ヤスデという害虫を知ってますか?
確か!独特な臭いがありますよね。
画像を見れば「知ってる!」って人も多いと思います。
ヤスデはムカデに似ているといわれますが、ムカデのように攻撃したり毒を持っているのでしょうか?
今回は、ヤスデの臭いの正体?私達に毒や害を及ぼすのか?画像を交えながら説明していきたいと思います。
※虫の画像を掲載してありますので、抵抗がない方にはこの記事をオススメしません!!
ヤスデの画像(成虫・幼虫)ヤスデの特徴とは?
出典:https://www.hiroshima-nittoboueki.com/
ヤスデを見たことがある人は以外と多いと思います。
ヤスデの成虫と幼虫の画像をみると「見たことある」っていう人もいると思います。
実際、私も名前は知らなかったのですが、この画像にある虫は庭の石の下にいたのを見たことがあります。
見た目は脚が何本もあるので、ムカデに少し似ていると言われますが、私的にはムカデとはあまり似ていないような気がします。
両方とも節足動物ですが、ムカデは60~200mmの大きさがありますが、ヤスデは10~25mmとかなり小さいです。
それに動きもムカデは俊敏ですが、ヤスデはおーっとりと動きとても鈍いです。
ヤスデの特徴をまとめますね。
ヤスデの幼虫は画像のように乳白色をしています。
その幼虫も成虫になると体色は黒色と赤褐色の縞模様に変わります。
節足動物で、一節から2本の脚が生えていますが、頭部から3節目までは1節につき1本の脚が生えています。(脚は腹に沿って生えています)
姿は全体的に丸みを帯びていて、ホースのような形をしています。
刺激すると、だんご虫のように丸まって防御態勢を取ります。
毒ももっていなくて動きの鈍いので、私達には無害なのですが、触ったり踏んづけてしまうと凄く臭いです。
臭いは体節の側面に臭腺という器官があり、外敵刺激を受けるとそこから異臭が発生するので、刺激を与えないように気よつけましょう。
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ヤスデの生態
ヤスデは、6~7月頃から成虫として地面に現れ、10月頃まで私達の目にもとまります。
しかし、本当はもっと前から土中で成長を重ねているんです。
ヤスデは、秋に卵を産み、脱皮を繰り返し土中で成虫し、冬を越して6月から地面に現れるのです。
ヤスデは、畑や雑木林などの落葉の下など湿った暗い場所を好みに生息し、枯れ草や落葉・キノコ類などを食べる植物性の節足動物です。
またその糞は土壌を豊かにする働きがあります。
自分の糞中の落葉なども二度食いするので植物は完全に分解されて微生物の育成になり、土壌を豊かにしてくれるのです。
そのため、農作物をつくっている畑からヤスデが出ると良い畑だという目安にもなるそうです。
ヤスデは害虫?それとも益虫?
上記でも説明しましたが、畑を良質に変える働きをもっているヤスデは、自然界では分解者として扱われています。
姿は気持が悪いので私達は害虫と判断してしまいますが、本当は益虫だということです。
ヤスデは日本全国に生息しているので、家の近くで見たとしても、害虫と思わずにソッとしておいてあげてくださいね。