冬場に毎年大流行している「インフルエンザ」なのですが、インフルエンザは薬を服用しなくては「治らない!」と思っていませんか?
一般的な対処方法として、現在では「インフルエンザ」にかかると薬を服用するのが通常だといわれています。
今回は、インフルエンザの自然治癒は可能なのか?可能ならどうすれば良いのか?をまとめました。
インフルエンザに感染してから、治癒するまでの期間
まずは、インフルエンザに感染するとどういった症状がでて、どのくらいで治癒できるのか説明しますね。
インフルエンザウィルスに感染した場合は、潜伏期間が約1~3日あってインフルエンザを発症します。
一般的な症状としては、急に38度以上の高熱を発症し、それに伴い悪寒や関節の痛み、全身の倦怠感などが現れます。
その後又は同時期に、喉の痛みや鼻汁・くしゃみ、食欲不振などの症状も現れます。
高熱は2~3日で治まりますが、くしゃみや喉の痛みなどの消化器系の症状は残る場合も多いです。
解熱した後も体内にインフルエンザウィルスがいるので、発症後5日間はまだ感染してしまう恐れがあるので自宅待機するのが好ましいです。
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インフルエンザは自然治癒できる?
インフルエンザは症状はかなり強くでますが、自然治癒は可能です。
まだインフルエンザの特効薬が認可されていない2000年より前では、自然に治すものでした。
ここで勘違いしやすいのが、インフルエンザの薬はウィルスを倒すものではないということです!
インフルエンザの時に処方される「タミフル」や「リレンザ」はウィルスをやっつけて治す薬ではなく、ウィルスの増殖を抑える薬です。
したがって、タミフルやリレンザを飲んだから治ったのではなく、自分がもっている免疫でやっつけているのです。
しかし、インフルエンザウィルスは通常の風邪よりはるかに強いため、増殖を抑えなければ自分の免疫ではやっつけれない場合が多く、重症化したり長期化する恐れがあるので、インフルエンザの薬を服用するのが一般的になってきています。
インフルエンザにかかっても自然治癒はできますが、薬を飲むほうが治りも早く、ツライ期間も短くなるので、なるべく受診するのをお勧めします。
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自然治癒のために免疫を高める方法
上記でも説明したとおり、インフルエンザを治すには「免疫」が重要になってきます。
インフルエンザの薬を服用した場合でも免疫が大切になってくるのですから、自然治癒で治す場合は、もっと免疫力を高める必要があります。
私達の身体はインフルエンザに関わらず、免疫という自然治癒力で様々な病気から守られています。
免疫は、病原菌などを認識して排除する力や身体の健康を維持してくれる力がある、私達になくてはならない大切なパワーです。
免疫力をアップするには、3つのことを実践すると良いので紹介しますね。
「充分な睡眠」
免疫物質は「睡眠中」に作られています。
睡眠をとることで「副腎皮質ホルモン」という物質が分泌され、身体の弱っている部分を修復し、免疫力を活性化させてくれます。
子供の時に風邪や疲れたときなどに母親から言われていた「早く寝りよ」はキチンと意味があったのですね。
私も子供が疲れている時は自然と「早く寝りよ」と言っています。
「温める」
私も最近知ったことなのですが、体温が1℃上がると免疫力は5倍もアップするといわれています。
体調が悪くない時は、軽い運動を毎日するだけで体温は上がるようになりますが、体調が悪い時は、温かい飲み物や食べ物を摂り、温かい服装をすると体温は上がります。
私がする方法は、三つの首(首・手首・足首)を温めて体温を上げています(寒い時などに効果抜群です)
「バランスの良い食事」
免疫力を高める効果のある食事を「ビタミンC・Bグルカン(きのこなどに含まれています)・ヨーグルトなど」摂り入れるようにすると効果があります。
しかし、インフルエンザにかかると食事も摂れない場合も多いので、できるだけ食べれる物を食べさせてあげれるようにしてください。
私の家でも子供がインフルエンザにかかると食事が減るので、食べれる時に「雑炊」をつくります。
少ししか食べないけど作りたてが一番美味しいので、一日5回は雑炊を作ります(残りは私が食べるので、私はいつも満腹状態です)
インフルエンザは自然治癒で治すこともできますが、免疫力の低い子供や体力に自信のない人は、できるだけ病院で診てもらうのをおすすめします。