おせち料理の基本を初心者向けに解説|意味と作り方のコツ

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朝晩はずいぶん涼しくなってきましたねぇ。チエばあちゃんです。
まだ夏の名残があるうちから、おせち料理の話なんて気が早いと思うかもしれませんけどね、実はおせち料理は今のうちから少しずつ知っておくと、年末に慌てなくて済むんですよ。
今日は初めておせち料理に挑戦するあなたにも安心してもらえるように、なぜそうするといいのかという理由も交えながら、やさしくお話ししていきますね。

おせち料理でまず知っておきたいこと

おせち料理は、もともと季節の節目に神様にお供えした「御節供(おせちく)」から来ているんですよ。
一つひとつのお料理に意味があるのは、あなたもご存じかもしれませんね。
黒豆は「まめに働けるように」、数の子は「子孫繁栄」、昆布巻きは「よろこぶ」に通じる縁起物なんです。
そしてね、おせち料理が日持ちするように作られているのには、ちゃんと理由があるんですよ。
砂糖・塩・酢・醤油をたっぷり使うと、食べ物の水分が抑えられて、菌が増えにくくなるんです。
昔は冷蔵庫がありませんでしたから、濃いめの味付けは理にかなった保存の知恵だったんですねぇ。
お正月くらいは台所仕事を休めるようにという、昔の人のやさしい気持ちも込められているんですよ。

おせち料理の基本のやり方

初心者さんには、まず三品だけから始めることをおすすめしますよ。
チエばあちゃんのおすすめは、黒豆・田作り・紅白なますの三品です。
この三つは失敗が少なくて、日持ちもいいんですよ。

黒豆はね、乾燥豆を一晩(8時間ほど)水に浸けてから、弱火でコトコト煮ます。
豆の細胞にゆっくり水を吸わせてから煮ると、皮が破れにくくふっくら仕上がるんです。
急に熱を加えると豆の中と外で膨らみ方に差ができて、皮がはじけてしまうんですよ。
「急がば回れ」は豆炊きの合言葉ですねぇ。

紅白なますは、大根と人参を細切りにして塩をふり、しんなりしたら甘酢で和えるだけ。
塩をふるのは、浸透圧で野菜の水分を先に出しておくためなんですよ。
水気が残ったまま甘酢に漬けると味が薄まってしまいますからね。
酢は菌の繁殖を抑えてくれるので、なますは冷蔵庫で4〜5日は持ちますよ。

作る順番は、日持ちする煮豆や酢の物を12月29日か30日に、傷みやすい焼き物やかまぼこの盛り付けは31日に、と覚えておくといいですよ。

よくある失敗と対処法

おせち料理で多い失敗と、その直し方もお伝えしておきますね。

黒豆にしわが寄ってしまうのは、煮ている途中で豆が空気に触れるのが原因なんです。
煮汁から豆が顔を出すと、表面が乾いて縮んでしまうんですよ。
落とし蓋をして、煮汁が減ったら差し水をして、豆をいつも煮汁の中に沈めておいてくださいね。

煮しめの味が染みないという声もよく聞きますよ。
実はね、味が染みるのは煮ている間ではなく、冷めていくときなんです。
熱で食材の細胞がゆるんで、冷める過程で煮汁が中へ入っていくんですよ。
ですから、煮えたら火を止めて、そのまま鍋の中で休ませてあげてくださいね。

なますが水っぽくなるのは、塩をした後の水気の絞りが足りないから。
両手でぎゅっと、思い切って絞って大丈夫ですよ。

それからね、作ったおせちは清潔なお箸で取り分けることも大事です。
直接口をつけたお箸を使うと、そこから菌が入って傷みが早まってしまうんですよ。

おせち料理は、全部手作りしなくてもいいんです。
市販のものと組み合わせて、一品だけでも手作りが入っていれば、それはもう立派なあなたの家のおせちですよ。
よかったら、今年の暮れに一品から試してみてくださいね。
チエばあちゃんも応援していますよ。

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