むかし母が「お香典は気持ちの重さを包むもんだよ」とよく言っていたのを思い出します。
チエばあちゃんです。
御霊前の金額って、いざというときに「いくら包めばいいの?」と悩みますよね。
御霊前の相場や、2万円など偶数がNGとされる理由を、昔ながらの知恵と今どきのマナーを比べながらお伝えしていきますね。
ステップ1|御霊前の金額相場を故人との関係別に確認する
まず大切なのは、故人との関係の深さとあなたの年齢によって包む金額が変わるということです。
昔は地域の長老さんや近所のおばさんに「いくら包めばいい?」と聞いて回ったものですが、今はなかなかそうもいきませんよね。
そこで、2026年現在の一般的な相場をまとめておきますね。
- 両親(義理の親含む) 5万円〜10万円
- 祖父母 1万円〜5万円
- 兄弟姉妹 3万円〜5万円
- おじ・おば(叔父・伯父・叔母・伯母) 1万円〜3万円
- その他の親戚 3千円〜3万円
- 職場関係 5千円〜1万円
- 友人・知人 5千円〜1万円
- 恩師・先生 3千円〜1万円
- ご近所 3千円〜1万円
- 仲人 1万円
20代のうちは相場の下限でも問題ありませんし、40代・50代になれば上限寄りを包む方が多いですよ。
昔はご近所で「いくらにする?」と相談し合ったものですが、今はネットで相場を調べてから決める方がほとんどですね。
どちらにしても、迷ったら自分と同じ立場の方にそっと聞いてみるのが一番確実ですよ。
ただし、故人のご家族に直接金額を聞くのはマナーに反するので気をつけてくださいね。
ステップ2|御霊前に2万円や偶数がNGとされる理由を知る
相場表を見ると「1万円だと少ないけど、3万円は多い…2万円がちょうどいいのでは?」と思うことがありますよね。
でも、御霊前に偶数の金額を入れるのはNGとされているんです。
その理由は、偶数=割り切れる=「ご縁が切れる」を連想させるからなんですよ。
これは結婚式のご祝儀と同じ考え方ですね。
昔のおばあちゃんたちは「割れる数字は縁起が悪い」と、理屈よりも感覚で覚えていたものです。
今は理由を知ったうえで守る方が多いですが、大切にされている気持ちは昔も今も同じですよ。
さらに気をつけたいのが「4」と「9」という数字です。
4は「死」、9は「苦」を連想させるため、4万円や9万円は避けるのが風習ですよ。
ステップ3|御霊前に包む金額のマナーとお札の入れ方
金額が決まったら、次はお札の入れ方にも気を配りましょう。
守っておきたいポイントをまとめますね。
- お札の種類は1種類に揃える(1万円札なら1万円札だけ)
- 切りのよい金額にする(1万3千円などの端数はNG)
- 新札は避ける(「前もって用意していた」と受け取られるため)
- ただしあまりにシワだらけのお札も失礼にあたります
昔は「新札しかないときは一度折り目をつけてから入れなさい」と教わったものです。
今もこの方法は変わっていませんので、新札に軽く折り目をつけてから包めば大丈夫ですよ。
最近はキャッシュレスの時代ですが、御霊前だけは現金を丁寧に包むのが変わらないマナーです。
お札は肖像画が裏側・下向きになるように入れるのが正しい向きですよ。
ステップ4|御霊前の金額で迷ったときの判断基準
「相場はわかったけど、まだ迷う…」というときのために、判断のコツをお伝えしますね。
- 迷ったら少し多めに…少なすぎるより多い方が失礼になりにくいです
- 連名で出す場合は、一人あたりの金額が端数にならないよう調整する
- 家族で参列する場合は、夫婦で一つの御霊前にまとめるのが一般的
- 会社関係は、同僚と金額を合わせておくと安心です
昔は「右にならえ」で周りと同じ金額にしたものですが、今はネットで相場を確認してから周囲と相談するという方が増えていますね。
便利な時代になりましたが、やることの本質は同じですよ。
ステップ5|大切なのは金額よりも気持ちであること
マナーやルールをたくさんお伝えしましたが、最後に一番大切なことをお話しさせてくださいね。
御霊前は、故人を偲び、ご遺族を思いやる気持ちを形にしたものです。
金額の多い少ないよりも、あなたがお通夜やお葬式に足を運んでくれることが、ご遺族にとっては何よりありがたいことなんですよ。
チエばあちゃんも長い人生の中でたくさんのお別れを経験してきましたが、来てくださった方のお顔は何年経っても覚えているものです。
もし少しくらいマナーを間違えてしまっても、大丈夫。
故人を想うあなたの気持ちは、きっとちゃんと届いていますよ。
よかったら参考にしてみてくださいね。




