酒に強い人の基準は何杯から?男女別と特徴

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社会人になるとお酒の席がグッと増えます。

上司や年上の方がいる席でぐだぐだになるまで飲むことは、社会人として飲み会のマナーに欠けていると受け取られてしまうこともあります。

お酒に強いかどうかの基準や特徴が分かると、飲み会においてのマナーも身につけられますね。
そこで、お酒に強い人の基準について、また、お酒についての男女別の特徴についてみて見ましょう。

酒に強い基準とは?

アルコールが人間の体内に入ると、胃や腸で吸収され、静脈によって肝臓に運ばれていきます。

肝臓では、アルコールが「アセドアルデヒド」に分解されます。

アセトアルデヒドは、アルコール摂取後に顏が赤くなったり、吐き気や頭痛の原因となる物質ですが、体内にある「ALDH2」という酵素の働きで、体に害のないように「酢酸」に変化し、体外に排出されます。

つまり、ALDH2の働きが活発な人は、アルコールの分解が比較的早く、お酒が強いということになります。

このALDH2の活発度は、遺伝的要素が大きく影響しており、統計によると日本人の約55%が、分解の早いALDH2を持っていると言われています。

遺伝子要素が影響するため、ALDH2の活発度が後天的に変化することはなく、よって、努力次第でお酒に強くなるということはありません。

よく、お酒が飲める量が以前に比べて増えてきた、という人がいますが、それは、自分の基準値を超えてお酒を飲んだ際に出てくる「MEOS」という酵素が鍛えられたからです。

MEOSには、繰り返し活動させると活性化していくという性質があります。

毎日お酒を飲み続けることによってMEOSが活性化し、お酒がたくさん飲めるようになったというわけです。

しかし、MEOSが鍛えられてお酒が強くなったということは、お酒を飲む量も増えているということです。

元々持っているALDH2が少ない人は、アルコールを分解するための時間も増えているため、悪酔いや二日酔いになってしまうのです。

お酒が飲めるタイプかどうかは、パッチテストを行うことで科学的に判断することができます。

ガーゼ付き絆創膏と消毒用アルコールを用意し、絆創膏のガーゼ部分に消毒用アルコールを2~3滴染み込ませてください。

これを、上腕の柔らかい部分に貼り付け、7分経過したら絆創膏をはがし、5秒以内に皮膚の色をチェックします。

皮膚の色がすでに赤い人は、お酒が飲めない人です。

10分後に赤く変化した人は、お酒に弱い人です。

皮膚の色に何の変化もなかった人は、アルコールが分解できる体質と判断でき、お酒に強い人と言えます。

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酒に強い男性の特徴

人間は、体重の約7%を血液が占めています。

男性の場合、日頃からスポーツをしている人、肥満の人、痩せている人など、体格の差によってアルコールの血中濃度値が変わってくるため、お酒に対する強さも大きく違いがあります。

体重の軽い人は、アルコールの血中濃度値も高くなり、酔いが回りやすいと言われています。

プロレスラーや格闘家はお酒に強いとよく言われますが、それは体が大きく筋肉量も多いからです。

男性は女性よりもお酒に強い人が多いですが、それは筋肉量が関係しているのかもしれません。

もう少しお酒が飲めるようになりたいとお考えなら、肉体改造して筋肉量を増やすと、より多く飲めるようになります。

男性でお酒に強いと言われる基準は、ビールを10杯以上飲んでも顔色に変化がなく、二日酔いにもならないというのが、統計上で最も多い意見です。

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酒に強い女性の特徴

一般的に、男性よりも女性の方がお酒には弱い傾向にあります。

それは、男性と比べると体格は小さく、体重も軽いため、アルコールの血中濃度が高くなりやすいからです。

また、アルコールの処理能力も、男性と比較すると肝臓が小さいため、女性の方が低めです。

そのため、飲みすぎると二日酔いになりやすく、肝臓にも負担がかかり、中には障害が出る場合もあります。

にもかかわらず、多くの女性は日常的にお酒を嗜んでおり、20~30代の女性では、1週間に2回以上〜毎日飲むと答えた人が4割にも上ります。

女性でお酒に強いと言われる基準は、お酒を平気で5〜6杯飲めることであり、1〜2杯でふらふらになったり二日酔いになる人は、お酒に弱いとされています。

性別問わず、お酒を飲む時間は、その場の雰囲気やお料理を楽しむことも大切です。

自分のお酒の強さの基準をある程度知っておくことで、お酒のマナーを守ることができ、楽しく美味しいお酒にすることができますね。

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