みなさん、”マダニ”をご存じですか?
マダニとは8本足からなる節足動物です。
昆虫ではなくサソリや蜘蛛に近い生き物です。
家の中にいる一般的なダニとは違い固い外皮に覆われており、
血を吸う前のもので3~4ミリもあり、イエダニの約8~10倍にもなります!!
日本には約20種類のマダニが生息しています。
マダニの唯一の栄養源は動物の血液になります。
犬の体や足などにくっついている大きな丸い黒いものはマダニで、犬の血液を吸っているのです。
自分の家族であるペットがマダニに血液を吸われていたらと考えると、とても悲しいし、怒りを覚えます。
今回は、マダニの駆除について、薬剤、スプレー、殺虫剤どれが効果的か?
調べてみました。
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マダニの駆除方法について
薬局やドラッグストアによく「ダニ駆除」と書かれた薬剤が売られていると思いますが、
こちらは家でよく発生する「イエダニ」に効果があるもので、マダニに効果はありません。
マダニは外、特に草や花が多いところによく繁殖しています。
体にくっつけないためには、マダニがいる一帯の植物を焼却する必要があります。
その後、マダニが嫌う虫除けの成分が入っている薬剤を散布して、
マダニを近づかせないというのが、一般的な駆除方法とされています。
しかし、マダニの生息地が普段生活している場所である場合は、
そこだけではなく地域一帯に広がっている場合があります。
その場合は焼却するわけにはいかないので、虫除けスプレーをふるなどしてとりあえず身を守って、
地域を管轄する役所などへ相談しに行きましょう。
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マダニに噛まれないためには
先ほどは駆除方法を書きましたが、次はマダニに噛まれないための対策方法をご紹介します。
虫除けスプレーをふる
こちらをふることで、マダニをくっつけるのを予防できます。
ただし、1~2時間ほどしか効きませんので、長時間出掛けられる場合は持ち歩いていきましょう。
服についてきてしまうこともあるので、服にもスプレーをふっておきましょう。
肌の露出を控える
肌を露出していると、当然マダニに噛まれる可能性も増えます。
野山や草むらに入るときは長袖、長ズボンで出掛けるようにしましょう。
また、首にタオルを巻いたり、ズボンの裾を靴下に入れたりして徹底的に予防しましょう。
サンダルでは絶対に入らない
ハイキングでクロックスを履いている方がおられますが、絶対ダメです。
先ほど書いた肌の露出を控えると似てしまいますが、野山では草や葉によく触れるのが足です。
野山へ入るときは靴下を履き、スニーカーなどの靴で入るようにしましょう。
草の上に直接座らない
ハイキングで歩いて、ちょっと一休み、と草の上で座ったりする人もいると思います。
これではマダニに服へくっついてください、と言っているようなものです!!
草のところで座ったりする場合はレジャーシートを敷いたりしてから座るようにしましょう。
マダニ対策 まとめ
マダニは犬や猫につくのはよく聞きますが、時には人にも噛みつきます。
北海道では、人が亡くなる事故まで起きてしまいました。
野山に行く際はもちろん、犬の散歩など日常でもきちんと予防をして、
マダニに噛まれないようにしておきましょう。