こちらの記事では、手の水泡は水虫?汗疱(異常性湿疹)の原因と対策についてご紹介します。
あなたは、水虫のようなものが手に出来たことはありますか?もちろん手にも水虫は出来る可能性がありますが、もしかしたらそれは「汗疱(かんぽう)」といわれるものかもしれません。
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汗疱の症状とは?
汗疱の症状を見ていきましょう。代表的なものはこちらです。
〇手のひらの側面や手の指あたりに小さな水泡がたくさん出てくる。
〇強い痒みに襲われる
〇水泡が潰れたところがなかなか乾燥しない。
汗疱(かんぽう)は足の裏に出来ることもあるそうですが、主に手に出来ます。また、左右対称に出来るのが一般的です
汗疱の水泡が破れてしまうと、湿疹が進んでしまい異汗性湿疹になります。なぜ異汗性湿疹になるのかまだ詳しい原因はわかっていないそうですが、なりやすいのは次のようなタイプの方だそう。
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汗疱(異常性湿疹)になりやすい人
①多汗症の人
多汗症の人の場合、汗の刺激が汗疱の症状を引き起こす要因になっている可能性があります。しかし、どんな成分が原因で引き起こされるのかというところは、まだわかっていません。
②慢性の副鼻腔炎や扁桃炎の人
直接の関係があるわけではないようですが、菌が飛散し手足に付いてしまうことにより汗疱の症状がでるのではないかと言われております。これを「病単感染」と言われるそうです。
これらが原因だとすると、副鼻腔炎や扁桃炎を治すことで汗疱の症状も緩和されていくはずなので、まずはこれらの症状を治すことを目指しましょう。
③アトピー性皮膚炎の人
アトピー性皮膚炎の人はバリア機能が低下していたり、肌が乾燥しやすい体になっています。そのことから、汗をかくと影響を受けやすいとされています。主に、症状が緩和されていくときに汗疱が出てくるという仮説がありますが、実際は不明です。
④喫煙者の人
タバコは決して体にいい物ではありません。タバコを吸うことで免疫力が低下し、汗疱が出来る原因なのではないかと言われています。
⑤精神的なストレスがある人
日々のストレスは誰でもあることですが、ストレスをずっと感じ続けることにより自律神経が働かなくなってきます。
自律神経は発汗量の調節もしているので、自律神経が正常に働かなくなることで汗疱の症状が出てくるのではないか?と考えられています。
⑥ビオチンの欠乏症の人
ビオチンとは、皮膚を作る細胞を活性化させ皮膚の機能を正常に保ってくれる効果があります。ビオチンは体内でも作られるのですが、まれに「ビオチン欠乏症」になる人がいるそうです。このビオチン欠乏症になると、汗疱になりやすい肌になってしまいます。
主にこれらの原因があげられます。では、もし汗疱になったらどうやって治していけばいいのでしょうか?
汗疱(異常性湿疹)の薬や治療方法
汗疱を治すには、腸内環境をよくしたり、どくだみ茶を試すなどの方法があります。しかし、一番早いのは”皮膚科へ行く”ということです。
自分では判断しにくいことでも、皮膚科の先生は専門分野なのですぐに診断してくださるはずです。知恵ばあも毛虫にさされたり、湿疹が出たりすることがあったときはお世話になりました。
病院で診てもらうと、マイザー軟膏や強い痒みの場合はアンテベート軟膏を処方されると思います。ひどい痒みに悩んでいるときは、まずは皮膚科に行くことをおすすめします。
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