先日、お隣の奥さんが庭先で「キャッ!」と声を上げたので何事かと思ったら、プランターの下からヤスデがゾロゾロ出てきたんですって。
「これってムカデ?毒あるの?」と慌てていたので、チエばあちゃんが知っているヤスデの正体と、ズボラでもできる対策をお伝えしたんですよ。
あなたも家の周りでヤスデを見かけて「どうしよう」と思ったことがあるかもしれませんね。
でもね、ヤスデは実は毒もなく、私たちに噛みつくこともない、おとなしい虫なんですよ。
今回は、ヤスデの特徴やムカデとの違い、そしてお家に寄せつけないための簡単な方法をお話ししますね。
ヤスデの特徴とムカデとの見分け方|毒はあるの?
ヤスデとムカデ、見た目が似ているので混同する方がとても多いんです。
でもね、ヤスデは毒を持っていませんし、人を噛むこともないんですよ。
一方のムカデは毒を持っていて、噛まれるとかなり痛いので注意が必要です。
見分けるポイントはとっても簡単で、まず大きさが全然違います。
ムカデは6〜20cmほどもある大きな虫ですが、ヤスデはたったの1〜2.5cm程度しかないんです。
それから動き方も全然違いますよ。
ムカデはシャッと素早く動きますが、ヤスデはのーんびりゆっくり歩くんです。
触ったり踏んでしまうとダンゴムシのようにクルッと丸まって、体の横にある「臭腺」というところから独特の嫌な臭いを出します。
この臭いがなかなか取れなくてね、私も昔うっかり素手で触ってしまって大変だった記憶がありますよ。
ですから、見かけても素手では触らないようにするのがいちばんの心がけですね。
ヤスデの生態を知れば対策が見える|発生時期と好む場所
「敵を知れば百戦危うからず」なんて言葉がありますけど、ヤスデの生態を知っておくと対策がグッと楽になりますよ。
ヤスデは秋に土の中に卵を産んで、冬の間じっくり成長し、6〜7月頃に地上に出てきます。
10月頃まで私たちの目につく場所で活動するんですね。
好む場所は湿っていて暗い場所。
落ち葉の下、石の裏、プランターの底なんかが大好きなんです。
枯れ葉やキノコ類を食べて暮らしていて、実はその糞が土をとっても豊かにしてくれるんですよ。
自分の糞に混じった落ち葉をもう一度食べることで、植物が完全に分解されて微生物が育ちやすい良い土になるんです。
農家さんの間では「ヤスデが出る畑は良い畑」なんて言われることもあるくらいですからね。
ヤスデは害虫どころか、自然界では立派な「分解者」として活躍している益虫なんですよ。
ズボラでもOK!ヤスデを家に寄せつけない簡単対策
とはいえ、お家の中にまで入ってこられるのはちょっと困りますよね。
でも大丈夫、ズボラさんでもできる簡単な対策がいくつかありますから、よかったら試してみてくださいね。
まずいちばん手軽なのは、家の周りの湿気を減らすことです。
プランターや植木鉢を時々ずらしてあげるだけでも、ヤスデの居場所が減りますよ。
落ち葉や枯れ草が溜まっているところがあれば、気づいたときにサッと片づけるだけで効果がありますからね。
それから、ホームセンターで売っている粉タイプの忌避剤を家の基礎の周りにパラパラとまくのもおすすめです。
一度まけば雨が降るまでは効果が続くので、こまめにやらなくても大丈夫なんですよ。
もしお家の中に入ってきてしまったら、慌てずにほうきとちりとりでそっと外に出してあげてくださいね。
潰してしまうとあの独特の臭いが広がってしまいますから、そっとやさしく追い出すのがコツですよ。
それからね、玄関や窓の隙間にすきまテープを貼っておくのも簡単でいい方法です。
100円ショップでも買えますから、お財布にもやさしいですよ。
ヤスデは私たちに害を与える虫ではないので、お庭で見かけたときはそっとしておいてあげてくださいね。
でもお家の中に来てほしくないときは、今日お話しした湿気対策と忌避剤の二つだけ覚えておけば、ズボラさんでもしっかり防げますよ。
よかったら梅雨入り前に一度試してみてくださいね。




