ヒメカツオブシムシの画像を添付してみましたが、見たことありますか?
あまりに小さいので目を凝らして探さないといけませんね。
ヒメカツオブシムシは幼虫の時に私たちに被害を与えるのですが、成虫はどうなのでしょうか?
成虫になると飛ぶと聞いたことがありますが、刺すことはないのでしょうか?
今回はヒメカツオブシムシについてまとめます。
※虫の画像を掲載してありますので、抵抗がない方にはこの記事をオススメしません!!
ヒメカツオブシムシはどんな虫?
あまり聞いた事がない人も多いと思いますがヒメカツオブシムシとは、害虫になります。
衣類・食品・文化財などを食べる害虫で、見た目の不快なので不快害虫とも言われています。
クローゼットなどに閉まっている時に衣類に穴が開いているのはヒメカツオブシムシが食べたからです。
食品は乾物やペットフード・粉ミルクなどを食べるのですが、特にカツオブシが好むようで、名前の由来もカツオブシを好んで食すことからつけられた名前だそうです。
この被害は幼虫の際に起こるのですが、幼虫期間は脱皮を7~9回繰り返し約300日あり、さらに卵の数も1匹の成虫から20個~100個ほど生むので、繁殖してしまうと大きな被害となってしまうようです。
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ヒメカツオブシムシの成虫は刺す?飛ぶ?
主な被害は幼虫の期間に起こすヒメカツオブシムシですが、成虫はどうなのでしょうか?
幼虫の体長が8~9mmあるのに対し成虫の体長は、2.8~5mmほどしかありません。
寿命も幼虫が約300日に対して1ヵ月ほどしかないようです。
ヒメカツオブシムシの成虫も幼虫も刺したりという直接人に害を加えることはありません。
主に食害と不快害虫だということになります。
ヒメカツオブシムシは成虫になると飛ぶことができます。
成虫になると光の方向へ飛ぶように変化します。
晴れた日には活発に野外を飛び、マーガレットやデイジーなどのキク科の花粉や花の蜜を吸いに集まってきます。
そして、お腹をいっぱいにし、再び室内に戻り残りの卵を産み付け死んでしまいます。
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ヒメカツオブシムシの駆除方法と予防の仕方
ヒメカツオブシムシを見つけた場合の駆除方法なのですが、殺虫剤でも効果はありますが幼虫や卵の場合は効き目の弱いようです。
その場合に有効な駆除方法は「熱」です。
昆虫類のほとんどが65℃以上の熱を加えると死んでしまいます。
家にスチームクリーナーがある場合は、カーペットや畳などに使うと効果抜群です。
衣類などで見つけた場合は、アイロンをかけたり、クリーニング店に出すことで、駆除できます。
他にも、ヒメカツオブシムシが付いている衣類や布団・布団カバーなどは、ビニール袋にそれらを入れピレパラアースなどの防虫剤を一緒に入れ封をし1日放置することで駆除できます。
予防の仕方ですが、ヒメカツオブシムシの幼虫は、暗所や風通しの悪い場所を好むので、長期間タンスなどにしまっている衣類は、天下干しをし風にあてることで予防できます。
そして、タンスなどには衣類を詰め込みすぎると通気が悪くなり、幼虫をよんでしまうので隙間ができる感じで衣類をしまうようにしましょう。
幼虫は衣類の中でも汗や飲食物の染み込んでいるシミなどを好んで食べるので、汚れた衣類は洗濯をしてなおすようにし、シミが取れない場合はクリーニングに出すようにすると予防できます。