インフルエンザにアルコール消毒が効く理由と正しい除菌方法

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むかし、子どもたちが小さかった頃、冬になるとインフルエンザが怖くてねぇ。
学校から帰ってきた孫の手を「ほら、ちゃんと洗いなさい」と追いかけ回していたものです。
チエばあちゃんです。

インフルエンザにアルコール消毒は有効なのか、気になっている方は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、アルコール消毒はインフルエンザ予防にとても効果的なんですよ。
今日はその科学的な理由と、正しい除菌の方法についてお話ししますね。

インフルエンザの感染経路を知って正しく予防する

まず、インフルエンザがどうやってうつるのかを知っておくことが大切です。

感染経路は大きく分けて2つあります。

ひとつめは「飛沫感染」です。
感染した人が咳やくしゃみをすると、ウイルスを含んだ小さな飛沫が飛び散ります。
それを周りの人が口や鼻から吸い込むことで感染してしまうんですね。
咳やくしゃみの飛沫は、約1〜2メートルも飛ぶと言われていますから、満員電車や教室のような密閉空間では特に注意が必要ですよ。

ふたつめは「接触感染」です。
感染した人が咳やくしゃみを手で覆い、その手でドアノブや手すり、スマートフォンなどを触ると、ウイルスがそこに残ります。
別の人がその場所に触れて、自分の口や鼻、目を触ってしまうと感染してしまうのです。
実はこの接触感染が、家庭内や職場での感染の大きな原因になっているんですよ。

だからこそ、手指の消毒がとても重要になってくるわけなんです。

アルコール消毒がインフルエンザに効く科学的な理由

「アルコールで本当にウイルスが死ぬの?」と不思議に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
これには、ちゃんとした科学的な理由があるんですよ。

インフルエンザウイルスの表面には「エンベロープ」と呼ばれる脂質(あぶら)でできた膜があります。
この膜がウイルスが人の細胞にくっつくときに重要な役割を果たしているのですが、アルコールに触れるとこのエンベロープがあっという間に溶けてしまうんです。
膜が壊れたウイルスはもう感染力を失いますから、アルコール消毒はインフルエンザに非常に有効ということになります。

ちなみに、ノロウイルスのようにエンベロープを持たないウイルスにはアルコールが効きにくいこともあるので、ウイルスの種類によって対策が変わるのも覚えておいてくださいね。

薬用せっけんでの手洗いも同じ原理で、せっけんの界面活性剤がエンベロープを破壊してくれます。
ですから、手洗い+アルコール消毒の組み合わせが最強の予防法なんですよ。

インフルエンザ予防に効果的なアルコール除菌の正しいやり方

せっかくアルコール消毒をするなら、正しい方法で行いたいものですよね。
ポイントをお伝えしますね。

まず大切なのは、アルコール濃度が70〜80%のものを選ぶことです。
濃度が低すぎると除菌力が弱くなりますし、逆に高すぎてもすぐに蒸発してしまって効果が十分に発揮されないんです。
ドラッグストアで売っている手指消毒用のジェルやスプレーは、だいたいこの範囲に調整されていますよ。

使い方のコツは、手のひらだけでなく、指の間・指先・手の甲・手首までしっかりすり込むことです。
量はケチらず、たっぷりと使ってくださいね。
15秒以上かけてすり込むのが理想的です。

外出先から帰ったとき、食事の前、ドアノブや手すりを触った後などに、こまめに消毒する習慣をつけると安心ですよ。
最近は携帯用のアルコールジェルがいろいろ出ていますから、カバンにひとつ入れておくと便利です。

それから、家族がインフルエンザにかかってしまったときは、ドアノブやスイッチ、テーブルなど手がよく触れる場所をアルコールで拭き取ることも大切です。
ウイルスは乾いた場所でも数時間から半日ほど生存できると言われていますからね。

チエばあちゃんも、冬になるとキッチンと玄関にアルコール消毒液を置いて、家族みんなで使うようにしています。
小さな習慣の積み重ねが、家族の健康を守る一番の近道だと思いますよ。
よかったら、今年の冬から試してみてくださいね。

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