秋になると、さつまいもが美味しい時期になります。私の家の近くでも、さつまいも掘りをしている場所もあり、小さい子が夢中になってさつまいもを掘っています。
さつまいも掘りをすると、必ずといって良いほど服がドロドロになりますね。しかも、洗濯しても落ちない汚れもあります。この汚れはただの土の汚れではないからです。
今回は「さつまいものべたべたの正体や落とし方」について書いていきます。
さつまいもの白い液体の正体は?
さつまいもを切ったときに、さつまいもがべたべたしていて「腐っている」と間違って捨ててしまう方もいるそうです。
このべたべたは、新鮮なさつまいもが持っている「ヤラピン(ヤラッパ樹脂)」と呼ばれるものです。さつまいもを切った時に、白い液体として出てきます。
ヤラピンは植物性樹脂の一つです。さつまいもはヒルガオ科の植物ですので、樹脂を持っています。
さつまいもを切った時にべたべたしたものがつく場合は、新鮮なものだということなので安心してくださいね。
さつまいも表面の黒いベタベタはなに?
では、さつまいも掘りをしたときに黒く汚れてしまうのはなぜでしょう?
さつまいもは根の部分なので、土の中にいます。
ですので、もちろんその上には茎があります。
茎の部分を蔓(つる)とも言うのですが、さつまいもを掘るときはこの蔓を切り取ることから始まります。
さつまいも掘りを誰でも体験してもらえるように、土地を提供しているところは、蔓を切り取っています。
すぐにさつまいも掘りが出来るようにしてあるのです。
蔓はさつまいもから切り取っているので、ヤラピンが出続けている状態になります。
時間が経つと、ヤラピンは黒く変色してしまいます。なので、土の色と混ざって服や手についた汚れを土や泥による汚れだと思ってしまうんですね。
さつまいも掘りへ行くときは、汚れてもいい服で、手には軍手をしましょう。というのはこのためでもあります。
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包丁やまな板など、ベタベタを取る方法
包丁でさつまいもを切った時のべたべたを取る方法を紹介します。
よく塩でもむとか、重曹を使うとか聞きますが、一番手軽なのは「台所用洗剤」を使う事です。
手のべたべたを落とす場合は、台所用洗剤を手につけて、もむように洗えばキレイに落ちます。
包丁やまな板には、いつも通りスポンジなどで洗えばキレイに落ちます。もちろん、すすぎはしっかりしてください。
服についた場合は、台所用の塩素系漂白剤でシミの部分につけると、汚れが浮いてきます。
そのあとのすすぎもしっかりするようにしましょう。
しかし、綺麗に落ちないこともあります。
男の子だとやんちゃで、服を使ってさつまいもを運んだりする子もいますので、捨ててもいいような服を着せていくのが一番いいでしょう。
まとめ
さつまいも掘りは、家族で行くと楽しいですよね。しかし、行くと必ず汚れますので服装には注意して行きましょう。