カミキリムシを知っている人は多いですが、クビアカツヤカミキリはどうでしょうか?
クビアカツヤカミキリは、桜の木に被害を与える虫としてTVで紹介されていました。
生態に関係あるのでしょうか?
見つけた場合は殺虫剤で駆除できるのでしょうか?桜
に甚大な被害を与えるクビアカツヤカミキリの生態と駆除に有効な殺虫剤を調べます。
クビアカツヤカミキリの生態と画像
クビアカツヤカミキリは日本の虫ではなく外国から進入した外来種のようです。
まずは、外来種であるクビアカツヤカミキリがどんな姿をしてるのか画像で紹介しますね。
クビアカツヤカミキリの画像を見てどうですか?
外来種って感じですよね。
体色は、光沢のある黒色をしていて、前胸背板部分は赤色です。
パッとみると目を引く赤色ですよね。
子供たちにとっては、カッコイイ昆虫の一種で飼いたい!と思うのでしょうね。
でもこの赤色って今年話題になったヒアリやセアカゴケグモにもありましたよね。
なんか・・・赤色って危険!って感じがします。
クビアカツヤカミキリは、大きさは22mm~38mmで特徴のあるトゲ状の顎と黒色で体長と同じ長さくらいの触覚があります。
カミキリムシは子供にとっては人気ですが、クビアカツヤカミキリはトゲ状の顎を持っているので、捕まえるときに噛まれる恐れもあるのでむやみに捕まえないほうがいいと思います。
クビアカツヤカミキリは、中国やモンゴル・台湾などに分布していて、それがどこから進入したのか日本に上陸してしまったのです。
2012年に愛知県で発見され、その後も埼玉や東京・大阪などでも見られるようになり今では全国に拡散しているようです。
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クビアカツヤカミキリが桜に与える被害とは?
クビアカツヤカミキリは、桜に被害を与えますが桜の他にも桃や梅といった果樹にも被害を与えるようです。
クビアカツヤカミキリは成虫の時には樹木や果樹の幹や葉などを食べ、そして幹に卵を産みつけます。
卵は幹の中で孵化し、その幼虫が幹の中を食い尽くしてしまうのです。
幼虫は、樹木の内部で2~3年過ごしその間木の中を食い尽くしてしまうので、食い尽くされた樹木や果樹は枯れてしまうのです。
そして、成虫になると又違う樹木や果樹に卵を産みつけるので、見つけた場合は早く駆除しなくてはいけません。
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クビアカツヤカミキリ駆除に効果のある殺虫剤は?
クビアカツヤカミキリの成虫の寿命は産卵後2週間以上あるといわれています。
産卵する前に駆除するのが先決ですが、見つけたらすぐに捕殺するようにしましょう。
そして、樹木や果樹の幹に穴を見つけた場合は卵を産みつけた可能性があるので、ただちに穴の中に針金などを差し込む刺殺するようにしてください。
ちょっと刺殺は無理!って人は、ホームセンターで幹の中の幼虫に効果がある「園芸用キンチョールE」を購入して穴の中にノズル入れて駆除してください。
クビアカツヤカミキリの対策は、成虫が産卵する時期の6~8月の幹にネットを巻きつけて卵を産み付けさせないようにすることです。
クビアカツヤカミキリには、天敵がいないので人間の手で駆除し、樹木や果樹を守る方法しかないので、見つけたら早めの駆除が重要になってきます。
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