春の風が気持ちいい季節になりましたねぇ。
チエばあちゃんです。
今日は大人のはしか(麻疹)予防接種のお話をしますね。
「はしかって子供の病気でしょ?」と思っている方、実は40代前後の世代がいちばん危ないって知っていましたか?
なぜ大人にもはしか予防接種が必要なのか、費用はいくらかかるのか、科学的な理由も交えながらお伝えしますね。
「子供の頃に打ったから大丈夫」は間違い?はしか予防接種の落とし穴
「小さい頃に予防接種を受けたから、もう安心」と思っている方は多いですよね。
でもね、これがいちばんやりがちな勘違いなんですよ。
はしかの定期予防接種が始まったのは1978年のこと。
ところが、1990年より前に生まれた方は、接種が1回だけだったんです。
ワクチンというのは、1回の接種で得られる免疫は約95%。
残りの5%の方はじゅうぶんな抗体がつかないまま大人になっている可能性があるんですね。
しかも、1回接種で抗体がついた方でも、年月とともに抗体の量が少しずつ減っていくことが医学的にわかっています。
これを「抗体価の低下」と呼ぶんですが、接種から30年以上たった40代の方は、知らないうちに感染しやすい状態になっていることがあるんですよ。
はしか予防接種が2回必要な科学的理由とは
1990年以降に生まれた方は、国の方針でMRワクチン(麻疹・風疹混合)を2回接種しています。
2回打つと免疫の獲得率は99%以上になって、しかも「免疫記憶」がしっかり体に刻まれるんですね。
1回目の接種で免疫の「設計図」を作り、2回目でそれをがっちり定着させるというイメージです。
一方、50代以上の方は予防接種を受けていない世代ですが、子供の頃にはしかが普通に流行していたので、自然に感染して強い免疫を持っている方がほとんどなんです。
自然感染による免疫は、ワクチンよりも強くて長持ちすると言われています。
つまり、いちばん心配なのが1972年〜1990年生まれ、今の30代後半〜50代前半の世代ということになりますね。
1回しか打っていない、もしくは接種記録がわからないという方は、ぜひ一度確認してみてくださいね。
大人がはしかに感染するとなぜ重症化しやすいのか
「大人のはしかは怖い」とよく言われますが、これにもちゃんとした理由があるんですよ。
はしかウイルスは免疫細胞そのものに感染して、体の防御システムを一時的に弱らせてしまうんです。
子供より大人のほうが免疫反応が過剰に起きやすく、高熱が長引いたり、肺炎や中耳炎といった合併症を起こしやすいんですね。
さらに重い場合は脳炎を引き起こすこともあって、1000人に1人の割合と言われています。
はしかの感染力は、インフルエンザの約10倍。
空気感染するので、同じ部屋にいるだけでうつることもあるんです。
免疫を持っていない人が感染者と接触すると、ほぼ100%感染すると言われているくらい強い病気なんですよ。
2024年にも国内で輸入症例をきっかけにした感染拡大がありましたし、海外渡航が増えている今、いつ身近で流行してもおかしくありません。
はしか予防接種の費用|40代の大人はいくらかかる?
大人のはしか予防接種は、基本的に自費(任意接種)になります。
2026年現在の費用の目安はこんな感じですよ。
・はしか(麻疹)単体ワクチン:5,000円〜8,000円くらい
・MRワクチン(麻疹・風疹混合):9,000円〜12,000円くらい
医療機関によって金額が違いますし、麻疹単体ワクチンは取り扱いが少なくなってきているので、MRワクチンのみという病院も多いんです。
事前に電話で確認してから行くと安心ですよ。
また、自治体によっては助成金制度を設けているところもあります。
特に妊娠を希望する女性やそのパートナーを対象にした風疹の助成に、麻疹も含まれる場合があるんですね。
お住まいの市区町村のホームページを確認してみてくださいね。
予防接種の前に抗体検査を受けるのが正しい手順
「とりあえず打っておこう」という方もいますが、おばあちゃんのおすすめはまず抗体検査を受けることです。
血液検査で今の抗体の量を調べられるんですよ。
費用は3,000円〜5,000円くらいです。
抗体がじゅうぶんあれば、わざわざ予防接種を打つ必要はありませんからね。
逆に抗体が低い場合は、検査結果を見せればスムーズに予防接種の相談ができます。
予防接種は内科やかかりつけ医で受けられます。
事前に予約が必要なところがほとんどなので、まずは電話で「大人のはしか予防接種を受けたい」と伝えてみてくださいね。
はしかの予防接種で家族と自分を守りましょう
はしかは、自分だけの問題ではないんですよ。
まだワクチンを打てない赤ちゃんや、免疫が低下している方を守るためにも、周りの大人がしっかり免疫を持っておくことが大切なんです。
これを「集団免疫」と言うんですね。
母子手帳が手元にある方は、予防接種の記録を確認してみてください。
記録がわからない方も、抗体検査をすれば今の状態がわかりますから、心配しなくて大丈夫ですよ。
「自分はたぶん大丈夫」ではなく、「確認して安心」が何よりの予防です。
よかったら、今度のお休みにでもかかりつけのお医者さんに相談してみてくださいね。




