むかし娘が初めて一人暮らしを始めるとき、一緒に引っ越しの挨拶回りをしたことがあるんですよ。
チエばあちゃんです。
あのとき「ちゃんと挨拶しておいてよかった」と娘が何度も言っていたのを、今でもよく覚えています。
引っ越しの挨拶は、新しい暮らしを気持ちよくスタートさせるための大切な第一歩なんですよね。
今日は、引っ越し挨拶の範囲やタイミング、手土産のマナーについて、チエばあちゃんの経験も交えながらお伝えしていきますね。
引っ越し前の旧居への挨拶が大切な理由
引っ越しというと、新しいお家のご近所への挨拶ばかり気にしてしまいがちですよね。
でもね、実は旧居のご近所への挨拶のほうが先に必要なんですよ。
引っ越し当日は、大きなトラックが出入りしたり、荷物の搬出で通路をふさいでしまったりと、どうしてもご近所に迷惑をかけてしまいますよね。
事前にひと言お伝えしておくだけで、お互いの気持ちがずいぶん楽になるものなんです。
心理学でも「事前告知」があると人はストレスを感じにくくなると言われていて、これは科学的にも理にかなったことなんですよ。
挨拶のタイミングは、引っ越しの前日から2日前がちょうどよいですね。
あまり早すぎると忘れられてしまいますし、当日ではバタバタして落ち着いて話もできませんからね。
チエばあちゃんが引っ越したときは、お隣のおばさまに「長い間お世話になりました」とお菓子を渡したら、「寂しくなるわね」と涙ぐまれたことがあって。
やっぱり感謝の気持ちをきちんと伝えるって、人と人との関係でとても大事なことだなぁと実感しましたよ。
ただし、女性の一人暮らしの場合は、挨拶回りを控えたほうが安全です。
どんな方が住んでいるかわからないところに、一人で暮らしていることを伝えに行くのは防犯上リスクがありますからね。
2026年現在、警視庁や防犯の専門家も、単身女性の場合は無理に挨拶回りをしなくてよいと案内しています。
娘にもそう伝えましたし、あなたも状況に応じて判断してくださいね。
引っ越し挨拶の範囲はどこまで?一戸建て・マンション別の目安
「どこまで挨拶に行けばいいの?」というのは、みなさん悩むところですよね。
チエばあちゃんも最初の引っ越しのときは迷いましたよ。
一戸建ての場合は、昔から「向こう三軒両隣」と言ってね、両隣のお宅と、道を挟んで向かい側の3軒(正面と斜め両向かい)に挨拶するのが基本ですよ。
これは日本の古くからの近所付き合いの知恵で、日常的に顔を合わせる範囲の方にご挨拶しておくという考え方なんですね。
加えて、裏のお宅にも挨拶しておくと、なお安心ですよ。
マンションやアパートの場合は、両隣と上下階のお部屋に挨拶するのが一般的です。
特に階下の方には「生活音でご迷惑をおかけするかもしれません」とひと言添えると、とても印象がよくなりますよ。
実際、騒音トラブルの多くは事前のコミュニケーション不足が原因だと言われています。
顔を知っている相手の生活音は気にならなくなるという研究結果もあるくらいですからね。
また、マンションに管理人さんがいらっしゃる場合は、管理人さんにもご挨拶しておくとよいですよ。
ゴミの出し方や共用部分のルールなど、暮らしに必要な情報を教えてもらえることも多いんです。
引っ越し挨拶のタイミング・手土産・熨斗のマナー
新居でのご挨拶は、引っ越し当日か翌日に済ませるのが理想ですよ。
日が経つほど「今さら行きにくいな…」という気持ちになってしまいますからね。
遅くとも1週間以内には伺いたいところです。
訪問する時間帯は10時〜18時くらいが無難ですね。
朝早くや夜遅くは、相手の生活リズムを乱してしまいますから避けましょう。
土日の昼前後が在宅率も高くておすすめですよ。
もし不在だった場合は、簡単な手紙と手土産をドアノブにかけておくのがよいですね。
「○○号室に引っ越してまいりました○○です。改めてご挨拶に伺います」と一筆添えるだけで、誠意が伝わりますよ。
手土産は500円〜1,000円程度のものが相場です。
あまり高価だと相手に気を遣わせてしまいますからね。
もらって困らない消耗品が一番喜ばれますよ。
人気があるのは、焼き菓子、ラップやジップ付き保存袋、洗濯洗剤、タオルなどですね。
2026年は環境にやさしい洗剤やエコラップなども人気が出ていますよ。
熨斗(のし)を付ける場合のマナーもお伝えしておきますね。
退去のときは「粗品」、入居のときは「ご挨拶」と書くのが一般的です。
水引は紅白の蝶結びを選んでくださいね。
蝶結びは「何度あってもよいお祝い事」に使われるもので、ご挨拶にはぴったりなんですよ。
それから、できれば家族そろって挨拶に行くのがおすすめです。
「こんな家族が引っ越してきたんだな」と知ってもらえると、お互いに安心感が生まれますからね。
小さなお子さんがいるなら一緒に連れて行くと、「元気なお子さんですね」なんて会話のきっかけにもなりますよ。
引っ越しの挨拶は、ほんのひと手間ですけれど、その小さな心遣いが、何年もの安心したご近所付き合いにつながっていくものなんです。
チエばあちゃんも何度か引っ越しを経験しましたけれど、最初の挨拶をしっかりしたところでは、いつもよいお付き合いができましたよ。
あなたの新生活が気持ちよくスタートできるように、よかったら参考にしてみてくださいね。




