年々増えてきているのがキノコバエによる被害です。
成虫も不快ですが、キノコバエの場合は幼虫の時の被害もあるようです。
それには幼虫の生態と特徴に関係があるようです。
今後もさらに被害も大きくなるのでしょうか?
そうなると、対策も早めに考えておかなければいけませんよね。
今回は、キノコバエの生態と特徴!そして対策法を紹介します。
キノコバエが近年、大量発生するケースが続出
キノコバエの被害で1番大きな反響を呼んだのが、2013年の給食のパンに混入したということで給食センターが閉鎖となった騒動でした。
しかし調べてみるとキノコバエの被害はそれ以前にもあったようです。
1番初めに大量に発生したのが「平成19年 静岡県熱海市」次いで「平成22年 愛知県豊橋市・広島県広島市」です。
そして被害が拡大したのが平成23年です。
広島県広島市・愛知県岡崎市・愛知県豊橋市・京都府宇治市にキノコバエが大量に発生しています。
他にも平成23・24・25年は岐阜県多治見市、加児市、川辺町、八百津町、富加町、愛知県豊田市に大量発生しています。
これは大規模な発生や公的な被害確認だけなので、家庭を含めるともっと沢山な被害がでていると考えられます。
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キノコバエが大量発生する理由は?
キノコバエが大量発生する理由は未だキチンとした理由はわかっていないようですが、周期的の大量発生らしいと考えている人も多いようです。
キノコバエは、自然界では水分を含んだ腐葉土などの場所で発生するのですが、その環境が変わっていないのに急に大量発生する場合があるからです。
したがって、キノコバエは環境には関係なく周期的に大量発生している可能性は高いようです。
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キノコバエの生態や特徴
キノコバエは、気温30℃湿度が70%以上の環境で発生しやすくなるので、梅雨明けから9月頃までが発生しやすい時期になります。
体長は成虫が約1.8mmで体色は黒色で、幼虫は約4mmで体色は全体が白色で頭部のみが黒色になっています。
幼虫の時は、落ち葉や腐葉土の中で生活して成虫になると飛んでいきます。
しかし成虫の寿命は4時間程度で、しかも大量に発生するのが朝の6~8時なので気づいた時には死骸というケースが多いようです。
成虫は人間にとっては不快ではありますが、危害を与えないので不快害虫扱いなのですが、幼虫の場合はキノコ類を栽培している人にとっては農業害虫として扱われています。
農業で大量に発生した場合は、幼虫の時にキノコや菌糸が食べられてしまったり、農作物を出荷した際に混入しているという被害も多いようです。
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キノコバエの駆除対策
家庭においてのキノコバエの被害は、朝起きると虫が大量に死んでいるというものです。
キノコバエの成虫は体長も非常に小さいので網戸をしていても通りつけて室内に侵入してきます。
駆除する場合は、一般的なスプレー式の殺虫剤で駆除できます。
しかし、キノコバエは一過性なので、何度も繰り返しスプレーする必要があります。
キノコバエが発生する時間帯の朝6時~8時までの間は、なるべく窓を開けないようにすることで予防対策できると思います。
他にも、家の周辺に不快害虫駆除剤を撒くようにしたり、腐葉土や落葉がある場合は綺麗に片付けることで、発生する確率を減らすことができます。
キノコバエは不快害虫なので、自分で駆除しなければいけないので、予防対策を早めからとっておくのをおすすめします。