夜に咳がとまならい!どうすればいいの?
夜になると、咳が止まらなくなったり、喘息がひどくなるのには、ちゃんと理由があるのです。
目次
夜に咳がひどい時の原因は?
夜に咳がひどくなるには様々な原因があります。
環境的要因や身体的要因もありますので、具体的にご紹介してみます。
①副交感神経が活発になるため
副交感神経は、筋肉の緊張を緩めて身体をリラックスする効果があります。
筋肉の緊張を緩めるときは、当然喉などの筋肉も緩まります。緩むことにより、気道が狭まるため、空気の通り道である、気道粘膜が敏感に反応しやすい状態になります。その為で咳は出やすくなります。
②気道の確保ができていない
仰向けに寝ていると、鼻水や痰などが喉に流れ込み、気道が確保できないことから咳が出やすくなります。
横向きに寝ていても、空気の通りが少ないと、気道が刺激されて咳は出やすくなります。
体勢を変えると状態が変わるため、出にくくなることもあります。適度に体制を変えてみてくださいね。
③アレルギー反応
アレルゲンが原因により、咳が出やすくなります。その場合は、アレルゲンを取り除かない限り、咳は止まりません。
アレルゲン物質を夜に吸い込んでいる可能性があります。
換気ができていない場合は、家具からホルムアルデヒドを吸い込んでいる可能性もあります。
また、ベッドの周りにホコリは溜まっていませんか?ホコリやダニなどからアレルギーを起こし、咳が止まらないということもあります。
換気や掃除をしっかりすることも咳対策には必須です。
④部屋の空気が乾燥し過ぎている。
乾燥しすぎていて、のどの粘膜が刺激され、咳がひどくなることが多いです。
喉のケアをするための加湿はしっかりと行いましょう。
加湿器がない場合は濡れたタオルを枕の近くに置くことや、マスクをして寝るだけでも効果がありますよ。
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夜にヒドイ咳が出るときの対策
対策方法をいくつかご紹介します。
①アレルゲンを取り除くこと。
これは、喘息によくあることですが、原因の特定をしない限り難しいため、まず、何が原因で起こっているのかを調べる必要があります。長期間咳が続く場合は、お部屋の掃除をしっかりと行ってください。
②マスクをする。
喉の乾燥で気道を傷つけないようにマスクをしてみると、喉が潤った状態が続くため、咳は起こりにくくなります。また、濡れたマスクをするというのも効果的です。(雑菌が入らないよう、長時間はしないでください)
潤いマスクを一度試してみてくださいね。
③加湿をきちんとする。
空気の乾燥により、咳も出やすくなるため、湿度調整をきちんとすると比較的出にくくなります。また、加湿によりウイルスが拡散されにくくなる為、家族へ風邪がうつる危険性も少なくなります。喉の負担も少なくなりますので冬はしっかりと加湿しましょう。
④こまめに水分をとる。
これも喉の加湿を目的とします。
喉の渇きは気道を痛め、乾燥状態で大きな咳をすると、粘膜に傷がつきます。
適度に水分補給をしてみてください。冷たい飲み物は体を冷やしてしまうので、常温か暖かい飲み物がベストです。
⑤喉の保護のための飲み物
殺菌と保湿をするのが効果的です。効果的なものは、ホットはちみつレモンです。
はちみつとレモンには殺菌、抗菌作用があります。また、レモンのビタミンCには傷ついた粘膜を再生させる作用もあります。細菌の侵入を防ぐためにも飲んでみて下さい。
一か月以上咳が続く場合は、咳喘息などの疑いもあるため、一度病院を受診してみてくださいね。それ以外の疾患が隠れている可能性もあります。
⑥風邪は首を温めるのが一番効果がある
通常の風邪にはこれが一番効果があります。
風邪のウイルスは通常37度以上になると活動を停止します。
その為、風邪を引くと熱が出るのですが、自分の体温だけではなく、外部からの温めでも効果は抜群です。ホッカイロを胸と背中に貼ってタオルを巻いて喉を温めてください。
咳も出にくくなりますし、1日で症状が良くなりますよ。
⑦温度差をなくす。
温度差も咳が出やすくなる原因となりますので、温度差が出ないように、気を付けてみてくださいね。
7項目ほどご紹介してみましたが、どれも手軽にできる内容ですぐに実践できるものばかりですので、つらい咳の時には、
是非試してみてくださいね。
咳が出ると寝ることもままならない事も多々ありますので、注意してくださいね。
喉はすぐに傷めやすい部位ですので、予防も大切です。ある程度は気を付けることで抑えることもできます。
咳が出やすくなる環境より、出にくくなる環境の方が咳が出る本人自信もしんどくないはずですので、少し心掛けてみてくださいね。