肋骨が痛い原因は?右側や咳が止まらない場合は?

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こちらの記事では、肋骨が痛い原因は?右側や咳が止まらない場合は?についてご紹介していきます。

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肋骨が痛い原因

24本もの肋骨は、他の筋肉と連動して動くとともに、内臓を守るなど大切な役割をもっている骨です。この肋骨が痛いと感じる要因は、いくつか考えられます。

一つは、筋肉痛。肋骨は、胸の筋肉や脇腹の筋肉と関連があるため、運動などによってこれらの筋肉を痛めると、肋骨を痛めたように感じます。また、肋骨の間を埋めている「肋間筋」を痛めてしまっているのかもしれません。

二つ目は、帯状疱疹。帯状疱疹は、ウイルスが原因で皮膚に水ぶくれができる病気です。皮膚に症状が出る前には、ピリピリとした痛みを伴います。

背骨近くでウイルスが増殖し始めて発症するため、肋骨あたりが痛いと感じることがあるようです。肋骨が痛み始めてから皮膚に異常が見られたら、帯状疱疹を疑ってみましょう。

三つ目は、肋間神経痛。肋間神経痛は、肋骨付近の神経に痛みを伴う症状全般のことをいいます。長くても数分程度で痛みが治まるのが特徴です。

ストレスや疲労、長時間の無理な態勢など、日常の生活が要因となる他、椎間板ヘルニアや骨折など、病気やケガによって痛みが出ることもあります。

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四つ目は、肋骨骨折。肋骨の骨折は、胸のケガの中で一番多い症状です。物にぶつかって骨折したり、中には咳をしただけで骨折することもあります。肋骨が折れると当然折れた部分が痛みますが、症状の重さに合わせて適切な治療を行えば、数週間で治すことができます。

五つ目は、急性肝炎。急性肝炎は、ウイルスによって肝機能に障害を起こす病気です。肝臓は右の肋骨下にあるので、そのあたりに痛みや不快感を感じます。痛みの他に発熱や吐き気など、風邪のような症状を伴うことが大半です。肋骨の痛みとともに風邪の症状が出ている場合は、急性肝炎を疑いましょう。

六つ目は、神経痛。左右どちらか片側の肋骨が痛む場合は、肋間神経痛かもしれません。また、みぞおちが痛くなることもあるようなので、症状のきちんとした見極めが必要です。

七つ目は、内臓の疾患。肋骨の中にはいくつもの内臓が入っています。内臓疾患によって肋骨が痛いように感じることもあります。

肺に穴が空き空気が漏れてしまう「気胸」という病気の場合、胸が痛む他に咳や呼吸がしづらいなどの症状が出ます。肋骨が痛む場合は、他の症状にも注目しましょう。

また、心臓の疾患が原因となっている場合もあります。胸が締め付けられるような痛みや、激しい痛みが続く場合はすぐ病院へ行きましょう。

八つ目は、椎間板ヘルニア。椎間板ヘルニアというと腰痛のイメージがありますが、「胸椎椎間板ヘルニア」では、胸のあたりが痛む場合があります。肋間神経痛のように肋骨に痛みを感じたり、足がしびれることもあります。

肋骨が痛い原因をざっと挙げてみましたが、骨だけでなく付近の器官の不調が痛みとなるケースも多いのですね。

肋骨が痛い場合、病院は何科に行く?

あなたの肋骨の痛みはこんな症状ではないですか?

・肋骨そのものが痛いと感じる。
・肋骨のあたり全体というより局所的に痛みがある。
・痛みが長く続き、上半身をひねったり該当部分を押すと痛みがひどくなる。
・身体を痛い方に倒すと痛みが増し、反対に向けると楽になる。
・くしゃみやせき、深呼吸をすると痛む。
・呼吸でも痛みがある。
・痛む部分に内出血や腫れがある。

これらの症状がある場合は、「肋骨骨折」の疑いがありますので、整形外科を受診しましょう。

それ以外の理由で肋骨が痛い、または骨折するような出来事がなかった場合には、内科を受診するのが一般的です。

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