こちらの記事では、耳の下が腫れる原因は?痛いのは何科に行くべき?についてご紹介します。疲れたときなど、耳の下が腫れて固くなることがありませんか?痛い場合は病気の可能性もありますので、注意が必要です。
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耳の下が腫れる原因
耳の下が腫れる原因として、リンパ節が腫れることが原因の場合があります。リンパ節の近くに耳下腺という器官があります。この耳下腺はどのような働きをするのかというと、唾液を作る場所となります。
リンパ腺から細菌やウイルスが入り込むことにより、炎症を起こすため、リンパ節が腫れることにより、耳の下が腫れる原因となるのです。
耳の下部分のところでしこりがある場合は、粉瘤の可能性があります。
リンパマッサージをしてみて改善することもありますので、まずは、試しに優しくマッサージしてみましょう。ただし、マッサージができないほど痛みがある場合は、注意が必要です。
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耳の下が腫れて痛いのは病気?
一般的に耳の下が腫れて痛みがある場合は、流行性耳下腺炎が疑われます。この病気の別名はおたふく風邪。原因菌は、ムンプスウイルスです。
主に、高熱と耳下腺の腫れを伴い、潜伏期間は約2~3週間と言われています。顎のラインに沿って両側が腫れることが多いですが時間差で腫れることがたまにあります。1度かかってしまえば、2度目はほとんどかかることはありません。
治療薬はないので、対処療法が一般的です。しかし、重症化すると難聴や髄膜炎・睾丸炎などの合併症を引き起こすため注意が必要です。
子供がかかる病気と思われがちですが、大人もかかることはあり、非常に重症化しやすいです。子供のころにかかってない場合は、予防接種を大人の方でも受けましょう。
それ以外に、腫れと痛みを伴う病気は、反復性耳下腺炎です。1年単位で繰り返すことが多く6歳前後がピークとされています。
おたふく風邪と似たような症状をしますが、熱はほとんど出ません。痛みもほとんどありません。判断がつきにくいため、体内の抗体検査をすることで、診断がつきます。
急性化膿性耳下腺炎も痛みを伴い腫れる病気です。何らかのきっかけにより、口腔内から細菌が耳下腺内に入り込み、化膿することで起こります。原因菌は、黄色ブドウ球菌・溶連菌・肺炎球菌とされています。腫れるのは主に片方だけで、抗生物質を服用することにより、抑えることが出来ます。ほったらかしているのは、怖いので、まずは、受診してみてくださいね。
耳の下の腫れ、病院は何科?
耳の下の腫れた場合まず行く選択肢として耳鼻科を思いつくのではないでしょうか。耳下腺炎などの場合は、耳鼻科で大丈夫です。
発症する病気により、受診かは変わってきます。虫歯によるもので、炎症を起こしているなら、歯科になります。腫瘍の場合は、整形外科が望ましいです。おたふく風邪などの場合は、内科で十分です。
まず、何の原因で、耳下腺が腫れていて痛みがあるのかを自分なりに把握しかかりつけの先生に相談をしてみてくださいね。そのうえで、どの科に行くのが良いのか判断してもらいましょう。
もし悩む場合は、まず、すべての科がそろっている総合病院を一度訪れてみてください。