カミキリムシは種類も多く子供にとっては魅力のある昆虫です。
しかし、大人にとっては害虫といえます。
それは樹木や果樹を食い荒らし、被害を与えるからです。
カミキリムシは、樹木だけではなく人にも危害を加えるのでしょうか?
人に危害を与えるのなら、子供が被害にあわないように注意する必要がありますよね。
カミキリムシの特徴は?
カミキリムシは男の子にとっては人気の昆虫です。
見た目がカッコイイとカミキリムシの飼い方まで載っている本もあるぐらいです。
私も子供の頃カミキリムシを何回も見たことがありますが、そのときは怖いと感じましたが、今思うと男の子にとってはカッコイイというのもわかります。
カミキリムシの特徴は大きな顎と長い触角ですが、1種類ではなく日本では約700種類以上もいます。
特に体色や模様には特徴があり、各個体で色合いや模様が微妙に少しずつ異なっています。
そのため、カミキリムシを飼っている子供は色んな種類のカミキリムシを飼いたいと思っているようです。
カミキリムシでよく見られるのが「ゴマダラカミキリ」で体色は黒で白い斑点模様がついています。
他にも有名なのが「シロスジカミキリ」です。
シロスジカマキリは、国内では1番大きなカミキリムシで体色が灰褐色をしていて黄色の斑点模様があります。
触覚をいれて測ると10cm以上もあるので、子供達にとってはカッコイイ!ようです。
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カミキリムシによる被害と対策
子供にとってはカッコイイ存在のカミキリムシも大人にとっては樹木を食い荒らす害虫です。
日本の色んなところに分布しているカミキリムシは、日本の色んなところで被害を与えているようです。
カミキリムシは、樹木や果樹に拘らず家庭でしているガーデニングのバラの花などにも被害を与えるようです。
カミキリムシの成虫は、大きな顎を持っているので、しっかりしている樹木や果樹の幹も簡単に食べてしまいます。
傷つけられた樹木や果樹は弱ってしまいますので、台風などの強い強風などで倒れてしまう可能性もあるようです。
そして、1番の被害がカミキリムシの幼虫です。
カミキリムシの成虫は樹木や果樹の幹に穴を開け卵を産みつけます。
卵が孵化して幼虫になることでさらに被害は大きくなります。
孵化した幼虫は、1年~2年にわたって木の中をトンネル状になるまで食べつくします。
食べられた樹木は樹勢が衰えてしまい、枝が枯れたり樹木そのものが枯れてしまったりします。
幼虫の被害は目に見えないものなので、枯れてしまってから「こんなところに穴が・・・」と後から気づくケースが多いようです。
気づいたときには手遅れになっているので、対策は早めに取っておく必要があるようです。
カミキリムシを見つけた場合は、幼虫がいると考え樹木の幹に穴が開いていないか観察するようにしましょう。
もし穴を見つけた場合は、薬剤「スミチオン乳剤」などを定期的に散布して対策をするようにしましょう。
幼虫の場合は穴の中にいるので穴の中まで薬剤が届くノズルタイプの薬剤がおすすめです。
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カミキリムシは人に被害を与えるの?
カミキリムシは、植物に大きな被害を与えますが、人に対しては襲ってくるということはありません。
ただ、捕まえるときに噛み付かれることはあるようなので、子供が捕まえに行く時は素手では触らずに軍手などを使うようにするようにしましょう。
そして、カミキリムシに食害された樹木は弱くなっているので、倒れてしまう可能性もありますので注意するようにしてください。