こちらの記事では、ムカデ、ゲジゲジ、ヤスデの違いと見分け方についてご紹介します。
家や庭で見かけたら、刺されないか不安になりますよね。
それぞれ毒性も違いますので、落ち着いて対処していきましょう。
※虫の画像を掲載してありますので、抵抗がない方にはこの記事をオススメしません!!
ムカデの特徴
日本には、130種類のムカデが生息しています。住宅でよく見かけるものは、トビズムカデかアカズムカデです。
ムカデには、体節に必ず、1対ずつ足があります。動きは早く、身体が平たい楕円柱型です。足は、21対もあります。体長は60mm~200mm程度で全国に生息しており、活動期は3~10月です。
産卵期は5~6月で猛暑の場合は8月は少なめです。9~10月は子ムカデが成長する時期となります。11月頃には、15度以下になると冬眠を始めます。そして4月頃には、また、活動し始めます。
毒顎があり、噛まれると、腫れがひどく、強い痛みも起きます。ムカデの毒は、スズメバチの毒に近く、血球を溶解したり、たんぱく質を分解する酵素を含んでいます。
毒抜きをするときは、口で吸って出すのはやめましょう。噛まれた部分を冷やしてもいけません。アナフラキシーショックを引き起こすことがあります。
ゴキブリなどを捕食するため、家屋に入り込んで来て、知らない間に噛まれるというのもあるので、危険です。凶暴なため、触ると手あたり次第噛みつくので注意が必要です。
ムカデはつがいでいることが多いため、1匹退治してももう一匹いると思っておいた方が良いしょう。また、死んだふりもするので、動かなくても、油断してはいけません。
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ゲジゲジの特徴
出典:https://complexcat.exblog.jp
ゲジゲジの体長は40mm程度です。落ち葉の下などにいますが、稀に家の中にも入ってくることがあります。ムカデやヤスデと比べると、足が長いのが特徴です。
刺激をしなければ、噛むこともありません。毒は持っていますが、自分から積極的に襲うことなく、噛まれても人体に影響はありません。
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ヤスデの特徴
ヤスデは、体節に2対ずつ足があります。身体は、ムカデとは違い円柱形で、胴体は、硬い殻に追われています。ムカデに比べ、動きが遅く、刺激すると丸くなります。
体長は10mm~25mmとムカデに比べると、かなり小さいのが特徴です。日本全国に生息しています。
毒は持っていないですが、刺激臭のある体液を出し、その体液がつくと痛みが起こる場合があります。体液の成分には、シアンが含まれているため、口に入ると危険です。
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見分け方や、撃退方法は?
見た目で判断するのが一番簡単です。並べてみると、案外違っているのがわかりますね。
左からムカデ、ゲジゲジ、ヤスデと並べてみました。一見ムカデとヤスデは似ていますが、ヤスデのほうがかなり小さく、つつくと丸くなります。
家の中で見かけた場合は、撃退する前にまずは進入経路を防ぐことが最善策となります。
ムカデは湿気の多いところ、ゴキブリがいるところなどに、現れることが多いです。そして、少しの隙間でも、入ってくることが可能です。隙間があるところは、隙間を埋めなければ、進入は防げません。対策していても、入ってくることはありますので、気を付けましょう。
石の下やコンクリートの隙間、落ち葉の中やプランターの下など、湿気の多いところに多く潜んでいます。
薬剤散布をしてみることも必要ですね。殺虫スプレーを利用したり、バルサンを焚いて、元から絶つようにするのが一番です。
熱湯をかけると死ぬため、スプレーや家になかったり、屋外の場合は、やけどしないように、熱湯をかけましょう。火ばさみを準備しておくと尚良いでしょう。