秋の花といえばコスモス、色とりどりの花畑は、最高のレジャーですね。おうちでも育てやすい花ですので、今年はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?こちらの記事では、コスモスの花の開花見ごろと種まき時期、育て方についてご紹介します。
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コスモスの見ごろ開花時期や特徴
コスモスの開花時期は、6~11月頃の夏から秋にかけて長く開花します。7~8月頃に咲く「夏咲き」、10~11月に咲く「秋咲き」、種まきから約3ヶ月後の9月に開花させる「早咲き」の3種類が、入れ違いに咲いていきます。
コスモスは、キク科・コスモス属に分類される一年草の総称。メキシコが原産の花で、標高2,000mに近い乾燥した地域でも育ちます。草丈は2~3mにもなります。
日本のコスモスは、明治17年に伝わってきた秋咲きのコスモスが最初で、その後品種改良によって夏咲きや早咲きのコスモスが誕生しました。
一般的な花の色は、ピンク、白、赤ですが、品種改良で黄色や赤茶色なども生まれています。コスモスの品種はいくつもあり、八重咲きや丁字咲きといった、色だけでなく花の形も様々です。代表的なコスモスの種類は、10~11月に開花するコスモス(別名アキザクラ)や、4~11月に開花するチョコレートコスモス(別名ビデンス―アトロサンギネア)、7~10月に開花するキバナコスモス(別名キバナアキザクラ)の3種類が挙げられます。
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コスモスの種はいつまく?
コスモスの種まきは、3~7月下旬が適期です。夏咲きの品種は、7~8月に開花するので3~4月に種をまきます。早咲きの品種は、まいてから2~3ヶ月後に開花します。4月にまくと7月初め頃咲き、8月半ばにまくと10月初めに咲くといったように、まく時期によって咲く時期を調整することができます。
秋咲きの品種は、10~11月に開花するので6~7月に種をまきます。早くまけば咲き始めの10月まで背丈が大きく育つので、背丈の高いコスモスが楽しめます。遅い時期にまくと、育つ時間がないまま10月を迎えてしまうので、50cmくらいの背丈の低いコスモスが楽しめます。
まく時期によって花の高さを調整することができます。
コスモスの育て方
コスモスは、基本的には一年草の植物ですが、たまにこぼれ種で、同じ場所に次年花が咲くことがあります。コスモスは、放っておくとどんどん背丈が伸び、2mくらいまで成長することもあります。そうなると、支柱が必要になります。
また、コスモスの花は茎先にしか咲きません。背丈を抑えてたくさんの花を楽しむためには「摘芯」が必要です。摘芯とは、伸びている茎をはさみで切ることです。こうすると、切った下から脇芽が出て枝分かれし、その先に花が咲きます。この作業をこまめに行えば、脇芽を増やすことができ、時期になるとたくさんの花を楽しめます。
背丈を抑えるには、茎が伸びてきたら好みの高さで切り戻す作業が必要です。コスモスは短日植物なので、日が短くなる9月以降に花芽ができます。摘芯や切り戻しの作業は、早いうちから手掛け、少なくとも9月に入る前に行っておきましょう。摘芯を行うことで、枝が増え、その分葉も増えます。
そのため、夏には増えた葉で蒸れてしまい、腐りやすくなる恐れがあります。そんなときには、夏に再度切り戻しを行い、葉を減らして風通しを良くしておくのがポイントです。花が咲き終われば、その花柄はこまめに摘みましょう。次の花が咲きやすくなります。
コスモスはメキシコ原産の植物ですので、乾燥には強いのですが、水をやりすぎると根が腐ることがあります。鉢植えにすると根が育ちにくいため、水切れを起こしやすくなるので、地植えをおすすめします。
地植えであれば、真夏以外それほど水やりを心配しなくても丈夫に育てることができます。春・秋は地面が乾燥してきたらたっぷりと、夏は1日2回くらいの水やりを行います。日中の暑い時間帯に水やりをすると、水が温まってコスモスの根を弱めてしまいますので、朝夕の涼しい時間帯に行ってください。
プランターに植える場合は、土が乾いたらたっぷり水やりを行ってください。
コスモスは半日影でも十分開花しますが、日当たりがよく風通しのよい場所を好みます。ただ、チョコレートコスモスは夏の暑さに弱いため、涼しい場所で管理してくださいね。
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