身内が亡くなって葬儀を出した時、親族や会社、友人などから供花を贈られることがあります。
香典をいただいたらお返しの品物を送りますが、供花の場合もお返しの品物を送るのでしょうか?
送るのだとしたら、のし紙は何がいいのでしょうか?
ここでは、供花を贈られた場合のお返しの品物やのし紙は何がいいのかについてまとめました!
供花をいただいた後の対応とは?
葬儀や告別式の会場に供花を贈られた場合、できるだけ早い時期にお礼を伝えるため、お礼状を送りましょう。
お礼状は、まず「拝啓」から始まり、続いて供花に対するお礼の言葉と、式を無事終えたことの報告を述べます。
さらに、お礼や相手の健康を願う言葉を綴り、「敬具」で締めた後、日付・住所・名前を添えます。
供花とともに香典もいただいている場合は、香典返しを送る際に供花へのお礼を合わせて行いましょう。
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お返しの品物は必要?不要?
供花を贈られた場合も、香典と同じくお礼状を添えてお返しの品を送ります。
その際、価格に応じたお返しの品を送るのですが、会場に直接供花を飾っている場合は、誰から贈られたのか、どれくらいの金額なのかわからなくなってしまいます。
お返しをする際に困らないよう、贈り主の名札と供花のおおよその価格を控えておきましょう。
家族葬などで香典不要としていても、せめて気持ちのお花をと手配する人もいるかもしれません。
そういった場合も、返礼不要と明記がない限りはお返しを考慮しなければなりません。
落ち着いてから香典返しの際に、手紙でお礼を伝えましょう。
供花を贈ったのに何も反応がなければ、ちゃんと手配されたのか不安に思われてしまいます。
その辺りは考慮しましょう。
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お返しをする場合、品物は何がおすすめ?のし紙は?
供花へのお返しの品は、お茶やお菓子、石鹸などといった消えてなくなるものがいいでしょう。
また、タオルやハンカチなどの実用品もおすすめです。
他にも、カタログギフトのような自分で選べるものもあります。
会社関係や友人などの連名で供花を贈られた場合は、みんなで食べてもらえるよう、小分けされたお菓子がおすすめです。
職場であれば、部署が違っていても配ることが可能ですし、友人であれば、代表の人に渡して他の人に配ってもらえばいいでしょう。
他には、一人ずつ1000円くらいの品を送ることもあります。
品物でお返しする際ののし紙は、「志」とします。
この「志」には、「気持ち」という意味が含まれているそうです。
他に「御礼」や、関西地方では「粗供養」、西日本では「満中陰志」といったものなどもありますが、一般的には「志」が使用されています。
担当葬儀社が、お礼状からお返しの品などいろいろと手配してくれる場合がほとんどです。
わからないことがあれば相談しましょう。
お返しの相場について
供花へのお返しの相場は、いただいた供花の金額の半額から3分の1くらいのものが一般的です。
供花とは別に香典をいただいた場合は、香典と供花を合わせた金額の半額から3分の1程度のものを、香典返しとしてお返しましょう!