先日、お隣の奥さんが庭仕事をしていて「このアリ、もしかしてヒアリじゃないかしら?」と慌てて聞きにいらしたんですよ。
春になって暖かくなると、ヒアリの活動が活発になる時期ですから、心配になる気持ちもわかりますよね。
今日は、ヒアリに刺されたときの対処法や日本での対策について、チエばあちゃんがまとめてお話ししますね。
Q: ヒアリとはどんなアリ?日本にいるアリとの見分け方は?
ヒアリは、もともと南米が原産の特定外来生物に指定されているアリなんですよ。
体の大きさは2.5〜6mmくらいで、全体が赤茶色でお腹が少し黒っぽいのが特徴です。
日本にいる普通のアリと比べると、赤みが強くてツヤがあるので、よく見ると違いに気づけますよ。
見分けるポイントをお伝えしますね。
- 体の色が赤茶色で、腹部がやや暗い色をしている
- 同じ巣の中に大きさの違うアリが混在している
- 巣はドーム状のアリ塚を作ることが多い
ただし、素人判断は危険ですから、怪しいと思ったら触らずに自治体や環境省のヒアリ相談ダイヤルに連絡してくださいね。
Q: ヒアリに刺されたらどうすればいい?応急処置の方法は?
万が一ヒアリに刺されてしまったら、まず慌てないことが大事ですよ。
刺された直後は、火傷のような激しい痛みが走ります。
軽い症状なら、刺された部分が赤く腫れてかゆみや痛みが出ます。
まずは刺された箇所を流水で洗い流して、氷や保冷剤で冷やしてくださいね。
中程度になると、全身にじんましんが広がることもあります。
そして一番怖いのが、アナフィラキシーショックという重い症状ですよ。
呼吸が苦しくなったり、めまいがしたり、意識がもうろうとしたら、迷わずすぐに救急車を呼んでください。
刺されてから20〜30分は安静にして様子を見ることが大切です。
過去にハチに刺されてアレルギーが出たことがある方は、特に注意が必要ですよ。
春のお出かけシーズンですから、港や公園の近くでは足元に気をつけてくださいね。
Q: ヒアリは日本で繁殖している?2026年の最新状況は?
2017年に神戸港で初めて見つかって以来、ヒアリの発見は全国の主要な港で続いています。
東京港、横浜港、名古屋港、大阪港、博多港など、国際貨物が届く港を中心に確認されてきました。
環境省や各自治体が水際で懸命に対策を続けてくれているおかげで、2026年現在も国内での大規模な定着は確認されていない状況ですよ。
ただし、毎年のように港湾エリアで発見が続いているのも事実です。
ヒアリの繁殖で鍵になるのが女王アリの存在なんですよ。
働きアリだけなら、それ以上は増えません。
でも女王アリが入り込んでしまうと、1日に数百個もの卵を産んであっという間にコロニーが大きくなるんです。
ちょうど今の春から夏にかけてが繁殖のピークですから、港の周辺にお住まいの方は特に気をつけてほしい時期ですね。
Q: ヒアリの天敵はいるの?日本での駆除対策は?
ヒアリにもちゃんと天敵がいるんですよ。
まず有名なのがアリクイです。
アリクイは皮膚がとても分厚いので、ヒアリに刺されてもへっちゃらなんですよ。
それどころか、自分の体についた寄生虫を退治するために、わざとヒアリの巣に手を突っ込むこともあるそうです。
ただし、日本にはアリクイは生息していませんから、この天敵には頼れませんね。
もう一つ注目されているのがゾンビバエと呼ばれるノミバエの仲間です。
このハエはヒアリの体に卵を産みつけて、孵化した幼虫が体内で成長するという、ちょっと怖いお話なんですよ。
さらに、天敵ウイルス「SINV-1」というものも発見されています。
このウイルスに感染すると、約3カ月でヒアリのコロニーが消滅するとも言われているんです。
日本では現在、これらの生物兵器的な方法よりも、ベイト剤(毒エサ)や薬剤散布による駆除が中心です。
環境省が港湾でのモニタリング調査を定期的に行って、早期発見・早期駆除に努めてくれていますよ。
Q: ヒアリは日本の冬を越せるの?越冬の可能性は?
「日本は寒いからヒアリは住めないのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも、残念ながらヒアリは日本の冬を越せる可能性があるんですよ。
ヒアリが生息している中国の広東省や台湾は、冬に10℃を下回ることもある地域です。
つまり、活動は鈍くなっても寒さで全滅するとは限らないということなんです。
特に都市部のヒートアイランド現象で冬でも気温が高めの場所や、温かい建物の周辺では、越冬できる環境が十分にあると専門家は指摘しています。
だからこそ、暖かくなるこの春の時期に早めの対策と注意が大切なんですよ。
お庭仕事やお散歩のときに、見慣れない赤っぽいアリやドーム状の盛り上がった土を見つけたら、決して触らないでくださいね。
お住まいの自治体に連絡すれば、専門の方が調べに来てくれますよ。
チエばあちゃんも、毎年この時期になるとご近所さんと「足元気をつけましょうね」と声をかけ合っています。
正しい知識を持って、落ち着いて対処することが何より大事ですからね。
よかったら、ご家族にもこの話を伝えてみてくださいね。




