読み方が難しい漢字って日本には沢山ありますよね。
そんな難しい漢字の1つが「手亡く豆」と間違えて探してしまう人が多い「手亡豆」です。
でも、私も「手亡く豆」と調べてしまうと思います。
この手亡豆は、和菓子を作るときに手亡餡として使用します。
和菓子に使う「手亡餡」とは何なのか?読み方やどんな豆なのか?を調べます。
手亡豆の読み方は?
日本人は漢字が必須ですが、自分が使わない漢字は読み方さえもわからないことが多いですよね。
もちろん読み方がわからないのですから、書けるはずがありません。
日本には、そんな難しい漢字は沢山あります。
その中でも、1つ1つの字は読めるのですが、一緒になると読めない感じが「手亡豆」です。
調べる時は「手亡く豆」と調べてしまいますよね。
この手亡豆の読み方は「てぼうまめ」と読みます。
やはり豆ですね。
どんな豆なのか次の章で説明しますね。
手亡豆(てぼうまめ)とはどんな豆?
出典:https://www.kenkoutuuhan.com
手亡豆とは、白いんげん豆のことのようです。
インゲン豆は、私も料理することがありますが、色は緑色をしていますよね。
白い色をしたインゲン豆は見たことがありませんが、種皮の色が白いので、通称白いんげん豆と言われているそうです。
だったら、名前もそのまま白いんげん豆にしておくとわかりやすかったのに、どうして名前が「手亡豆」に変わったのでしょうか?
手亡豆は明治時代に北海道の十勝地方で栽培されました。
通常の豆類は、成長する段階で蔓が伸びてくるので支柱にする手竹が必要でしたが、白いんげん豆は半蔓性だったため手竹が必要ありませんでした。
「手竹がいらない豆」と呼んでいたのがいつの間にか「手亡豆」となったようです。
手亡豆には粒の大きさで大・中・小とあったのですが、中手亡豆と小手亡豆は戦後なくなり、大手亡豆だけでしたが、その大手亡豆も最近は減り、代わって「雪手亡」などの新しい品種も登場しているようです。
この手亡豆ですが、栄養的には凄いパワーをもっていたので紹介しますね。
手亡豆に含まれている食物繊維は、食物繊維がたっぷり含まれているゴボウの約3倍あり、ビタミンB1もイチゴやアセロラと比べると10倍近くも豊富にふくまれているんです。
栄養もある食材なので、海外では日常的に食卓に並ぶのですが、日本では乾燥豆となっているので、スーパーではほとんど販売されていません。
手亡豆を購入したい人は、通販サイトで購入しましょう!
[amazonjs asin=”B01IP4OLLG” locale=”JP” title=”北海道産 手亡いんげん豆 / 500g TOMIZ/cuoca(富澤商店)”]和菓子に使う「手亡餡」とは?自宅で簡単に!レシピ紹介
手亡豆を日本での使い方は、和菓子の白餡を作るときです。
手亡豆は、色が白く粘りがあるので白餡には最適なのだそうです。
では、自宅で簡単にできる手亡豆の手亡餡の作り方を紹介しますね!
「手亡豆で作る手亡餡」
材料 手亡豆 300g、砂糖 250g
「作り方」
- ボウルにたっぷりの水を入れ手亡豆を一晩漬けます。
- 豆の薄皮を剥がし、鍋にたっぷりの水を入れ薄皮を剥がした手亡豆を入れます。
- 沸騰してから約5分煮ます。
- 1度豆をザルにあげ、もう1度新しい水をたっぷり入れ、再度30分程充分柔らかくなるまで煮ます。
- 柔らかくなったら、ザルにあけ水分を取ります。
- ボウルとザルを重ねヘラなどでボウルに手亡豆を濾していきます。
- ザルの上に手ぬぐいを敷いて、濾した手亡餡を乗せ水分を切ります。
- できた手亡餡と砂糖を鍋に入れ、好みの固さになるまで木ベラで練って出来上がりです。
けっこう簡単にできますよね。
栄養もたっぷり含まれているので、子供のおやつに作ってあげてくださいね!