こちらの記事では、めまいの原因は首?回転するようなぐるぐるめまいについてご紹介します。
めまいの原因は首にある?
「めまい」は、様々な症状が起因となるため、これが原因であると限定できるものではありません。しかし、めまいを改善するためには原因を探ることが大切!めまいの原因の多くは脳や耳にあると言われています。
しかし、病院で検査をしても原因不明である人は多いんです。そんな原因不明のめまいを訴える方に多いのが、首の凝り。首には、平衡感覚に関わるさまざまな神経受容器があります。首が凝って負担がかかると、首にある平衡感覚に関わる神経受容器の働きが鈍くなります。すると、自律神経にも影響が出てきて、脳内の血管にまで影響が広がりめまいを引き起こします。このめまいは「頚性めまい」と言われ、首を動かしたとき、または首の痛みや凝りが強くなってくるとめまいが起こります
。
「後ろを振り返る」「頭を下に向ける」「頭を上げる」などの首の動作や、「朝起き上がる」「寝返り」などの背筋全体の動作がめまい発作のきっかけとなります。このめまいはしばらく続きますが、何時間も何日間も続くようなことはありません。しかし、めまいと同時に吐き気や頭痛を伴うこともあります。
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ぐるぐる回るめまいはなぜ起きる?
ぐるぐると、自分や周りが回転しているような感覚になるめまい。程度が強いと、立てなかったり吐き気を伴ったりします。このめまいの多くは内耳のトラブルが原因です。三半規管や前庭器官にある耳石など、バランスを司る部分がうまく働かなくなると、身体の位置や動きの情報がスムーズに伝達できず、脳で認知できなくなります。その情報の混乱がめまいとして症状にあらわれます。
この回転性のめまいは、吐き気や嘔吐と同様に、難聴や耳の閉塞感、耳鳴りなどの症状を伴うことも多いです。耳鳴りや難聴が伴う場合は、メニエール病や突発性難聴などの病気の可能性が考えられますので、なるべく早く病院で診察を受けましょう。
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めまいの緩和や対策方法
めまいが起きてしまったら、まずは身体を横にしたり楽な姿勢をとって休みましょう。ネクタイやベルトなど、締め付けているものがあれば緩めてください。光はめまいを悪化させることがあります。安静にできる状態になったら、暗いところで休んだり、目を閉じてハンカチなどを当てたりして、外部からの刺激をできる限り減らします。乗り物の揺れもめまいを悪化させます。
対処方法として薬も有効的です。回転性めまいやそれに伴う吐き気・嘔吐などに対しては、乗り物酔いの場合と同じで「吐き気止め」が効果的です。また、回転性めまいがひどい場合やそれに伴って不安が強い場合は、「鎮痛剤」も有効です。しかし、副作用を起こす可能性が考えられますので、症状がひどい場合に限られます。
日頃からできるめまいの症状への対処法として、ツボ押しが効果的です。身体にこもった熱を発散させようとする時にめまいが起こるため、その熱のコントロールを改善させるツボを押すことで、症状の改善が期待できます。そのツボは「風池」といい、後頭骨のすぐ下にあります。押して痛みがある場合は、熱のコントロールがうまくいっていない証拠。気持ち良い範囲で優しく押してください。
また、めまいはストレスなどの関与もあり、症状には自律神経も関わっています。暴飲暴食は、自律神経のバランスを乱す原因となるので控えましょう。また、症状を悪化させやすいのでアルコールも控えた方がベストです。そして、カフェインを含む飲み物も注意が必要です。
交感神経を刺激するので、症状が起こりやすく、悪化させることがあります。めまいが頻繁に起こっている場合は控える方が健全です。内耳に原因のあるめまいの場合は、体操で良くなる場合もあります。仰向け、右向き、仰向け、左向きを繰り返す寝返りのような体操が、内耳の前庭にある耳石の代謝と排泄を促します。
頚椎性めまいは、肩こりや首のコリが原因であることが多いです。首コリを予防するには首のストレッチが有効です。
蒸タオルで首全体を温めると、筋肉の緊張を緩和できます。お風呂に浸かった状態でストレッチするのも効果的です。
また、カイロプラクティック治療は首の関節を調整し、早く症状を改善してくれます。お近くにカイロプラクティック医院がある場合は、相談してみても良いかもしれませんね。
様々な原因から起こるめまい。原因が分からないと不安になったりパニックになったりしますが、まずは落ち着いて自分の症状を考えてみましょう。原因が分かれば、最適な改善方法が見つかりますよ。
そのめまい、更年期障害かも?
40代~50代の女性の多くが悩まされる更年期障害。その症状のひとつに、回転性のめまいがあります。また、女性だけでなく男性も更年期障害になるケースはありますので、その際はしっかりと対策して、快適に過ごせるようにしたいですね。参考にこちらの記事をどうぞ。
★更年期障害の症状、40代50代女性のめまいやふらつき、動悸
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