先日、孫娘が夏休みに遊びに来たときのことなんですよ。
「おばあちゃん、うどんもそうめんも上手に作れるのすごいね。私がやるとベタベタになっちゃう」って言うもんですから、思わず笑ってしまいました。
実はね、腕前というよりも使う道具がちゃんとしているかどうかで、麺料理の仕上がりはずいぶん変わるんですよ。
今日は、長年台所に立ってきたチエばあちゃんが「これだけは手放せない」と思っている快適に麺料理を作れる道具を7つ、科学的な理由も添えてご紹介しますね。
茹でる工程を快適にする道具3選
まず麺料理で一番大事なのは、なんといっても茹で方ですよね。
ここで活躍してくれる道具を3つお伝えしますね。
①大きめの寸胴鍋(6リットル以上)
「鍋なんてどれでも同じでしょ」と思うかもしれませんが、これが全然違うんですよ。
麺を茹でるときは、麺の重さの10倍以上のお湯が理想と言われています。
たっぷりのお湯で茹でると、麺を入れたときの温度低下が少なくて済むんですね。
科学的に言うと、水の量が多いほど熱容量が大きくなって温度が安定するので、麺の表面と中心が均一に火が通るんですよ。
チエばあちゃんも昔は小さなお鍋で茹でていたんですが、寸胴鍋に変えてからは麺がくっつかなくなりました。
②パスタ用の湯切りインサート(中かご)
鍋の中にすっぽり入るザル状のかごのことですよ。
これがあると、重たいお湯を持ち上げなくても、かごを引き上げるだけで湯切りができるんです。
年を重ねると熱いお湯を運ぶのは危ないですからね。
それに、お湯を鍋に残しておけるので、続けて別の麺を茹でるときにも便利なんですよ。
③タイマー付きのキッチンタイマー
当たり前のようですが、意外と「だいたいの感覚」で茹でている方が多いんですよね。
麺は10秒の違いで食感が変わると言われています。
でんぷんの糊化(こか)という化学変化は温度と時間で進み具合が決まりますから、正確に計ることが科学的にも理にかなっているんですよ。
仕上げと盛り付けを快適にする道具2選
茹で上がった麺をどう扱うかで、おいしさがまた変わってきますよ。
④大きめのステンレスざる(足つき)
茹でた麺を冷水でしめるとき、足つきのざるがあるとシンクの中で安定して両手が使えるんですよ。
冷水でしめる理由にも科学があってね、急激に冷やすことで麺の表面のでんぷんが引き締まって、あのツルッとした食感が生まれるんです。
ぬめりの正体は溶け出したでんぷんですから、しっかり流水で洗い流すことが大切なんですよ。
⑤トング(ナイロン製がおすすめ)
お箸で麺をつかむのも悪くないんですが、トングがあるとパスタや焼きそばを盛り付けるときに、くるっときれいにまとめられるんですよね。
ナイロン製を選ぶと鍋のコーティングを傷つけにくいですし、軽いので手が疲れにくいんですよ。
調理そのものを快適にする道具2選
最後に、麺料理全体の段取りをぐっと楽にしてくれる道具をご紹介しますね。
⑥深めのフライパン(直径28cm以上)
焼きそばやあんかけ焼きそばを作るとき、浅いフライパンだと具材がこぼれて大変ですよね。
深さが7cm以上あるフライパンなら、炒めても煮込んでも安心なんですよ。
深さがあると鍋の中で対流が起きやすくなるので、具材に均一に熱が伝わるという利点もあります。
チエばあちゃんは深めのフライパン一つでスープ麺まで作ってしまいますよ。
⑦計量スプーンとミニはかり
「味付けは目分量よ」なんて言う方もいますが、実はチエばあちゃん、ここだけはきちんと計るようにしているんです。
塩分濃度がほんの0.5%変わるだけで、麺つゆの味の感じ方はかなり違ってくるんですよ。
人間の舌は塩分濃度0.8〜1.0%くらいを「おいしい」と感じると言われていますから、毎回同じおいしさを出すには計量が一番の近道なんですね。
いかがでしたか。
どれも特別に高価なものではなくて、ホームセンターや100円ショップでも手に入るものばかりですよ。
道具をひとつ変えるだけで、毎日の麺料理がぐんと快適になりますから、よかったらぜひ試してみてくださいね。
チエばあちゃんの台所の知恵が、あなたのお役に立てたらうれしいです。




