紙魚という虫は、古い時代から生存が確認される虫だそうです。
「本(糊付けされた紙)を食べる虫」「魚のように素早い動きをする虫」ということから、
「紙魚」という名前が付けられたのではないかと考えられています。
とても素早い動きをするので、夜にすすすーっと畳の上を走ったりします。
ちょっと気持ち悪いですよね^^;
目次
紙魚の生態
平たい上に、サイズも小さいため、少しの隙間から入ってきます。
寿命が7~8年と非常に長いため、見ないふりをしていると知らない間に大繁殖してしまいます。
家の軒下や温かい環境になっているトイレ、湿気の多いお風呂場(特にタイルの割れ目)を好みます。
紙魚の生態について
シミはとても小さく、暗い場所を好みます。
また、ホコリが多い場所も好みます。
夜行性のため、光のある場所を嫌う傾向にあり、家の中でも光を浴びる場所には姿を現しません。
そのため、暗い場所や人が寝静まった後に活動をしているので、めったに見かけません。
そして、湿気の多さによって増殖が左右されるので、梅雨時期や夏場の湿気は増殖の危険ありです。
また、食糧は、段ボール・紙袋・本などの紙類、米などの穀物類、服などの繊維質になります。
シミの大きさは?
室内性シミ類のセイヨウシミという種では、体長8~10mm程度の大きさです。
紙魚の幼虫について
卵から成虫になるまで1年かかる種類があるため、年間を通して卵、幼虫、成虫の状態のこともあります。
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紙魚の駆除の方法
基本的なシミの駆除方法は、こまめに掃除をすることです。
ハエタタキやティッシュや掃除機を活用して駆除するのがおススメです。
しかし、暗い場所を好むという性質上、どうしても見つけづらい場所に隠れています。
そのため、一度紙魚を見つけたら、その見つけた個所を徹底的に部屋の掃除をすることをおススメします。
徹底的な駆除に効果的なのは、煙霧性の殺虫剤が効果的です。
よくゴキブリがメインで退治されているCMがありますが、ゴキブリに限らず、様々な害虫に効果的です。
また、ハーブ(特にラベンダー)のアロマオイルが有効と思われるため、
紙魚が発生しそうな場所に、オイルを数滴染み込ませた紙を置いておきましょう。
これだけで、あとはラベンダーの匂いを嫌った紙魚が自分から出て行ってくれます。
シミ対策 まとめ
紙魚を発生させないためには、家に不要な紙類を眠らせておかないことです。
こんなもの、ありませんか?
チェックして、捨てられるものは処分してしまいましょう。
1.段ボールはすぐに捨てる。
段ボールは紙魚にとって最高のエサです。
そのため、紙魚の発生を防ぐためにもこまめに捨てましょう。
意外と使い道がありそうな段ボールですが、ホームセンター等で入手可能なので、
捨てないで取って置くと気づいたら紙魚が大量発生していた、なんてこともありえます。
2.紙袋はすぐに捨てる。
段ボールと同様に、紙も紙魚の発生元です。
同じ理由で、とって置かないで捨てましょう。
3.読まない本は売る。
紙袋と同様に本も紙魚の大好物です。
家に大量の本があればあるほど、紙魚の発生する確率は高まります。
読んでない本がある方はすぐに売りに行きましょう。
読む本や必要な本しかないという方は、たまに本棚を掃除したりして繁殖を防ぎましょう。
4.畳の下は掃除する。
最後に、意外と見落としがちなのが畳の下です。
ここにも繁殖することがあるため、大量発生して困っている場合は、掃除をすることをおススメします。