ヒアリが初めて発見されてからも、次々と違う場所でも発見され不安感が増していきます。さらに不安が危機感に変わったのが、大阪港ではヒアリの女王アリが発見されたことです。女王アリには羽があり飛ぶことができたり、卵も産めるので大量に繁殖してしまう恐れもあります。
ヒアリの女王アリの生態や寿命について調べます!
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女王アリは羽があって飛べるって本当?
日本で初めて発見されたヒアリは女王アリではなかったようですが、調べていくと女王アリの死骸も見つかったようです。
発見された中には卵もあり、不安が続いています。
通常の働きアリのヒアリならそれほど心配する必要もないのですが、女王アリが発見されたとなると緊急事態発生!となってしまいます。
ただ現在発見されているのは、女王アリでも死骸なので安心と考えられているのですが、そうでもないようです。
ヒアリの女王アリは産卵期は羽があり、数キロ先まで飛んでいくことができるのです。
今回発見された女王アリは、死骸だったため繁殖能力はありませんが、ヒアリの場合は、女王アリが1匹ではないというのです。
海外でのヒアリの巣を確認するとヒアリの女王アリが2匹以上たことも判明していますし、最大では100匹いたという事例もあるようです。
女王アリは発見された1匹だけなら良いのですが、既にどこかに飛んで行ってしまったのなら、繁殖してしまう危険もあると研究家は指摘しています。
私達には、女王アリが発見された1匹でありますようにと願うしかありません!
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ヒアリの女王アリの生態や寿命、そして卵の数とは?
出典:https://www.okinawatimes.co.jp/
アリの女王アリに羽が生えているのは、飛んで巣を作ることですがそれだけではなく、交配し繁殖する目的もあります。
なんと!ヒアリの交配は飛行中に行い、雄は雌と交配するとすぐに死んでしまいます。
交配した女王アリは、羽の必要がなくなるので、羽は取れてしまいます。
羽が取れた後は、自分の巣を作る為の場所をさがします。
そして、卵を産むのですが・・・その数なんと1時間に80個以上産みます。
日本の一般的な女王アリのクロヤマアリで一生で10万個くらいの卵を産みますが、ヒアリの女王アリは一生で200万個~300万個産んでしまうのですから、繁殖力が凄いです。
女王アリ日本に1匹生息しただけでも、繁殖力がこれだけ凄いと恐怖を覚えてしまいます。
卵は22日~38日かけて成虫へと育っていきます。
そして、働きアリとなって働き180日間で死んでしまいます。
一方女王アリの寿命は、働きアリが180日に対し2~6年と長い期間生き続けるので、大量にヒアリが誕生してしまうということになります。
ヒアリを見つけた時はどうすればいいの?
出典:https://cdn-ak2.f.st-hatena.com/
見つかったヒアリの女王アリは死骸でしたが、もしかしたら・・・という不安もあると思います。
もしヒアリを見つけた場合は、慌てないように対処法を知ってておくと不安も軽減されます。
ヒアリを発見した場合は、環境省の地方環境事務所か保健所に連絡します。
そして、ヒアリを見つけたからといって自分1人で対処するのはやめるようにしましょう。
ヒアリは、集団で襲い掛かる習性をもっているので、手を出してしまうと何匹にも刺される恐れがあります。
ヒアリに刺されると火傷のような痛みがあり、痒みもでてきます。
軽症ですむとよいのですが、最悪の場合は死に至ることもあるので、アリだと簡単に考えて自分で退治しようなどと考えないようにしましょう!