太ももを触ったときしこりがあると「ん?何このしこり?」と不安になりますよね。
太ももを丹念に触る機会ってそんなにありませんので、ふとした時にいきなり気づく場合が多いようです。
女性なら冬場に乾燥対策としてクリームなどを塗るときに気づくことがありますが、痛みもかゆみもない「しこり」の場合は、気づく可能性も低いですよね。
知恵ばあは、冷え性対策とダイエット目的で「リンパマッサージ」を毎日行っているのですが、その時に太ももの裏に「しこり」を見つけてしまいました。
その時は触っても痛くもかゆくもなく、でもしこりなので気にはなっていたのですが、今は見つけた時と変わらない状態なので放置しています。
しかし、もししこりに痛みがでたり、大きくなったりしたら・・・と考えると不安になります。
私のように太もものしこりで不安に思っている人もいるようですね。
そこで今回は、太もものしこりについて調べてみました。
太もものしこりの原因
しこりは、老若男女問わず誰にでもできます。そして、原因も特殊な病気や体質以外は、殆どが良性で、理由もはっきりしていないのが現状です。その中でもよく見られるケースが脂肪性腫瘍です。
「脂肪性腫瘍」
脂肪性腫瘍は、皮膚の下にできる脂肪細胞で良性の腫瘍です。痛みがなく感触は柔らかいのが特徴です。中高年の人に多く見られ、背中や太もも、二の腕などにしこりができます。稀にしこりが大きくなることで周囲の神経を圧迫することで、痛みが出る場合もあります。
小さくて痛みがない場合は、放置していても問題はありませんが、大きさが5cm以上の場合は、稀に悪性の場合もありますので専門医を受診するのをおすすめします。
「粉瘤」
皮膚の下にある袋状の場所に、垢や皮脂や老廃物が溜まることでしこりになってしまいます。上記の脂肪性腫瘍と違い感触は硬く、触れても動きません。
殆どの場合は、自然に小さくなって自然治癒するのですが、細菌に感染すると大きくなり腫れます。そういう場合は、簡単な手術で袋ごと取除き、再発しないようにします。
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太もものしこり 痛いのは病気?
殆どの場合は、上記で紹介した腫瘍性腫瘍で、痛みを感じる場合は少ないのですが、稀にしこりが痛い場合があります。
痛みを伴うしこりを説明します。
「リンパ管の腫れ」
リンパマッサージを行ってるいる人はわかりやすいと思いますが、体にはリンパ管が張り巡らされていて、リンパ液が流れています。その中の細菌や老廃物をリンパ節という部分でせき止めるのですが、リンパ節で多く溜まってしまうことで腫れてしこりのようになる時があります。
腫れは徐々にひいていくので、しこりも小さくなって痛みもなくなっていきます。リンパの腫れは、太ももの付け根にできるのでわかりやすいと思います。しこりで痛みを伴う場合は、炎症を起こしている場合が多いです。
そして、怖いしこりが軟部肉腫です。
「軟部肉腫」
いわゆる「ガン」です。軟部肉腫は50種類以上もあり、体の柔らかい部分にでき、当然太ももにもできます。
痛みのないしこりや急に肥大化したしこりは「軟部肉腫」の場合もあるので早めに受診してください。
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太もものしこりは何科で診てもらう?
では、上記で説明した太ももにしこりができた場合は、どこの病院を受診すれば良いのでしょうか?
脂肪性腫瘍は皮膚科、粉瘤は皮膚科・手術が必要な場合は整形外科、リンパの腫れは皮膚科もしくは内科、軟部肉腫は総合病院の整形外科で受診してください。
しこりの大半は良性によるものですが、稀に悪性の場合もあるので、早めの受診をおすすめします。