インフルエンザは潜伏期間があり、熱が引くころにやっとインフルエンザだったことが分かる場合もあります。
インフルエンザの潜伏期間の症状を中心にまとめています。
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インフルエンザの潜伏期間は何日くらい?
潜伏期間とは、インフルエンザウイルスが体に入ってから、高熱などの初期症状があらわれるまでの期間をいいます。
インフルエンザの潜伏期間は、だいたい1~4日くらいだと言われていますが、なかには5日~1週間ほど潜伏する場合もあります。
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インフルエンザ潜伏期間の症状
インフルエンザウイルスが体に侵入してから、だいたい1~3日目にインフルエンザの症状である発熱や悪寒、関節痛や筋肉痛が発症します。
感染力は発熱してから3日目にピークを迎えますが、潜伏期間中の自覚症状はほとんどありません。
潜伏期間中は病院を受診しても、インフルエンザと分からない場合も多くあります。最初は風邪だと受診されても、後々インフルエンザだったなんてこともありますので、風邪が長引いた際は再度病院に行くことをお勧めします。
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インフルエンザは潜伏期間でも感染する?
潜伏期間中は自覚症状がないとはいえ、インフルエンザは潜伏期間中でも感染の危険をともなっています。
残念ながら、潜伏期間中にインフルエンザに気付き、接触を避けることは難しいようです。
つまり、周囲でインフルエンザが流行しているような場合は、自分も感染を疑った方がいいでしょう。
発熱前には、くしゃみが多くなったり、鼻水が出る、のどに違和感があるといった症状が現れてきます。
潜伏期間中の感染力は、発症後ほど高いものではありません。
感染力のピークを迎える前に、インフルエンザであると判断することができれば、病院で抗インフルエンザ薬を処方してもらい、感染を最小限に抑えることができます。
また、自分でも知らないうちに周囲にインフルエンザを広めてしまっている可能性も考えられます。
インフルエンザに感染しないことは大切ですが、周囲にうつさないことも重要です。インフルエンザが流行するシーズンは、少しでも調子が悪いと感じたら、無理に外出することを控え、まずは病院で受診するようにしましょう。
潜伏期間にできる対策や予防法
病院で処方された薬や市販薬などは、ウイルスを退治できるものではありません。これらは、発症後の症状を抑えることで体の免疫力を助けるためのものです。
インフルエンザに感染した場合は、まず体の中の免疫力を高め、インフルエンザの発症を防ぎましょう。
その免疫力を高める方法なのが、バランスのとれた食事を摂ることです。
特に、免疫力を上げるといわれているのがヨーグルトです。
善玉菌であるビフィズス菌を増やすことで、消化器官の消化吸収の効率を上げることができ、基礎体力が向上します。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌が、体の免疫力を高めるのに一役担ってくれます。
また、最近発表された研究結果によると、ココアを飲むとインフルエンザウイルス感染に対してより高い予防効果が期待できることが分かりました。
ココアは、ポリフェノール成分を多く含んでおり、免疫力の主役であるナチュラルキラー細胞が、ココアを摂取することでより活性化することが明らかになりました。
さらに、ココアには冷え性改善効果も期待できるため、緑茶やお湯と比べてみても、体温上昇が長時間持続されることが分かっています。体温が1℃上がると、免疫力は約30%も上がります。
ココアの香りがリラックス効果をもたらすことも、体を癒すという意味では積極的に飲みたいものです。
ウイルスを退治するために働いているのはナチュラルキラー細胞だけではありません。
抗菌たんぱく質も非常に重要な役割を担っています。
この抗菌たんぱく質を作るのに大きく関係しているのがビタミンDです。
ビタミンDは、鮭やしらす干し、いわしといった魚に多く含まれています。また、干しシイタケやキクラゲにも含まれています。
これらを積極的に摂取することで、インフルエンザの発症を抑制する効果をもたらしてくれます。
その他、免疫力を高めるためには睡眠も重要となります。
通常、体を動かしている間、免疫細胞に使われるエネルギーは減少しています。睡眠を十分とり、体を休めることで、普段使われるエネルギーを免疫細胞に回せ、ウイルスを退治することができるといわれています。