緊張したり、体調が悪かったり、いろんな原因で急に吐き気がする、なんてことありませんか?
吐けたらスッキリできるかもしれませんが、いつでも吐ける状況にあるとは限りません。
そんな急な吐き気にも対応できる、吐き気の対処方法をご紹介します。
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急な吐き気の対処にツボを押してみよう!
出先などで、急に吐き気をもよおした場合、ツボを押してみるのも一つの方法です。
まず最初に試してもらいたいツボは、関衝(かんしょう)というツボです。
急な吐き気に即効性を持っています。
薬指の小指側の爪の付け根辺りにあります。
左右どちらでも構いません。両方押してみて、どちらかに特に痛みを感じたらそちらを重点的に押してください。
親指と人差し指で挟み、揉みほぐすように押します。
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次に試してもらいたいのが、公孫(こうそん)というツボです。
胃もたれや胃痛といった、消化器全般の不調を整えてくれるツボです。不妊や月経不順にも良いとされ、生理前の吐き気対策にも効果的なツボです。
足の親指の内側の付け根から内くるぶしの方に向かい、ちょうど真ん中あたり、土踏まずが始まるあたりにあります。
出典:https://www.idononippon.com/
公孫は、自分でも押しやすい位置にあるので、入浴時や自宅でリラックスしている時にやってみましょう。あぐらをかくようにして座り、親指の腹やぐーをした手の甲でしっかり押します。
次におすすめなのが、内関(ないかん)というツボです。
ストレスや緊張が原因と考えられる吐き気に効果的なツボです。胃のムカつきの解消や乗り物酔いの予防にも使われるツボです。
手首の付け根から指三本分、ひじに向かったところの真ん中あたりにあります。
6秒から8秒間を1セットとして、強めに7回くらい指圧します。公孫と合わせて押すと効果的です。
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吐き気の原因、考えられるものは?
吐き気はどうして起こるのでしょう?
吐き気とは、めまい・腹部全体の不快感・食欲不振・嘔吐感といった、不快な感覚をいいます。
脳にある「嘔吐反射中枢」が刺激されると吐き気が起こるのですが、この中枢が反応する理由はたくさんあります。
最も多いとされるのは、消化管の働きの乱れです。それ以外にも、乗り物の揺れや妊娠初期の吐き気、モルヒネなどの鎮痛剤や癌の化学療法薬などでも吐き気は起きます。
吐き気や嘔吐で病院を受診する人の多くは、頭痛やめまい、腹痛といった他の症状を伴うことが多いので、医療現場ではそれらの合併症状をヒントにしながら吐き気の原因を特定していきます。
吐き気止め、コンビニで買える薬や食べ物は?
基本的に吐き気を抑える薬は、市販薬として販売されていないのが現状です。
ごく例外的にあるのが、乗り物酔い止め薬(抗ヒスタミン系薬)です。本来はアレルギーの薬の応用として利用されているものですが、緊急時の吐き気には効果的です。
どうしても吐き気を抑える薬が欲しい場合は、病院で診察を受け、お医者さんに処方してもらってください。
吐き気を抑えるのに良いとされる食べ物がいくつかあるのでご紹介します。
まず、梅干しです。梅干しを食べた際にでる大量の唾液が、三半規管のバランスを整えてくれるので、梅干しの酸味が胸のムカつきを抑えます。
さらに、生姜も吐き気を抑えるのに効果的です。生姜には、胃の粘膜を鎮静化する成分が含まれているので、吐き気を抑えてくれます。
吸収性の高いスポーツドリンクに生姜の搾り汁を入れて飲んだり、紅生姜を食べるのもおすすめです。生姜入りの飲料もたくさん販売されているので、試してみてください。
意外なものとしては、炭酸水があります。
サイダーやラムネといった炭酸水は、胃の調子や自律神経を整えてくれ、身体を自然な状態に保つ効果を持っています。
ただし、柑橘類は症状を増し、吐きやすくさせますので、柑橘類入りのものはやめましょう。
その他、血糖値が上昇することで脳が覚醒するので、チョコレートや飴などもおすすめですよ。
急な吐き気対策に、お役に立てれば幸いです。