春になると、久しぶりにご近所の方や親戚と顔を合わせる機会が増えますよね。
そんな折に、突然の訃報が届くこともあるものです。
チエばあちゃんです。
実はね、チエばあちゃんも若い頃、初めてお葬式に参列したとき、御霊前の書き方がわからなくて、玄関先でおろおろした思い出があるんですよ。
母に電話して「どう書くの!」って慌てて聞いたものです。
今日は、そんな経験も踏まえて、御霊前の名前・金額・住所の書き方から、夫婦連名や会社で出す場合の見本まで、まるごとお伝えしますね。
急なお葬式でも慌てないように、ぜひ読んでおいてくださいね。
御霊前と御仏前の違い|お葬式にはどちらを持っていく?
まず最初に迷うのが、「御霊前」と「御仏前」のどちらを用意すればいいのか、ということですよね。
チエばあちゃんも昔、コンビニの棚の前で何分も悩んだことがありますよ。
基本的な使い分けは、こう覚えておくとわかりやすいです。
「御霊前」…お通夜・お葬式(告別式)に持参するもの
「御仏前」…四十九日以降の法事に持参するもの
宗教によって少し違いもあって、キリスト教の場合は「お花料」、神式(神道)の場合は「御神前」「御玉串料」などを使います。
ただし、どの宗教でも使えるのが「御霊前」なんですよ。
相手の宗派がわからないときは、御霊前を選んでおけば安心です。
最近はコンビニや100円ショップでも香典袋が手に入りますから、急な知らせでも慌てずに用意できますよ。
春はお別れの季節でもありますから、ひとつ家に置いておくと、いざというとき助かります。
御霊前の書き方|名前・金額・住所の基本ルール
香典袋を手に入れたら、次は必要な項目を書き込む作業ですね。
書くべき項目は次の4つです。
・御霊前(あらかじめ印刷されていれば書かなくて大丈夫)
・名前(フルネーム)
・住所
・金額
表側は、水引の上に「御霊前」、水引の下に自分の名前を縦書きで書きます。

裏側や中袋には、住所と金額を記入します。
中袋がある場合は、中袋にも「名前」「住所」「金額」を忘れずに書いてくださいね。
「住所や金額は横書きでもいいの?」とよく聞かれますが、記入欄が横書き用なら横書きで問題ありません。
金額も「10,000円」や「一万円」のように、読みやすい書き方で大丈夫ですよ。
大事なのは、ご遺族がお金の整理をするときに「誰から・いくら」がすぐにわかることです。
悲しみの中で事務作業をされるご遺族への思いやりだと、チエばあちゃんは思っています。
御霊前を書くペン|薄墨の筆ペンがなくても大丈夫
何で書けばいいのか、これも迷うところですよね。
昔から正式とされているのは「薄墨の筆ペン」です。
薄墨には「涙で墨が薄まった」「急いで駆けつけたので墨をする時間がなかった」という意味が込められているんですよ。
チエばあちゃんの母も、「悲しみを表すものだからね」とよく言っていました。
とはいえ、2026年の今では普通の筆ペンで書いても失礼にはあたりません。
筆ペンが手元にないときは、サインペンでも大丈夫です。
ただし、ボールペンや鉛筆は避けたほうがよいですね。
文字が細すぎると読みにくく、カジュアルな印象を与えてしまうことがあります。
大切なのは、故人を偲んで駆けつけるその気持ちです。
書き方の細かなマナーも大事ですが、あまり神経質になりすぎなくても大丈夫ですよ。
御霊前の連名の書き方|夫婦・会社の見本
夫婦連名で御霊前を出す場合
夫婦で御霊前を出すとき、一般的には世帯主の名前だけを書くことが多いです。
ただ、故人とご夫婦お二人とも親しかった場合は、連名にするのがよいでしょう。
書き方は、右側に世帯主のフルネーム、左側に配偶者の名前(名字は省略可)を並べます。

連名の場合、包む金額はお二人分を合わせた金額になります。
一人分ではありませんので、ここは気をつけてくださいね。
会社で御霊前をまとめて出す場合
職場の同僚でまとめて香典を出すこともありますよね。
その場合は、表書きに会社名や部署名が伝わるように書きます。

別紙に全員の名前を書いて、お金と一緒に中袋に入れましょう。
中袋には代表者の名前と住所を書いておくと、香典返しの送り先がわかって親切です。
大人数の連名の場合は、中袋に「香典のお返し等はご無用に願います」と一言添えると、ご遺族の負担を減らせますよ。
御霊前の書き方で一番大切なのは、ご遺族が見たときにわかりやすいことです。
それさえ心がけていれば、大きな間違いにはなりません。
春は出会いと別れの季節。
いざというときに慌てないよう、この記事をお役に立てていただけたらうれしいです。
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