インフルエンザ予防接種の料金について、札幌の相場や今年の流行についてまとめました。
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2016年インフルエンザ、流行は何型?
2016年~2017年の冬シーズンに接種されているインフルエンザワクチンの型は、カリフォルニアA型(H1N1)・香港A型(H3N2)・プーケットB型(山形系統)・テキサスB型(ビクトリア系統)の4つです。
A型・B型ともに2種類のウィルスの流行が予想されています。
ウイルス性肺炎や細菌性肺炎など、呼吸器系の合併症を引き起こすA型のウィルスは、日々進化し姿をかえて、毎年新型ウィルスとなって世界的に流行していきます。そのため、A型のウィルスを予想することは大変難しく、あらゆることを想定して毎年ワクチンがつくられています。
そんなA型と比べ、インフルエンザB型は1~2年、または数年間隔で流行するウィルスです。
B型のウイルスはA型とは違い、変異することがありません。
しかし、インフルエンザA型の流行が下火になった、2月終わり頃から流行り出すことが多いので、春先までは感染予防を心がけておく必要があります。
2016年9月時点で、すでにA香港型ウィルスが検出されています。例年通り、A型の流行が予想されます。
2016年に気をつけるべきは、B型インフルエンザです。
2014年から2015年にかけては、A型が流行し、その後、B型が現れました。
今年も、同じような流れを辿ることが予想されています。
B型の場合は、ウィルスが変異することがないので、大流行となることはあまり考えられませんが、注意したいのは、症状がA型に比べて軽症なために、インフルエンザ感染だと認識されず、周囲に感染を拡げていくということです。
B型は、消化器官に関する症状を引き起こします。
そのため、2016年のインフルエンザでは、下痢や嘔吐などを伴うものになると予想されます。
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インフルエンザ予防接種の効果
インフルエンザに感染すると38℃以上の高熱や頭痛、関節痛などを発症させます。
特に小さな子供や高齢者は、症状が重症化しやすく、中には死亡するケースもあります。
インフルエンザを予防するには、予防接種が効果的です。
人間の身体には、ウィルスに感染すると排除する働きがあり、感染したウィルスに対して抗体を作ります。再度同じウィルスが身体に入ってきても、この抗体の免疫力で感染を防ぐことができます。
この免疫の力を利用しているのが予防接種です。
毎年、その年の流行るインフルエンザの型を予想してワクチンを決定しますが、万が一、型の予想が外れたとしても、新型ウィルスでなければ、3種類の混合ワクチンなら、カリフォルニアA型・香港A型・B型の定番には効果的です。
実は、インフルエンザの予防接種をしてもすぐには効果を発揮しません。
抗体が作られるには、ワクチンを接種してから1~2週間かかるのです。
また、予防接種の効果は、一般的に5ヶ月といわれてます。
インフルエンザは毎年12月頃に始まり、1~3月にピークを迎えます。予防効果を発揮するために日にちを逆算すると、遅くとも12月頃までには接種を終わらせておく必要があります。
ちなみに、ワクチンによって出来た抗体は身体に残ることがないため、毎年予防接種をする必要があります。
ワクチンは、インフルエンザ感染に対しての効果はありません。
インフルエンザ感染後、ウィルスは数日潜伏し、発熱やのどの痛みなどの症状を発症します。
ワクチンの予防接種は、この発症を抑えることに効果を発揮します。
また、予防接種の最大の効果は、この重症化を予防するということです。
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インフルエンザ予防接種、札幌の料金相場
インフルエンザの予防接種は、保険外診療となります。
そのため、各医療機関は予防接種の料金を独自で設定することができるので、全国一律の料金とはなりません。
病院の中には、来院数増加につなげるため、戦略的に安く料金設定をしている病院があります。
また、普段から来院患者が多い病院は、インフルエンザの流行時期に患者が殺到しないよう、高い料金設定にしているところもあるようです。
2016~2017シーズンにおけるインフルエンザ予防接種の全国平均価格は、3,346円です。
札幌市の予防接種の料金は、医療機関によって差はありますが、おおよそ次のようになっています。
生後6ヶ月から13歳未満は、2回接種で合計5000~6000円程度です。
これは、全国平均とほぼ同等の料金です。
13歳以上は、1回接種で2000~3000円程度です。
これは、全国平均と比べると1000円程安いです。
65歳以上の高齢者は1400円程度で、全国平均と比べると600円程安いです。