・叱らない・起こさない」
最後にチエばあちゃんから一番大切なことをお伝えしますね。
夜尿症の改善で昔から言われている合言葉があるんです。
それは「焦らない・叱らない・起こさない」の3つ。
夜尿症は多くの場合、成長とともに自然と治っていくものです。
小学生の約10%、つまりクラスに3〜4人はいると言われているくらい、珍しいことではないんですよ。
お子さんが一番つらい思いをしているのは、実はお子さん自身なんです。
「大丈夫だよ、必ず治るからね」と安心させてあげることが、何よりの薬になりますよ。
チエばあちゃんの孫も、家族みんなで温かく見守っているうちに、いつの間にかおねしょをしなくなりました。
あなたのお子さんもきっと大丈夫。
よかったら今日お伝えした方法を、できることから少しずつ試してみてくださいね。




