顔に赤いブツブツができてしまうと、小さいものであっても誰かと顔を合わすのがためらわれます。
特に鼻の下となると・・・。
ニキビといえば若い世代のものと思われますが、50歳過ぎてもできる赤いブツブツって何でしょう。
ここでは、50歳すぎても顔にできる赤く小さいブツブツとは何か、鼻の下にできる原因は何かについてまとめました。
顔に赤く小さいブツブツ!これって何?
顔に赤い小さな斑点ができ、かゆみを伴う場合は、顔の皮膚にカビが繁殖しているのかもしれません。
カビ!?とびっくりされる人もいるかもしれませんが、実は人間の顔にはカビが常在しています。
そのカビがなんらかの原因で繁殖しすぎたり、カビへの免疫力が低下していたりすると、顔に赤い斑点のようなものができてしまうことがあります。
また、顔に赤みとかゆみがある場合は、虫刺されの可能性があります。
特にダニの場合は、顔にじんましんが出ることがあり、赤い斑点ができてしまうことがあります。
就寝中においてはダニに顔を噛まれやすく、1週間ほどはひどいかゆみが続きます。
顔だけでなく腕や足といった全身にかゆみが生じることもあります。
また、塗り薬などの外用薬を使用することで赤い発疹やかゆみが生じる薬疹かもしれません。
薬の副作用によってアレルギー反応が起こり赤い発疹が出たり、使用回数が多くなると皮膚が刺激に敏感になりすぎて発疹が出たりといったことが考えられます。
症状が悪化してきた場合はすぐに薬の使用をやめ、使用回数を減らしたり、代用薬を処方してもらうなどの対処が必要です。
かゆみを伴わない赤い小さなブツブツの場合は、ニキビであることが大半です。
ニキビというと、10代や20代前半の若い世代の人をイメージしますが、それ以降の世代においても、いわゆる大人ニキビが顔にできてしまうことがあります。
大人ニキビの主な原因は、食生活の乱れや過度なストレスが挙げられます。
揚げ物や肉類といった、脂質の多い食生活をしていると、顔にニキビや吹き出物ができやすくなります。
また、ストレスを溜め込んでいると、自律神経に負荷がかかって代謝活動が乱れていきます。
その結果、ニキビができやすくなります。
また、空気が乾燥している冬の季節は、顔が乾燥することで皮膚の水分が不足し、皮膚のバリア機能が低下します。
その結果、肌が荒れやすくなって炎症を起こしやすくなるのです。
また、顔の洗いすぎが顔の肌トラブルの原因となっていることもあります。
顔の肌はとても敏感です。
強い刺激は炎症の原因になります。
また、顔を洗いすぎると皮膚を傷つけ、それが原因で赤い斑点もできやすくなります。
しっかりと洗顔剤を洗い流していますか?
洗顔剤を十分洗いきれていないと、毛穴に洗顔剤の成分が詰まり、赤いぶつぶつができてしまう原因になります。
洗顔剤の使用には十分注意しましょう。
スポンサードリンク
鼻の下にできる場合の原因とは?
鼻の下には皮脂腺があって、皮脂が多く出る部分です。
汗をかくと皮脂や汚れで毛穴が詰まりやすくなります。
すると、アクネ菌が繁殖し、ニキビができやすくなるのです。
また、胃や腸、肝臓、腎臓などの臓器から成り立つ内臓の機能が低下すると免疫力が下がり、外部刺激に弱くなったり体のいろいろな部分に不調を起こします。
肌荒れやニキビもその一つで、特に鼻の下に出来やすくなるのです。
では、内臓の機能を低下させる原因とは何でしょうか。
大きな原因のひとつが、毎日の食事です。
脂モノや刺激物、食べる時間が不規則といった、乱れた食生活が内臓機能を低下させます。
お酒の飲み過ぎも良くありませんよね。
また、お肌と睡眠の関係はよくいわれますが、睡眠は脳をリラックスさせたり、疲労を回復してくれたりするだけでなく、内臓を休ませる働きもあります。
睡眠時間が短ければ十分に回復できず、機能低下の原因になるのです。
また、妊娠中の妊婦さんや産後の人に、鼻の下にニキビができることが多いのですが、それは体質変化とともに、ホルモンバランスの乱れが影響していることも考えられます。
ホルモンバランスが崩れると男性ホルモンが多く分泌されるため、皮脂の分泌が増加します。
鼻の下や口の上は、男性ホルモンの影響を受けやすい部位です。
生理前やストレスでニキビが出来やすいのも、ホルモンバランスの乱れが影響しています。
鼻の下は気になる部分。
無意識に触っていませんか?
手に着いた雑菌が原因でニキビができているのかもしれません。
赤いブツブツの対処方法
ダニによる顔の赤い斑点を防ぐためには、寝具の清潔を保つことが重要です。
シーツは週1回は洗濯し、マットレスも日光に当てて干すなど、湿気がたまらないように心掛けましょう。
次に、顔を清潔に保つことです。
顔が不清潔だとカビや菌が繁殖しやすくなります。
顔に汗をかいたらしっかりと拭き、清潔に保つよう意識しましょう。
ただ、顔を強く洗うと皮膚表面が傷がつきやすくなります。
また、頻繁に洗うと皮膚が乾燥しやすくなります。
洗顔時は、洗顔剤を泡立てて手のひらで優しく洗い、しっかり洗い流しましょう。
肌は水分を含むことで外部刺激から肌を守っています。
しかし、暖房の使用などによって外気が乾燥していると肌も乾燥します。
また、洗顔後は肌が乾燥しやすいため、化粧水や乳液などで肌の十分な保湿を心掛けましょう。
最後に、ストレス対策です。
ターンオーバーの乱れによって赤いブツブツができてしまう原因は、ストレスや体調不良も原因になっています。
毎日の食生活を見直し、睡眠生活の改善を図って体や心を労わった生活を送るよう心掛けましょう。