梅シロップに泡やカビができたら?容器の瓶の消毒方法

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GWを明けたころから、スーパーでは青々とした梅の実が並びはじめます。
梅の実って、見た目がとってもかわいらしいですよね。

しかし、かわいらしい見た目とは裏腹に、そのままではとても食べられません。
でも、ひと手間加えるだけで、おいしくて保存も効く食材に早変わり!

今日は、梅仕事の中でもお子様からお年寄りまで味わえる、梅シロップの作り方についてまとめました。

梅シロップの基本の作り方

梅シロップの基本的な作り方をご紹介します。

これを基準に、量や砂糖の種類を変えて楽しんで作りましょう♪

準備するもの

  • 青梅 1kg
  • 砂糖 1kg
  • 瓶(4リットル) 1個
  • ヘタ取り用の竹串、または爪楊枝 3本~5本

こちらが標準的な材料です。
青梅と砂糖は1:1が基本ですが、甘さ控えめがお好きな場合は3割程度砂糖を減らすと良いでしょう。

また、砂糖の種類もお好みでOK!
後で触れますが、砂糖を早く溶かすことが上手くいくコツですので、
初めての方は氷砂糖が均一に溶けておススメです。

白い砂糖はスッキリした味に、茶色い砂糖はコクのある味わいになりますよ♪
上級者は、砂糖を自分好みにブレンドするという方もいます。

青梅は、青くて硬いものの方が、すっきりとおいしい梅シロップになりますよ。

梅シロップ作り方の手順

①青梅をボールに入れて、流水で丁寧に洗います。
傷がつかないように優しく洗いましょう。

②ボールにきれいな水を張り、青梅をつけてあく抜きします。
時間は1時間~2時間を目安にしましょう。
時々様子を見て、色が変わっていないかチェックし、
色が変わってしまった場合はすぐに水からあげましょう。

※黄色や赤に熟した梅を使う場合は、あく抜きは不要です。

③青梅を水から出し、丁寧にふきんやキッチンペーパーで水気を拭き取ります。
※水気が残っていると、カビや発酵の原因になるので注意!

④水気を拭き取ったら、ヘタの部分を竹串を使って取り除きます。
プスっと軽くさして持ち上げると、牛乳瓶のふたのようにスポっと取れますよ。
(最近の若い人は、牛乳瓶のふたなんて知らないかしら…)

⑤梅の実に、フォークで複数個所穴をあけます。
これでエキスが早く出るようになります。

⑥青梅と砂糖を、交互に瓶に入れていきます。
横から見ると、ミルフィーユのように梅と砂糖が層になるように!
一番上の層は、梅の実が隠れるように砂糖をしっかりかぶせます。

⑦瓶のふたをしっかりと閉めて、冷暗所に保存します。

⑧一日1回以上、瓶を振って砂糖と梅を混ぜ合わせます。
そうすることで梅のエキスで砂糖が溶け、梅シロップができます。

⑨1週間から10日で、梅の実からエキスが出きったらOK!
青梅はしわしわになるので分かりやすいですが、
完熟梅はエキスが出ても、ちょっとシナッとするくらいの変化です。

⑩梅の実を取り出し、エキスを鍋に入れて火にかけます。
弱火で、アクを取りながら15分程度。
これで長期保存が可能になります。

⑪綺麗な瓶や保存容器に入れて、完成です。

密閉状態なら、1年程度保存がききます。
冷蔵庫に保存しましょう。

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容器の瓶の消毒をしっかりと

梅酒と違って、梅シロップは漬け込みが1週間~10日と短いのが特徴。

すぐにできて、気軽にトライできますよね。
でも、短い期間だからと侮るなかれ。

きちんと容器の瓶を消毒しないと、カビなどトラブルのもとになります。
瓶の消毒方法は以下の手順で行いましょう。

①瓶をシンクにおき、熱湯をかける。

②少し冷めたらふきんの上にさかさまにして、自然乾燥する。

これでOK!

熱湯消毒ができない場合は綺麗に洗った後、焼酎やウィスキーなどアルコール度数の高いお酒をキッチンペーパーに含ませ、内側を綺麗に拭き取りましょう。

また、少量の場合はジップロックで作るのもいいですよ。
手で揉めば、砂糖も早く溶けます♪
でも、液漏れベタベタにはくれぐれもご注意を!

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漬け込み中の白い泡の正体や、対処法

梅発酵参照:https://www.minabe.net/umelife/siroop/qa_jyukusei.html

青梅を漬け込んで、早ければ2~3日。
そろそろエキスが溶けてきたころ、瓶の上部に白い泡が出ることがあります。

これは、梅についていた酵母菌が発酵したため。

砂糖で発酵が進むので、早く梅のエキスで砂糖を溶かし切ることが、
発酵させないコツです。

少しの泡ならそのままで大丈夫。
毎日根気強く振り混ぜながら、時々ふたを開けてガス抜きをしましょう。

※ガス抜きをしないと、ふたからエキスがあふれてベタベタになることも…注意!

また、容器が小さかったりして砂糖がなかなか溶けず、
発酵がかなり進んでしまうこともあります。

そんな時は、一度エキスだけを鍋に入れて、弱火で10分程度煮ましょう。
アクを綺麗にとってから冷まし、また瓶に戻して、実からエキスが出来るまで再び冷暗所に保存します。

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梅の実に白いぽつぽつ…カビが生えてしまったら

漬け込んでいる時に、梅に白いポツポツが…カビ!?
綺麗に瓶も洗ったのに~!捨てるしかないのでしょうか?

そんなときは、カビをよく見て、匂いを嗅いでみてください。

カビが白くて、まるで葡萄酒のような良い香りがしている時は、梅の酵母菌ですので大丈夫。
エキスを鍋にかければ、問題なく保存できます。

しかし、青いカビが生えてしまったらアウト…。
今回はあきらめて、また挑戦しましょう。

こうならないためにも、瓶や手は綺麗にして挑みましょうね!

そうすれば、暑い夏には炭酸で割って梅スカッシュに♪
寒くなったらお湯で割って、あったかい飲みものとして楽しめますよ。

もちろんお料理やお菓子作りにも…梅シロップは重宝する食材です。

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