離乳食後期になると、食べられる食材が増えてきて、ママが調理する手間も少しずつ楽になってきます。
しかしその一方で、メニューがマンネリ化したり、好き嫌いが増えてきたりと、ママの悩みも多くなる時期でもあります。
そこで、離乳食後期の手づかみで食べられるメニューや味付けの濃さについて、アドバイスしちゃいます!
目次
離乳食後期はいつから?
9~11か月の赤ちゃん
一般的な生後10ヶ月の赤ちゃんは、身長が65~75cm、体重は6.5~10.5kgくらいになります。
中には、上下に前歯が生えてくる赤ちゃんもいます。
ハイハイのスピードが速くなったり、つかまり立ちを始めたり、つたい歩きができるようになって、体の動きも多くなります。
また、人の顔も認識するようになるので、知らない人に人見知りをしたり、ママの後追いが激しくなったりといったこともあります。
赤ちゃんの成長に合わせて
この頃になると、離乳食も後期メニューへ変わっていきます。
ただ、赤ちゃんの成長には個人差があるので、月齢で後期メニューを考えるのではなく、赤ちゃんの様子に合わせて進めてあげてくださいね。
離乳食中期のメニューがしっかり食べられるようになったり、2回食のリズムが整ってきたりすれば、後期の離乳食へステップアップしてもいいかもしれませんね。
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離乳食後期の進め方
授乳量の目安
離乳食後期になると、大人と同様、赤ちゃんも1日3回食事を摂ることになります。
この頃になると、赤ちゃんが摂る栄養素のほとんどは、食事で摂取するというのが理想。
おっぱいやミルクを飲む量が多いと、ご飯の時間になってもお腹が空かなくなってしまいます。
食べる量が少ないなぁと思ったら、授乳量や回数を減らしてみましょう。
でも、赤ちゃんはまだまだおっぱいやミルクが大好き!
あくまでも赤ちゃんのペースです!
焦らないでくださいね。
離乳食をよく食べるようなら、少しずつご飯をメインにしていきましょう。
小食の赤ちゃんであれば、おっぱいやミルクをあげながら、少しずつ離乳食に慣れさせていくなどし、離乳食の進み具合に合わせて授乳回数を減らしていくようにしていきましょう。
食材の固さは?
前歯や歯ぐきでかじる練習も兼ねて、指でつまんで軽く力を入れると潰れるバナナくらいの固さが目安です。
やわらかく茹でた大きめの角切り野菜がいいですね。
理想は、子供用スプーンに乗るくらいの大きさです。
さつまいもや人参、かぼちゃなら、レンジで簡単に調理できますし、自然の甘みもあって食べやすいです。
鉄分やβカロテン、ビタミンCなど、栄養素が豊富に含まれているほうれん草もおすすめです。
トマトも、湯むきをすれば赤ちゃんも食べやすくなりますよ。
ご飯は、5倍粥くらいからはじめ、慣れてきたら軟飯にしていきましょう。
食べる量は?
離乳食後期で1回に食べる量の目安は、子供用の小さいお茶碗1杯分。
とはいえ、必要な量は赤ちゃんそれぞれ。
赤ちゃんが食べる様子に合わせて調節してあげましょう。
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後期離乳食の注意点
手づかみ食べが大事
後期になると、1日3食が基本になっていきます。
食事の時間が一定になるように心掛けましょう。
この頃には、手でものをつかめるようになってきます。
自分で食べたいという意欲を大切にすれば、赤ちゃんもご飯の時間が楽しくなりますよ。
スティック状にしたり、小さく丸めたりして、積極的に手づかみ食べをさせてあげましょう。
鉄分の摂取が大事
鉄分不足で貧血になると、赤ちゃんの体や運動の発達に影響がでてきます。
ひじきやほうれん草、小松菜など、鉄分を多く含む食品を、離乳食には積極的に取り入れていきましょう。
味付け
後期離乳食は、食材の固さや大きさ以外にも、味付けが重要になります。
食材の種類や大きさは、大人のものと変わらなくなってくるので、調理はずいぶん楽になります。
でも、大人と同じ味付けだと赤ちゃんには濃すぎるので、調理の過程で別に取り分け、味付けを別にするといいですよ。
出汁や野菜スープを活用しながら、調味料は風味づけ程度で使いましょう。
また、ニンニクや生姜といった香りや刺激が強い野菜は、後期であっても避けたい食材です。
離乳食が完了したとしても、味が濃いものや匂いが強いものはできるだけ避けるようにしましょう。
赤ちゃんの好き嫌いが増える後期離乳食は、栄養バランスはもちろん、食べたいと興味をそそるような工夫も重要です。