ダニといえば、家に生息する目に見えないほど小さなダニを想像されるかと思います。
今回は、草むらなどに生息していて、人間やペットにかみつくマダニについてご紹介します。
マダニに噛まれたら症状は?薬や駆除方法について調べてみました。
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マダニとはどんな虫?
マダニはクモ綱ダニ目マダニ亜目マダニ科の節足動物。
脚が4本なので、昆虫ではないのですね。
ダニの仲間に間違いはないのですが、見た目はダニと違い大きく、2~3ミリもあります。
もちろん、肉眼ではっきり見えるマダニさん。
しかも、吸血するとさらに膨れ上がり、大きいもので1㎝にもなります。恐ろしい…!
マダニは外にある葉などに潜んでいて、動物が葉に触れたときに素早く移動し、皮膚に噛みつきます。
では、マダニに噛まれたりしたら、いったいどんな症状が出るのでしょうか?
マダニに噛まれたときの症状
マダニに噛まれると、症状が出るまで6日から2週間ほど潜伏期間があります。
そして、はじめは風邪のような症状が出ます。
そこから次のような症状が出てきます。
〇38度以上の発熱
〇下痢
〇吐き気
〇嘔吐
〇血尿
〇腹痛
〇食欲低下
風邪がひどくなった症状、または腸風邪のような症状ですね。
また、最悪の場合には「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)という感染症にもかかる場合があります。
ウイルスを持ったマダニに噛まれると、症状がでる可能性があります。
しかし、すべてのマダニにウィルスがいるわけではなく、ウイルスがないマダニだと感染症にはなりません。
また、24時間以内にマダニを体から離すことが出来ると、感染する可能性が低くなります。
マダニは、1週間程度血を吸います。
だからといって、無理に引き離してはいけません。
マダニの口はノコギリのようにギザギザになっていて、人の手ではなかなか引きはがせない構造になっています。
噛まれたことがわかったら、すぐに病院へ行って処置してもらいましょう。
無理やり取ろうとすると、口だけ残ってしまったり、感染症を持つマダニを潰してしまうかもしれません。
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マダニに噛まれたときの薬は?
マダニに噛まれたときの感染症「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)には、処置方法がありません。
薬がないのです。
ただ、重症でない感染症の場合は、薬がありますので、自己判断せず病院へ行きましょう。
先ほども書きましたが、絶対に自分で引き離さないでください。
マダニを見つけたら焦らず、マダニをくっつけたまま皮膚科を受診してください。
薬は内服薬と塗り薬が処方されると思いますので、お医者さんの指示にしたがうようにしましょう。
では、マダニに噛まれないようにするにはどうやって予防すればいいのでしょうか?
マダニの予防方法
マダニは家に生息するイエダニなどと違って、外に生息しているものです。
予防方法としては、自宅の庭などは草を刈って、薬剤を添付する方法があります。
しかし、野山へ行く際は、服装などで予防するしかありません。
野山へ行くときは、必ず長袖、長ズボンを着用し、靴もスニーカーで行きましょう。
サンダルでは絶対行かないでください。
マダニに噛まれたことは、見えにくい場合だと気づかないこともあります。
首やふくらはぎなど、自宅に帰ってから体をチェックすると安心ですね。
まとめ
マダニは噛まれると、感染症など命に関わる場合もあります。
噛まれないことが一番良いことですが、もし噛まれてしまったら焦らず病院へ行くようにしましょうね。
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