先日、お隣の奥さんが「甜菜糖って危険なの?ネットで怖いこと書いてあったんだけど…」と不安そうに聞いてきたんですよ。
春になって新しい食生活を始めようと、てんさい糖を買ってみたところだったそうなんです。
チエばあちゃんも気になって調べてみたので、今日は甜菜糖の危険性がデマかどうか、根拠も含めてお話ししますね。
甜菜糖(てんさい糖)とは?北海道生まれのやさしい砂糖
まず、甜菜糖がどんなものか、おさらいしておきましょうね。
甜菜糖の原料は「甜菜(てんさい)」、別名ビートと呼ばれる作物です。
見た目は大根に似ていますが、ほうれん草と同じヒユ科の植物なんですよ。
日本では北海道だけで栽培されていて、じゃがいもや牛乳と並ぶ北海道の大切な農産物のひとつです。
甜菜の白い根を細かく刻んで煮出すと糖分が取れます。
それをろ過して煮詰め、結晶と糖蜜に分けるんですね。
結晶からは上白糖やグラニュー糖が、糖蜜からは甜菜糖ができあがります。
甜菜糖の茶色い色は、蜜を含んだまま乾燥させた天然の色なんですよ。
着色しているわけではないので、安心してくださいね。
甜菜糖はまろやかな甘さとコクが特徴で、煮物や照り焼きに使うと上品な仕上がりになります。
春の新じゃがの煮物なんかに使うと、ほっこりやさしい味になるのでおすすめですよ。
さらに天然のミネラルやオリゴ糖が含まれていて、このオリゴ糖が腸内のビフィズス菌のエサになってくれるんです。
甜菜糖が危険と言われる原因は農薬と遺伝子組み換え?
では、なぜ「甜菜糖は危険」なんて言われるようになったのでしょうか。
主な原因は二つあります。
ひとつ目は、農薬の使用についてです。
甜菜はもともとヨーロッパの寒い地域が原産ですが、北海道は栽培地域としてはやや温暖なため、害虫の被害を受けやすい面があります。
そのため農薬が使われることがあるのですが、これは甜菜に限った話ではありませんよね。
私たちが日頃いただく野菜のほとんどは、農薬を使って栽培されています。
甜菜糖だけが特別に危険ということはないんですよ。
ふたつ目は、遺伝子組み換えの心配です。
海外では遺伝子組み換えの甜菜が栽培されている国もありますが、日本では遺伝子組み換え甜菜の商用栽培は認められていません。
2026年現在も、国産のてんさい糖であれば遺伝子組み換えの心配は不要です。
北海道の農業団体ホクレンも、国産甜菜は遺伝子組み換えではないことを明確に説明していますよ。
甜菜糖の危険性はデマ?正しい付き合い方
結論から言えば、甜菜糖が危険だという情報はデマと言ってよいでしょう。
自然由来の砂糖であり、適量を使う分にはまったく問題ありません。
ただし、ひとつだけ気をつけてほしいことがあります。
甜菜糖は身体にやさしいイメージがありますが、あくまでも砂糖です。
カロリーは他の砂糖と大きく変わりませんし、摂りすぎれば肥満や血糖値の上昇につながります。
「自然由来だから安心」と思って使いすぎないことが大切ですよ。
そもそも「砂糖は危険」という話は、加工食品や清涼飲料水に含まれる糖類を知らず知らずのうちに過剰摂取してしまう現代の食生活への警告として広まったものです。
砂糖そのものが悪いわけではなく、どう使うかが大事なんですね。
春の食卓に甜菜糖を取り入れるコツ
4月は新生活が始まる季節ですよね。
食生活を見直したいという方にも、甜菜糖はぴったりですよ。
チエばあちゃんのおすすめは、毎朝のヨーグルトにスプーン1杯加えること。
甜菜糖に含まれるオリゴ糖がお腹の調子を整えてくれるので、春の不安定な体調にもやさしいんです。
また、春野菜の煮物に白砂糖の代わりに使うと、素材のうまみを引き立てる上品な甘さに仕上がります。
国産のてんさい糖を選べば、農薬や遺伝子組み換えの心配もありません。
パッケージに「北海道産」や「国産」と書いてあるものを選ぶと安心ですね。
よかったら、この春から甜菜糖を取り入れてみてくださいね。




