飲食店の中でもお寿司は人気ですよね。そのお寿司の中でも、今人気なのが回転寿司です。子供から年配の人まで多くの人に利用されています。
しかし、その反面「アニサキス食中毒」も猛威をふるっています。アニサキス食中毒の患者数は毎年猛威をふるい急増しています。今回は、アニサキス食中毒についてまとめます。
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アニサキス食中毒ってどんな病気?
アニサキス食中毒ってあまり知られていない病気ではないでしょうか?
私も始めて聞く言葉なのですが、食中毒と付いているのですから、ウィルスや細菌によるものだと思っていたのですが、そうではないようです。
ウィルスではないとするとどんな食中毒なのでしょうか?
アニサキスとは、主に青魚に寄生している虫のことを言います。
160種類以上の魚類から出ている虫で、サケ・サバ・イカ・アジ・イワシなどに多く寄生しているようです。
アニサキスは線虫という寄生虫で、体長2~3cm、幅0.5~1mmの白い細長い姿をしています。
そのアニサキスが胃壁や腸壁を噛み付き、腹部に激痛が起こる病気です。
噛み付くなんて・・・信じがたいですよね。
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アニサキス食中毒の症状とは?どのくらいの期間で出る?
通常の食中毒の症状で代表的なのが下痢ですが、アニサキス食中毒では下痢の症状は一切ないようです。
下痢の症状がないのが特徴の1つで、診断する時に役立つようです。
アニサキス食中毒の症状は、激しい腹痛・吐き気・嘔吐です。
稀にアレルギー症状も出る場合があります。
アニサキス食中毒は、食べてから2~4時間後に激しい腹痛が始まり嘔吐する場合もあります。
治療法は、内視鏡を使いアニサキスの幼虫を摘出してくれます。
取り除いた後は、10分~1時間ほどで痛みはなくなるみたいです。
でも、重症化した場合は、開腹手術になる場合もあるので、魚類を食べて激しい腹痛が襲った時は、病院で「アニサキス食中毒の可能性があるかも」と早めに伝えてくださいね。
アニサキス食中毒の予防はよく噛むこと?
日本人はお魚好きで食卓にお魚が並ぶ機会も多いし、刺身やお寿司もよく食べますよね。
アニサキス食中毒にかからないためにも予防法は知っておいたほうがいいです。
予防法として「よく噛むこと」と言われていますが、それはお寿司などの魚類を提供するお店に食べに行った時にできる予防法です。
よく噛んだからといって完璧な予防にはなりませんが、よく噛むほうがいいといえばいいでしょう。
家庭の場合の予防法は、冷凍と加熱です。
アニサキスは、冷凍で-20℃以下で24時間以上、加熱で60℃以上で1分以上加熱することで死滅してしまいます。
アニサキスは、魚の内臓に寄生するので、家庭で魚をさばく時は、なるべく新鮮なうちにさばき、内蔵はすぐに処理してください。
そして、鮮度に不安がある場合は、上記で紹介した予防法をするようにしてくださいね。
70℃以上に加熱した場合は、一瞬でアニサキスは死滅するので、不安がある場合は加熱して食べるようにしましょう!